どのプログラミング言語を習得するべきか【マスタするのは2つだけ】
IT企業が求めている人材に必要な技術スキルは、特定のプログラミング言語ではありません。しかし、最低限のプログラミングの知識は必要です。どういうことでしょうか?どんなプログラミング言語のスキルが必要なのでしょうか?
オブジェクト指向プログラム言語
現在のIT技術者に最低限必要なのは、オブジェクト指向プログラミングを実現する「オブジェクト指向プログラミング言語」の知識です。関連するデータやメソッド(処理手続き)を1つにまとめた「オブジェクト」というものをプログラムの基本構成とする言語です。
一世代前には、上から下に物語を書いていくように作成する「手続型プログラミング」が主流でした。
しかし現在は、「オブジェクト指向プログラミング言語」が主流となっています。「オブジェクト指向プログラミング言語」の考え方や言葉の意味などを理解しておくことは、現在のIT業界では絶対にマスターしておかないといけない知識になります。
どんな言語を学習すればよいか
「オブジェクト指向プログラミング言語」の代表格は、「C++」と「Java」になります。OSがWindows系の場合主流は「VC++(Visual C++)」、Inux系の場合は、「C++」「Java」になります。「C++」もしくは「Java」のどちらかをマスタすることはIT技術者にとって必須です。大事なのでもう一度言います。
「C++」もしくは「Java」のどちらかは必ずマスタしてください。
本当は、両方をマスタすることがベストです。中途採用では、企業側はある程度ほしい人材のスキルを想定します。その時に大きく、Windows系かLinux系に分けられることが多いです。Windows系=VC++の知識が必須、Linux系の場合は、C++もしくはJavaの知識が必須となります。もし、Windows系の人材を求めているときに「Javaしかできない」となると、合格の可能性は低くなります。
どうやってマスタすればよいか
まだVC++もしくはJavaのどちらもマスタしていない場合は、どちらでも構いませんのですぐに習得しましょう。「プログラミングは独学できる」という意見もありますが、絶対にプログラミングスクールでの学習をお勧めします。
なぜなら、「プログラミング言語を学習する」ということは、「プログラムを作ること」ではありません。その言語がどういう仕組みでプログラムとして動作するか、オブジェクト指向とはどういう考え方か、を学ぶことです。プログラミング言語を使ってプログラムを作ることは、比較的簡単に独学でできますが、言語の仕組みを学ぶことは難しいです。必ずプログラミングスクールで効率的に学習してください。
何か一つオブジェクト指向言語の考え方がマスタできれば、ほかのオブジェクト指向プログラミング言語をマスタすることは非常に簡単になります。たとえば、「Ruby」という言語がありますが、これもオブジェクト指向型の言語(正確にはスクリプト言語)です。「Ruby」のことを全く知らなくても、「C++」か「Java」ができれば問題ありません。企業側ではその辺のことを十分理解してるので、まず「C++」か「Java」ができるか、という質問を最初にされることが多いです。
効率的にマスタする【おすすめスクール】
私が良いと思ったおすすめプログラミングスクールを紹介します。プログラミング言語を学習するための目的をしっかり自分の中で整理して、スクールをうまく活用していくことが重要です。