詩 青白い炎の中で

青白い炎の中で
俺はいのちの熱を見た
いのちは空気を炎に燃やして
見たことのない熱を出す
俺は熱を感じた、いや感じていない
触覚が麻痺して、感じていないだけだ
熱は眼に見えない、聞くことも出来ない
触覚の麻痺は致命傷になる
麻痺した脳は
いのちを値踏みしようとして
脳は熱を光に変えようとして
失敗した
いのちは動く
いのちは走る
いのちは飛ぶ
いのちは潜る
いのちは暖かい
いのちは輝く
いつかいのちの熱を感じる
真人間になろう