『副作用?☆』
『人間なら誰もが時には病になり、
病になれば薬を服用する。
治癒のためには薬は最重要だが、
その際、
悩ましいことが一つある。
副作用である。
患者の心理からすれば、
なぜ副作用のない薬が開発できないものかと不満がつのる。
しかし、
薬学の専門家によれば、
彼らはそもそも副作用を排除する思考はしないらしい。
どんな薬だって化学構造に基づき、
その効能が確定されている。
ただ、
薬を服用すれば、
どうしても全身に回り、
ある臓器にはプラスに働いても、
別の臓器にはマイナスに働いてしまうことがある。
また、
ある成分は病の種類によっては作用・副作用が逆転する。
だから、
専門家は薬の副作用を絶無にすることにより、
効能のバランスに配慮した開発を心がけるのだという。
かりに、
副作用がない薬があったとしても、
飲み方を誤れば、
その行為そのものが副作用と同じ結果を招く。
薬に限らず、
物事の成り行きにおいて、
副作用らしきことはたびたび経験する。
毛嫌いせずに、
少々の副作用は異なもの、
味なものと考え、
大人のふるまいで対処したい。』
これは、
PHP(2024年/令和6年)4月号 No.911の裏表紙に載っていた
「副作用」という題の記事です。
薬の副作用☆
仕方のないもの?…
なのでしょうか・・・^^;
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