シチメンソウの見学

娘夫婦が婿さんの仕事の関係で2週間に1回週末に泊まりに来ます。

孫が2人、孫守は大変で日曜日の夜に帰るのですが帰った途端にほっと一息

ですが、しばらくすると不思議なもので今度はいつ来るかなと思います。

コロナ感染症も一段落なのでしばらくぶりに全員で近場にドライブに出かけ

ました。この時期は有明海の一か所のみにあるシチメンソウが赤く色づき見

頃というニュースがありましたので見学に行きました。

場所は佐賀市東与賀町で有明海の干拓地へひたすらまっすぐいった所で、干潟

よか公園の中にあります。

この公園は子供が喜ぶ遊具が一杯あり、3歳の孫娘は夢中で遊び走り回っています。

何より駐車料金は無料でゆっくりとしたスペースが設けてあります。

さて、シチメンソウですが大分赤みががっていてもう見頃になっていました。

シチメンソウの説明

シチメンソウは有明海の沿岸部でもこの東与賀干潟のみに生育する貴重な植物です。

秋に(11月初旬)になると赤く色づき「海の紅葉」とも言われ有明海の秋の風物詩

になっています。

干潟に生息するシチメンソウ

右手には堤防が見えます

シチメンソウはアカザ科の1年生植物で30㎝~40㎝の高さになります。春になると

発芽し、生育するにつれて色彩が変化します。

葉全体が紅紫色に変化、こん棒状の

葉の付け根に紅色の果実をつける

有明海は日本一干満の差があり、この場所も満潮になったら海の中に沈んでし

まいます。ですから強い生命力を持った植物です。

右手は保護されたシチメンソウ、

左手は干潟の中で育つシチメ

ンソウ

有明海のこの一帯はラムサール条約によって守られる干潟です。冬になると大量の

渡り鳥が飛来し、その種類、数ともに日本一を誇ります。

ラムサール条約制定を機に「ひがさす」東よか干潟ビジターセンターが建てられ

干潟の生態を詳しく展示してあります。

また干潟を一望できる展望台があり、この時は丁度干潮の時で広大な干潟が

一望できました。

作成者: miyachan

定年退職後に佐賀に戻り、気ままな一日を過ごしています。でも毎日晴耕雨読をもっとうに、健康第一に農作業、スポーツに励んでいます。