雪が止むことだけが決まっているなら

モラハラの父と認知症の母と…

記憶は外付けハードディスクに任せれば

2021-10-09 10:50:52 | 日記

父が同窓会なので泊まりに来てくれないかというので、1カ月ぶりに実家へ。
同窓会と言っても集まったのは9人くらいだったらしいけど、まぁこの年で飲みに出るんだから、すごいっちゃあすごい。たまにはそうやって気分転換することもお互いにとってもいいし。

さて、会う度に父は「母の症状がどんどん進んでいる」と言うけれど(それなのに、デイサービスに出かける母に「ドライブ先から電話をして」と念押ししているのが不可解。数分前に聞いたことを忘れる母が覚えているわけないのに)、私にはそんなに進行しているようには感じられない。一緒にいる時間が短いというのもあるかもしれないけれど、とにかく今気になるのは記憶障害だけだ。精神的に不安定になったり、奇妙なことをつぶやいたり、妄想めいたことを言って取り乱したりということは一切なくなったし。父も母が物を投げたり取り乱すことはなくなったと言っている。

記憶障害については、母に質問された時にその都度答えて(時々何回聞いてくるんだよ…と言う感じで、「だから○○だって」と冗談っぽく言うと、「あーそうだったね」と笑ってる感じ)、後はこちらから、あれどうしたの?とかこれどうするの?と言った感じでサポートしていけば、その状況に応じて、これしないとね、あれしようという感じで自分で判断して動ける。
買い物に行く前も一緒にメモを作って(その間も同じ質問何度も繰り返し、何度も冷蔵庫を確認しにいく)、スーパーでは「それはあるからいいよ」とか、「もうかごに入れたよ」とかその都度教えてあげれば特に問題ない。父が「最近は買いものが…」と言っていたが、そんなに前と変わっていないように私には思えた。
以前私から父への手紙で、母は買う物メモ(家に無い物)を父は家にある物メモ(買わなくていい物)を持って行って、もしだぶって買おうとしたら、それを止めるだけでもいい送ったが、忘れたのか、そもそも私のアドバイスなんか聞く気がないのか知らないけれど、きっとついて行くだけで、行き当たりばったりで口出しするだけなんだろうな。
要は、私や父が外付けハードディスクみたいな感じで記憶の部分を補ってあげればまだ生活できる感じなんだけどなー。

でも、完全に何もかも忘れているという感じじゃなくて、「デイサービスでこんなことする。楽しい」とか言って来て、覚えてるんかい!ってなる。それに「お義父さんとお義母さん、元気にしてる?」と聞いてくるから、「お義父さんは1月に亡くなったよ」と言うと、「あーそうだった。忘れてた」と。ということは、完全には忘れてない。そういえば聞いたよね…という自覚がある?

私が行った時母はいつも同じ洋服を着てるんだけど(でも、特に匂うとかはなく)、その度に他に着る物ないの?と探したり着替えさせたり(でも、気づいたらまた元の服に戻ってたり(^^;))、父はきっと母が何を着ているのか全く気にしていないんだろうな。タンスの中は服でいっぱいなのに、実際この時期に着られる服は少なく、2枚ほど買ってあげたけど。実際お店に行ってもなかなか母の気に入る服がなく見つけるのも大変。好きな色合いはわかるんだけど、襟ぐりが広すぎたり、丈が長かったり。かなり痩せているので、サイズが難しい。そうか、私が作ればいいんか(なんでもっと早く気づかない)。今度一緒に生地を探してみるかな。

そうそう、ブラウスに着替えている時に最初のボタンを掛け違えていて、大丈夫か?と思ったが、ちゃんと自分で直すことが出来たんで、一安心。やっぱり記憶以外はそんなに問題ないように思える。

同窓会から帰って来た父は上機嫌でよく喋った。その中で、「これから先どうなるかわからんなー」みたいなことを言っていて、母は「私は施設に入れてくれたらいい」と言うけれど、父は「施設も虐待の話とかよく聞くしなー」と。そうそう虐待が起きるか!そんなの理由にして入らん気か!私は絶対同居は無理だし、あんたも嫌だろ。いざという時は意地でも入ってもらうからな!と私の心の叫び。
その割には家事とか一切やろうとしないし。やるのは風呂掃除(といっても浴槽だけ)、布団の上げ下ろしだけ。洗濯機の使い方とかも覚えればいいのに。ガスコンロも使えるんだろうか、この人…。というのも。テーブルの下に使わない洗剤とか消毒液とかあるから持って帰ってくれと言うので見てみたら、なぜか私がお中元で送ったレトルトカレーまで置いてある。「これ、私が送ったお中元じゃないの」と言うと、「字が小さいし、どうやって食べたらいいかわからん」は???なめとんのか!!!母に「お昼とかにあっためて食べたら」と言うと、「そうだね」と蓋を閉めようとするので、「閉めたら忘れるから」と開けた状態でキッチンの目につく所に置く。
それに翌朝、私が1階だけでもと思い掃除機をかけていたら、どこかからモーター音が。母が2階の掃除を始めたのか?と思ったら、1階の寝室でロボット掃除機が動いている!いや、私がさっき掃除機かけたし。たかだか6畳一間をロボット掃除機って!!意味不明じゃ!
それに、父は「お母さんは施設に入っても人付き合いとか上手い方じゃないし」と言っていたが、いやいや自分から積極的に話しかけたりワイワイするタイプじゃないけど、人当たりはいいし、お母さんは問題ないと思うわ。問題はお前じゃ。なんかトラブル起こしそうで怖いわ。

そして、機嫌いいついでに「俺は女性に対して一番優しい」と意味不明発言またまた出ました!!私が不服そうな顔してたらからだろう。「お前はそう思ってないみたいだが」って。で、母がそこをすかさずフォロー。すっかり手なずけられているというか、波風立てないような生きて来たもはや習性なんだろう。

そういえば、母の部屋を片付けていた時に父の手書きの紙が出て来て、「俺は世界一寂しい男」だとか「俺には家族がいない」とか書いてあって、「何、これ?ふざけてるよね」「お母さんがどれだけ尽くしてきたと思ってるんだろう」と私が言ったら、そうだよねという感じで、くしゃくしゃぽいっ。その程度なんだよ。私達の感情どれだけ踏みにじって来たのか、全く自覚がないというか記憶にさえ残っていないんだよな。

でも、上機嫌な父が母の失敗談をしている時に、「こういう話は家ではするけど、友達には一切しない」と言っていて、へーそういうものなんだ…と。私なんかママ友とか職場の人とかにめっちゃ話すけど。恥ずかしいなんて全然思わないし、吐き出さないとやってられない。男と女の違いなのか、世代の違いなのかしらんけど、面倒くさい。いろいろ話せば友達とかからもアドバイスとかももらえるだろうに。

そういえば、父に胃がんの疑いがあって検査したけれど、はっきり結果が出なかったらしく、12月にまた再検査とのこと。ということは、がんであっても初期いうことか。本人はどう思ってるのか知らんが、酒は普通に飲んでいる。とにかく早くちゃんとした結果が出ないことにはどうしようもないな。

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