雪が止むことだけが決まっているなら

久しぶりの更新。

先月末に母と一緒に買い物に行って、母の日のプレゼントとしてバッグを購入。でも、その後、なんで新しいバッグがあるのか忘れる。私が伝えてもまた忘れるけど、まぁそれは別にいい。それよりも、翌日実家に母を送り届けた時に、父がどこに行ったのか聞いて来たので、「母の日のプレゼントにバッグを買ったよ」と言ったら、「いるとか」と一言。普通そういう時は、よかったな…とかありがとう…だろーーー。しょうがない。そういう人だ。

そういえば、先週実家に泊まった時、お風呂の洗面器とかカビていたので（今度はカビキラーを持っていかないと）、お風呂入ったついでに洗っておいた。すると翌朝父が母に「風呂掃除をしたのか」と聞いているので、私が「お風呂に入ったついでに洗ったよ」と答えるとなぜかノーコメント。完全スルーだ。なんなんだろう、あの人は。別にお礼を言って欲しいわけじゃないけど、不可解過ぎる。

母はうちに一泊したけれど、特に問題はなく。料理の手伝いをしてくれたけれど、途中で何これ？状態になるのはいつものこと。精神的には安定している感じで、妄想めいたことを言って取り乱したりとか、独り言をぶつぶつ言ったりとかは一切なく、記憶障害以外はいたって平和。

そして、先週は一緒に病院に行くのに実家へ。
父の話だと、最近は物を投げることもなくなって穏やかだと。ただし、たまにネガティブになって泣いたりすることもあるらしい。
でも、デイサービスでは下の名前で呼ばれ、昼食の準備を手伝ったり、漢字のクイズなどをしたりして、スタッフさん達に声掛けされ、お礼を言われ、褒められているのがいいみたいだ。
病院の先生もデイサービスの回数を増やしてみては？と言われたけど、空きがないと父。そこで、デイケアはどうですかということで、見学に行ってみることに。
そこで母が見学している間に父と話を聞き、週1回でお願いすることに。

そういえば、ぼけって移らないよねとか変なことを聞いて来た母(^^;)。そんなことないよ…と。
デイサービスには、ただぼーっとしていて、歩くのも支えてもらいながらやっとというおばあちゃんもいるとかいう話もしていて。他のことについてはあんなことがあった…とか話さないのに、デイサービスのことは部分的ではあるけど覚えているみたいだ。タケノコ掘りの写真も見せてくれた。いい笑顔だ。元々綺麗な人だったし、若く見えるし、こうして見ると普通の小綺麗なおばあさんなんだよなー。

とにかく短期記憶が全然だめで、買い物のメモを書く時も料理する時も同じことを何回も聞いてきて、ほんと日常生活よく送れているよなーという感じ。最終的に何か料理ができていれば問題ないか。
そして、新聞で日にちを見てカレンダーで予定を確認するという行動が一日に何度も。でも、それはまだ自分で何かしようという姿勢の表れなので、きっといいことなんだ。それが無くなった時が怖いな。

そういえば、認知症に関する本を2冊買って持っていたんだけど（将来的に施設のこととか、金銭的なこと。相続や死後の手続きなど）、父は「医療費はかからないから問題ない」（母は被爆者手帳を持っている）と言って読む気はなさそうだ（開きもせず、テーブルの上にぽんと置く感じ）。
いやいや、医療費の問題だけじゃないし、遺産は少なくてもそれ相応の手続きがいるし、母が先に亡くなったら父がいろいろやらないといけないし（私が手伝うにしても）、将来的に施設に入ることになるかもしれないし、ある程度頭に入れておいて欲しいんだけどーーとは言えなかった。ていうか、どうせ素直に聞いてくれないんだろうなーと思うと、いちいち説明するの面倒くさい。帰ってから手紙でも書くか…と思っていたけど、そういえばまだだったなー。

それにまた「認知症じゃない。記憶障害だ」とか言ってたなー。一体どういうことなんだろう。病院で認知症という診断も受けて、介護認定も受けて、デイサービスにも行ってるんだろうがー。信じたくないのはわからんでもないけど、「認知症じゃない」と言い切る神経がわからん。一番の問題はやっぱりこの親父か。

それにしても、母に対して、早く風呂に入れだの髪を乾かせだの、うるさい親父だよ。自分の言うことややり方がが正しいに決まってるだから、俺の言うとおりにしろ感がうざい。まあ直らないけど。
でも、父が探し物をしていて母に聞いた時、母も「捨てるはずはないけど…」と言っていて、それに対して「いちいち動かしてもらったら困るなー」という感じで、責めたり怒ったりしなかったのは進歩か。母が落ち着きあることで、父にも何か影響しているのかもしれない。