調剤薬局で10年以上働いている薬剤師である私が、年収1000万円の転職の紹介をもらいましたので、その時の求人内容について解説したいと思います。
私が実際に転職活動をしていて感じることは、薬剤師が年収1000万円以上で転職をするのはかなり難しいということです。
学生の頃は年収1000万円以上をもらっているイメージをしていたことはありましたが、現実はそんなに甘くはなく、今後もかなり厳しい状況が続くと思います。
特に、調剤薬局やドラッグストアで年収1000万円の転職はかなり厳しいと思います。
ICT化や調剤業務の非薬剤師化が進むにつれて、薬剤師の役割も大きく変わりますので、転職をすることでリスクも高まってくると思います。
転職をするときに感じることは、自分のやりたいことと給与は比例しないということです。
私はキャリアチェンジでの転職を探しているのですが、やりたい仕事の場合は転職をすることで今の生活レベルを下げないとならないくらい給与が下がります。
逆に今までの経験を活かせる求人の場合は、給与が高くなる傾向があります。
調剤薬局の薬剤師が転職をする場合は、他社の調剤薬局への転職をするのが一番給与は上がりやすいと思います。
今回は、今まで以上に年収が高い状態で転職をするにはどのようにすればよいのかをまとめてみました。
実際にヘッドハンターから年収1000万円の求人メールが私に届いたので、紹介したいと思います。
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Contents
リクルートダイレクトスカウトで年収1000万円の求人を探してみた
私は、リクルートダイレクトスカウトという転職サイトをメインで使っています。
リクルートダイレクトスカウトとは、リクルートのハイクラス転職サービスです。
1000万円以上の高い年収を探すなら、登録しておきたいところです。
登録は無料になりますので、おすすめです↓↓↓
リクルートダイレクトスカウトの大きな特徴としては、ヘッドハンターに無料で相談することができることだと思います。
転職状況だけを確認したい場合は、リクルートダイレクトスカウトがおすすめです。
私も登録しましたが、担当者から連絡が来ることもないです。
自分でヘッドハンターを選んで相談することができるので、焦らずに転職活動ができます。
まずはリクルートダイレクトスカウトに登録されている求人情報で、年収1000万円以上の求人を探しました。
業種・職種・勤務地を選ばないで年収1000万円以上の求人は、全部で23,863件でした。
23,863件は、たとえば800~1,000万円という求人の場合も含まれてしまうので、実際はもっと少ないと思います。
ドラッグストア・調剤薬局で、年収1000万円以上の求人を探してみた。
次に、業種を「ドラッグストア・調剤薬局」にして、年収1000万円以上の求人を検索したら、全部で30件でした。
すべての業種だと23,863件あったのが、ドラッグストアと調剤薬局を選択しただけで、30件に減ってしまいました。
30件の内訳についても説明します。
30件中27件はIT・インターネットの業種で、オンライン服薬指導や電子薬歴などの会社のコンサルタントや部長職の求人なので、ドラッグストアや調剤薬局で働いている薬剤師には関連性の低い仕事内容だと思います。
IT以外の求人では、コンタクトレンズ製品のマーケティングのマネージャーの求人がありました。
年収は1000~1200万円で、かなり高いです。
これも薬剤師資格には全く関係のない仕事内容なので、なかなか難しいです。
3年以上のマーケティングの経験や高度なビジネス英語は必須条件とのことなので、ハードルはかなり高いです。
1件だけですが、大手ドラッグストアの求人がありました。
年収は700万円~1000万円なので、ある程度の経験がないと1000万円は難しいと思います。
仕事内容は、経営管理業務・経営課題に対して課題解決の実施とのことです。
実際に現場で働くのではなく、マネジメント業務の仕事内容になります。
必要な経歴として、店舗のエリアマネージャーとしての業務経験が5年以上ある方になっていますので、店舗運営だけでなくマネジメントスキルも重要になってきます。
実際に年収1000万円の求人の紹介があった内容
薬剤師である私が、年収1000万円の求人の紹介がありましたので、説明したいと思います。
私がメインで利用しているリクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターから、「一求入魂」という非公開の求人の内容が直接メールで届きました。※一球入魂ではありません。
リクルートダイレクトスカウトでは、一求入魂という好条件のスカウトメールが届くことがあります。
一求入魂スカウトとは、ヘッドハンターが求める限られた会員のみに送信されるプレミアムスカウトとのことです。
メールの内容は、大手調剤薬局の経営幹部候補としての求人の紹介でした。
年収は800~1000万円で、1000万円も検討すると記載がありました。
薬局の経営者から直接ヘッドハンターに依頼をされている内容みたいなので、非公開になっていたそうです。
業務内容としましては、関東エリアの経営責任者候補なのでかなり広範囲になります。
全国展開をしている薬局で、関東エリアを強化したいという内容でした。
私は同じ調剤薬局での転職は考えていないので、今回の内容についてはお断りしましたが、
もしかしたら年収1000万円の転職も可能だったのかもしれません。
私がリクルートダイレクトスカウトに登録して半年が経ちますが、1000万円以上のスカウトメールは1件のみでした。
ヘッドハンターからのスカウトメールを増やす方法としては、レジュメという紹介文章が詳細に書いてある方が、スカウトされやすいと思います。
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まとめ
今回は薬剤師が転職で年収1000万円を目指す方法についてまとめました。
現実的に考えると、年収1000万円はとても難しいと思います。
調剤薬局の場合だと、マネージャー以上のスキルを持っていれば年収1000万円の可能性はあると思います。
ただし、薬剤師が給与を上げる方法としては他にもいくつかあります。
・地方の管理薬剤師に転職する。
・個人経営の調剤薬局に転職する。
・残業や休日出勤を増やす。
・昇給して役職手当をもらう。
色々と給与を上げる方法はあるかと思いますが、環境が変わったりリスクを伴うこともあるかと思います。
やはり転職をする前に、今できることをしっかりと取り組むことも大事かと思います。
忙しくてゆっくりと考える時間がない方は、リクルートダイレクトスカウトはおすすめできます。
登録をしても担当者から電話が来ることは1回もないので、自分のペースで転職活動ができます。
年収800万円以上の求人多数
ハイクラス転職はリクルートダイレクトスカウト
とりあえず転職状況だけを確認したい場合は、リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターに相談してみると良いかと思います。
外部環境をしっかりと把握してから転職活動をすると、見え方が変わってきます。
私は二度転職をしていて失敗も多くしていますので、自分が経験してきたことは今後も伝えていきたいと思います。