【全てわかる】インフレ時のお金を守るための方法4選

2022年4月各国だけでなく、日本でも物価上昇、いわゆるインフレが取り上げられることが多くなってきました。物価上昇局面だと、貯金だけの方が一番損する事となります。

今回はインフレ時のお金を守る方法についてまとめます。

 

もくじ

インフレとは?

2022年のインフレはとんでもない

インフレになると本来は給与も上がるが・・・

お金を守るための4つの方法

まとめ

 

インフレとは?

インフレ、インフレとよく言われる言葉は「インフレーション(Inflation)」です。その定義は「SMBC日興証券:初めてでもわかりやすい用語集」に分かりやすい記載があります。

 

一言で言えば「モノの値段が上がる」ことですね!

 

インフレとはインフレーション(Inflation)の略で、私たちが普段買っている日用品やサービスの値段(物価)が上がることをいいます。インフレには、良いインフレと悪いインフレがあります。

良いインフレの下では、企業が販売価格の上昇で儲かり、社員の給料が増え、消費者は物価上昇による生活費の増加を給料アップで吸収してもっと商品を買うようになり、商品がたくさん売れて企業が儲かる…というサイクルで景気は良くなります。要は、良いインフレは「景気の拡大をともなうインフレ」ということです。

一方、商品の仕入れ価格の上昇ほど商品価格に上乗せできず、企業の業績が悪くなり、賃金が上がらないのに身の回りの商品が値上がりして家計を圧迫する、といった悪循環をもたらすのが悪いインフレです。

 

2022年のインフレで考えると「悪い」インフレに近いといえますよね。違うのは企業の業績はそんなに悪くない印象はあるものの、身の回りの商品が値上がりするが、給与はあまり上がっていない状況なのではないでしょうか。

 

 

2022年のインフレはとんでもない

2022年は原油高(輸送高) × ウクライナ × 円安のトリプルパンチで物価上昇圧力が高まっているのは日々感じるところではないかと思います。

 

ざっと調べてみてもこの位で、実質的にはもっともっとあると思います。

日清カップヌードル

山崎製パンの食パン

ボンカレーゴールド

キッコーマンのトマトケチャップとトマトジュース

雪印コーヒー

コカ・コーラの1.5Lペットボトル

うまい棒

 

そして、輸入製品へのインフレ圧力がかなり大きくなっています。どういうことかというと、以前は110円で輸入できていた商品が、今は126円(2022/4/14現在)支払わないと輸入出来なくなっています。

 

桁を変えると、今までは110億円で購入できたものが、126億円と+16億円も余計な費用がかかるわけです。ここに高騰している輸送費がのしかかると、いかに企業が大変な状況下はお分かり頂けるのではないでしょうか。

 

 

実際、企業の仕入れ値変動を示す「企業物価指数」は2022年3月の対前年同月比は9.5%とエグイ数値です。消費者側にその影響がまだ出ていないので、企業がいかに無理をしているかが分かります。米国は10%、ヨーロッパに至っては30%を超えています。(ひぇぇぇ・・・)

 

 

マイホームを購入される方にとっては木材価格高騰も無視できません。2022年4月から、住宅メーカーによりますが私の知り合いのメーカーの話を聞くと、「例年40~50万上げざる得なかったが、今年は150万~200万の大幅値上げになってしまった」という話がありました。

 

米中の木材買占めで木材価格が高騰し、輸送費も高騰し、鉄の価格も上がり、これから購入を検討される方には向かい風となっています。

 

 

それでも日本はまだマシな状況です。

アメリカ・ヨーロッパ・日本の消費者物価指数を並べるとこんなに差があります。ちなみにイギリスは2022年3月の対前年同月比で7%の消費者物価指数の上昇になっており、2021年9月時の約2倍となっていると報道がなされていますね。企業物価指数は前述したとおりです。

 

 

インフレになると本来は給与も上がるが・・・

通常、インフレが起こると、値上げにより企業売上が増えます。その結果、従業員の給与アップとなり消費行動の促進、それが企業の売上さらに増加するというのが一般的に良いインフレとなります。

 

しかし現在は、インフレが起こり企業の売り上げは増えますが、原油高(輸送高) × ウクライナ × 円安によって、家計で言う「固定費/変動費」が共に爆上がりしています。

 

売上高好調でも純利益低調であれば給与はあがらない(言い方が正確ではありませんがご容赦を)、でも消費者の身の回りの物価は上がり、手元に残る資金が少なくなって消費行動が減少し、景気が後退していく可能性があります。

 

 

お金を守るための4つの方法

ここではお金を守るための4つ方法をご紹介します。

①「収入を増やす」②「節約」

③「仕組み化」④「投資」

 

①はすぐに、誰でも実行できるわけではないので主には2~3についてまとめます。

 

②「節約」

インフレ時の節約は実はできる事は少ないです。ただ、光熱費・燃料費が高騰するので、この部分を効率化することが近道です。

 

すぐに出来る簡単な方法は、「電球のLED化」です。購入して、付け替えるだけです。その他、灯油を電気に変えたり、保温系の電気プラグを抜くだけでも節約につながります。

 

インフレになると買い控えになる傾向がありますが、こうなってくると日本全体のお金の循環が悪くなり、景気自体が後退し、企業の売り上げが減り、給料がボーナスが減ったり、給料が上がらなかったりする可能性もあります。

 

 

③「仕組み化」

Keywordは「自動化」です。

家計の効率性を高めるための、家計簿アプリと各口座・クレジットカードの連携をしっかりと行う事。

 

そして、後述する「投資」の自動積立、もしくは目的別口座を作るならば、その自動化をすることです。こうする事で、やり忘れや手間を大幅に省き、ミスも少なくすることが出来るのではないでしょうか。

 

 

④「投資」

インフレに対する対抗策の中では最も効果があるのが、投資です。

株式投資、もしくは株式連動型商品(日経225やS&P500のETF・投信)が非常に手堅いです。

 

そもそも、物価が上昇すると言う事は、単純に企業の売上高が上がると言う事を指します。売上高が上昇すれば、それは株価の上昇につながります。もちろん単一企業だけで見れば、一概にそうは言えませんが、日経225やS&P500等で見れば上昇に転じることが多いわけです。

 

また、不動産という現物の「モノ」をもっていれば、インフレーションは「モノ」の値段が上がるので、不動産所有者はそれだけでインフレ対策になります。(もちろんあくまで売却できる不動産であれば、です)

 

 

そして、外貨です。単純に過去1米ドル=110円の時に1億円替えていたら、今1米ドル=126円とすると、1億1454万になっているわけです。(20%は税金でとられて、実質は1163万が利益に)

 

 

外貨商品としては例えばVOO・VT・VTIなどがあたりますよね。

 

 

 

まとめ

〇 インフレが進んでおり、日本もそのあおりを受けている

〇 現金至上主義のままだと、インフレの負側面が直撃

〇 対策は主に4つ「収入増」「節約」「仕組み化」「投資」

その中でも、インフレ時は投資がもっとも対策になり得ることは1つ言える事かと思います。

 

 

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