【UVレジン工作】クラゲの漂う水族館を作った!

家族、子育て

小学4年生の息子と一緒に、UVレジンではじめて、クラゲの漂う水槽を作ってみた。
はじめてにしては、我ながら上手に出来た。

本記事では、UVレジンでのクラゲ水槽の制作工程を解説する。

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UVレジン液―手軽にプラスチック(樹脂)を成形できる工作材料

UVレジン液は、透明な液体である。
紫外線を照射すると固まって固い樹脂(プラスチック)になる。

UVレジン液と紫外線ランプ、それに必要に応じて型を用意すれば、素人でも手軽に樹脂による造形が楽しめる。
UVレジンを使用したアクセサリ製作などは、人気のある工作である。

  • UVレジン液は、有毒性があるので、皮膚、粘膜、口や目に接触しないように注意する必要があります。特に、手袋や換気には気を付けて使う。
  • 紫外光も有害なので、絶対に直接目で見ない、できる限り皮膚への照射も避けることが大切です。

ユーチューブはアイディアの宝庫

しばらく前に、息子にUVレジンを買ってあげた。
以来、息子はメダルを作ったり、カエルの花瓶を作ったりと、工作を楽しんできた。

そして最近は、息子と二人でUVレジン工作の動画をユーチューブで見るのが楽しみである。
完全に職人になってしまっているユーチューバーたちが、ペンギンの泳ぐ水中をレジンで再現したり、葛飾北斎の富岳三十六景神奈川沖を立体に作ったりするのに、感心した。

そうした動画はたいていは、制作過程を丹念に撮って紹介している。
同じものを作るわけでないにしても、材料や作り方についてのアイディアはとても参考になる。

初めてレジンで水族館を制作

今日、二人で水族館を制作してみた。

レジンでクラゲを製作

まず、シリコンの型にレジンを流し込み、裁縫糸やレジンで作ったヒラヒラをくっ付け、クラゲを作った。
水性塗料でテキトウに色を付けたにしては、まずまずリアルにできたつもり。

蛇の水槽

息子はゴム製の蛇のおもちゃを出してきて、クラゲと蛇の水槽を作った。
庭で拾った砂をレジンで固めた地面と、庭のラベンダーの葉で作った藪がリアルで、藪に蛇が分け入って行く動きもよい。

クラゲ水槽の製作過程

もう一個は、クラゲの水槽である。
ユーチューブで見たのを真似て、クリアファイルとセロテープで作った箱に、レジンを流し込んで固めて作った。

もうこの時点で、思いのほかクラゲがリアルで、わくわくものであった。

紫外線をしつこいくらいに照射した後で、箱から出してみたら、はじめての製作にしては、結構いい感じである。

材料は、以下。

  • UVレジン
  • クラゲ(UVレジン、裁縫糸、水性塗料)
  • 庭の砂
  • 青いボールペンのインク
  • サンゴは、自由研究キットで作った結晶

以下の完成品の写真を見ながらだとわかりやすいと思うが、レジンは5段階に分けて流し込んだ。

  1. 砂利を混ぜたレジンで、海底を作る。
  2. 青いインクを混ぜたレジンで、深海の青い水の層を作る。ドリルで穴をあけ、サンゴを配置。
  3. サンゴの上くらいまで、色を付けないレジンを流し込んだ。サンゴのてっぺん付近の高さに、この時の液面が断層として残っているのが、写真でも確認できる。
  4. 1匹目のクラゲを横置きに配置し、クラゲが埋まるまでレジンを流し込んだ。
  5.  4.で流し込んだ後固めたレジンにドリルで穴をあけ、2匹目のクラゲを穴に固定。5段目のレジンを流し込んで完成した。

完成品の写真と出来栄え

薄いクリアファイルでの自作容器を使用しただけあって、ずいぶん湾曲した水槽になった。

とはいえ、ずいぶんときれいなものが出来上がった。
はじめてにしては上出来である。

ただし、明るいところでじっくり見ると、いろいろ難点が見当たる。

  • レジンの注入を一度止めたときの液面が、断層として残ってしまった。
  • 上のクラゲを固定するためにドリルを使用した際の圧でできた放射状のヒビが、弾痕のように残った。
  • 泡がたくさん入ってしまった。
  • 側面にも段差があり、本来はヤスリで取り去るべきものだが、断層や銃弾がひどいために、気にならないくらいだった。

きれいな水中を作り上げるユーチューバーたちの技術、恐るべしである。

もっとも、写真だと欠点が引き立つようだ。実物ではこれほどには気にならないし、泡も見ようによっては、かえって幻想的にも見える。

ただ、今回我ながら大変満足したのは、クラゲのお腹から延びる、UVレジンで作って赤く塗ったビラビラが、自然に水に溶けている感じが、はからずもすごくリアルに出来上がったこと。

まとめ―作った感想、製作の楽しさ

UVレジンは、素人の私たちが自由に、手軽に樹脂(プラスチック)で工作ができる材料。はじめて使用した時には、型に流し込んで、コイン型に成形しただけでも、大興奮だったくらい。

製作の中でのいろいろな工夫については、ユーチューブ動画が大変参考になる。

今回は、レジンによるはじめての立体的な造形として、クラゲの水槽を製作してみた。
レジンで層を分けて立体造形をしたわけだが、細かい作業も含め、製作過程は大変楽しい。

親子で一緒に工作するにも、とても楽しい材料だと思う。

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手持ちのUVライトではつらく、光源の固定は必須でしょう。
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