ADHDが忘れるのはなぜ?ADHD本人が気づいた3つの改善策

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自分もADHDでADHDの子供たち2人と日々奮闘しているのですが、
昨日久々に忘れ物で大大失敗をおかしてしまいました。

そのことでADHDが忘れることについて今更ながら気づいたことがありました。
大人のADHDでもそうなのだから、子供のADHDだったらなおさらではないか・・・と思いました。

今回の大失敗で得た教訓としては、「初めて行く所など、緊張状態だと更に持ち物に注力できないので、今まで以上に意識しなくても忘れ物をしないような工夫が必要」だということです。

ADHDはワーキングメモリーが少ないからあれこれと一度には覚えておけません。
そして、もともと不注意なのでうっかりミスが多いです。

初めての環境の中でしなければならない手続きなどのことで頭がいっぱいだったことが、今回の置き忘れの原因でした。

いつものカバンを家に置いていった結果、中に入れたままの財布まで家に忘れてしまいました。

今まで、ADHDの問題を自覚しつつその問題をカバーするような生活の仕組みを自分で作っていたつもりでしたが、もう一工夫必要だと実感した昨日の失敗でした。

ADHDの問題の克服は、失敗から自分が抱えているADHDの問題を自覚し、更にどのように工夫すべきかを考えることだと思います。

ADHDがすぐ忘れるのをどうやって防げるか、改めて考えてみたいと思います!

目次

ADHDが忘れるのはワーキングメモリーが少ないのと確認が足りない

今回の大失敗は、初めて行った大学病院での出来事でした。

長男ちょこ太は小学生の時からアレルギーで鼻詰まりがひどく、日ごろほぼ口呼吸のみという状態です。
本人は慣れっこのようですが、母としては何とか改善させたいと思い、某有名大学病院に行くことを決めました。
朝早く車で大学病院に到着後、ちょこ太と耳鼻科の受付を済ませ、待ち時間の間に売店で飲み物と軽食を買い、お金を払おうとしたときです。

「財布がない!」
パニックの中、持ち物をガサゴソひっくり返すと、ありがたいことに保険証入れにクレジットカードが1枚入っていました。
なんとかクレジットカードで会計を済ませて、診察も終えて帰ろうとしたときです。

駐車場の清算をしようとしたら、現金しか使えない!
ここは港区で自宅へ取りに帰るにもかなりの距離があります。

かなり悩んで、駐車場の係りの方に話に行くと、ご厚意で後日払えばいいと言ってくださいました。

何とか帰れると思ったとき、2つ持っていたうちの1つバックがない!


その中には、装着感が好みのお気に入りイヤーマフ(遮音用ヘッドホン)が入っていたのでした。
私はADHDからくる聴覚過敏で、外出中はこれがないと気持ちが落ち着かないんです。

2つバックを持ってきたことを後悔しました。
不注意なADHDは外出中は持ち物はできるだけ身につけるか、一つだけにしなければならないのに。


大学病院なので待ち時間が長いと思い、自宅からあれこれと暇つぶしグッズを持って行ってしまったのが失敗でした。

ADHDが忘れるのは特性なので仕方がありません。

でも、それを分かった上ですべての行動を準備しないと今回の私のように大失敗をしてしまいます。

  • 外出する時は持ち物は最小限に抑える
  • 慌てると自宅にも外出先でも色々な事や物を忘れるので、時間には余裕を持つ
  • 財布やスマホなど持ち忘れ防止のため、チェック表にして玄関のドアなど目に付くところに貼る

この3つのポイントは特に気をつけようと思いました。

ADHDが忘れるのはそれだけではない

初めての場所へ行くことで、自分が精神的に余裕がない状態になってしまっていました。
取り返しのつかないことにならなくて本当に良かったと思います。

心に余裕がない状態だと、パニックになることも想定した上での用意が必要になるんですね。


ちょこ太が今まで9回も通学定期券をなくしたのも、本人に聞くと
「あの時は○○だったから、慌ててて・・・」と言い訳していることが多くありました。

何でこんなに定期券をなくすのだろうと思いましたが、慌てて違うことに気を取られると物をなくしやすいということが身をもってわかりました。
なぜなら気を取られてて、持ち物に注力していないからです。

ちょこ太も、今回の私と同じだったんだ・・・

自分もADHDなので、ADHDの子供の気持ちがよく分かります。
今回の経験で自分も二度となくし物をしないように、うっかりと忘れるのを更に気をつけようと思います。

ADHDが忘れるのを事前に対策しておくことの重要性

突発的に何かが起こった場合、ADHDは順応するのが苦手です。

何か起こるかわからないけど、事前に起ることを想定して準備することがとても大事なんだと改めて思います。

先ほどの3つのポイントは最初は必ず心がけた方がいいと思います。
ADHDは脳の機能不全からくる特性なので、完全に治すことは難しいんです。

いかに工夫して失敗を防いで、それを習慣づけられるかで、今後生活しやすいかどうかが大きく変わります。

失敗しても、何度も訓練を繰り返して、忘れない工夫を自分の体と心にうえつけましょう^^

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この記事を書いた人

都内に住む中2の息子と小5の娘のママです。
3人ともADHDなので毎日が戦いです!
不器用だけど、子供たちへはあふれんばかりの愛情で育児をしています^^
泣いたり笑ったり怒ったり、壁にぶつかりながらでこぼこ3人は何とか毎日前に進んでいます!

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