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☆薔薇王の葬列 ネタバレ

その一 主要登場人物解説と私的萌えポイントまとめ

 

その二 15巻までのざっくりあらすじ

 

薔薇王中毒の私。

 

富士見L文庫様から出ている薔薇王の葬列のノベル『薔薇王の葬列 original novel 五つの幕間』も買っちゃいました!

 

そんで早速感想を(ネタバレ含みますので、これから読みたい方はおススメしませんm(__)m)

 

タイトル通り、5つのお話があります。

 

第一幕 走る兄はよく転ぶ

 

主人公リチャードと次兄ジョージの物語。

 

子どもの頃に、兄のジョージにそそのかされて森に出かけたお話。

 

第二幕 期待は苦悩のものとなり

 

リチャードがケイツビーと旅の途中で、兄のお屋敷で数日間ヘンリーと過ごした日々のことを思い出す物語。

 

料理をしたことがないリチャードとヘンリーがスープづくりに奮闘する。

 

ワインやブリザーブ(果実を甘く似たものでパンやスコーンにつける)をスープに入れようというヘンリーの提案が、あとでケイツビーの話から間違いではなかったことを知るリチャード。

 

ヘンリーのリチャードに対する印象の描写

 

「夜闇のような艶やかな黒髪と、神秘的な色違いの瞳。ちょっとだけ泣き虫で、だけどそんなことが気にならないくらい優しい。ヘンリーにとって唯一の友人」

 

ヘンリーはリチャードが貸してくれたベッドで悪夢を見ずにぐっする眠れたと思う。

 

「君と一緒にごはんを作って、一緒に食べて、同じ屋根の下で一緒に寝て。ここには、僕が長年ずっと夢見てた ー 夢でしかなかったはずのものが、全部詰まっていた。約束するよ。僕はこの先、たとえ何があろうとここで過ごした日のことを忘れない。絶対に」

 

ヘンリーはリチャードに今日のこの日のことを一生忘れないと言う(漫画では、めっちゃ記憶喪失になってますが)

 

もうすぐ漫画は最終回ですが、ヘンリー6世王(記憶喪失の暗殺者ジェイムズ・ティレルさん)、最後にこの幸せな記憶を思い出すのでしょうか……

 

第三幕 神が与えぬ二つの目の

 

バッキンガムが初めてリチャードと出会った日の印象や、王妃エリザベスに対する恨みが詳しく書かれている。

 

バッキンガムは祖父・父を亡くし、幼くして公爵になったが、未成年であるために、公爵家の全てを継ぐことはできない状況だった。

 

強大なバッキンガム家は、後見人になった王家にとって喉から手が出るほど欲しい宝の山であり、王妃エリザベスは自分の妹をバッキンガムと結婚させることで、その富を奪おうとした。

 

「これからは王妃の庇護の下、安心して子供でいていいの」

 

「もう闘わず考えず、なにもかも私の言うとおりに」

 

そのようにエリザベスが言うことで、聡明なバッキンガムは心の中でエリザベスを敵だと見なすようになった。

 

でも、自分が敵視していても戦う力がなければ無意味だと思うバッキンガム。

 

そんな中、バッキンガム少年は一人で鍛錬をしているリチャードの姿をみつけ、見惚れてうっかり建物の上から落ちてしまう。

 

謝る前に「おい……いつまで人の上に乗っている気だ。さっさと降りろクソガキ」、「もっと頭をつかえ、クソガキ」というリチャード。

 

バッキンガムのリチャードに対する印象

 

「少女のように可憐な、白く整った面差し。細い手足と華奢な体躯。艶やかな黒髪が、肌の白さを一層引き立てている。だが何より印象的なのは、左右色違いの瞳だった。月光のような白銀と、夜闇のような黒。いっそ華やかなドレスでも着れば、国一番の美姫と謳われそうな美貌なのに、『彼』が身につけているのは飾り気のない黒衣のみ。だが、バッキンガムは、どんな美しいドレスや宝石より何より、それが一番『彼』に似合っていると感じた。」

 

その後、バッキンガムは結婚式でその人物が王弟のリチャードと知る。

 

バッキンガムの妻のキャサリンは、エリザベスに似た美人だが、バッキンガムは嫁に興味はなく、リチャードに心を奪われる。

 

キャサリンが、結婚式なのに祝宴にふさわしくない長剣を持っていることをリチャードに尋ねる。

 

するとリチャードは「まだ戦いが終わっていない。」と言う。

 

バッキンガムも同じ考え。

 

それ以降、バッキンガムは結婚なんて憂鬱だと思っていたが、エリザベスを使ってリチャードのことを調べさせたりして、結婚も一つくらいは役に立つものだと思い始める。

 

バッキンガムがリチャードを王にしようと決める動機が書かれていて面白かった。

 

第四幕 天使に似た悪魔

 

ケイツビーが赤ちゃんのリチャードのお世話係になるお話。

 

リチャードの苺好きは赤ちゃんの頃にケイツビーが苺を食べさせたことから始まるらしい。

 

天使に似た悪魔とは、ケイツビーを睡眠不足にさせる赤ん坊のリチャードのこと。

 

乳児期の子育てのお話が実にリアルで、このお話を書いた作者様は実際に育児のご経験のある方なんじゃないだろうかと思った。

 

赤ちゃんのリチャードがもみじのような手でケイツビーの指を握りしめて、そのまま口元に持っていき、ちゅっちゅっと吸い始めた瞬間、ケイツビーは完全にリチャードに落ちたらしい。

 

「そのあまりにも無力で非力で不器用で、だけど必死な仕草にケイツビーは完璧に参ってしまった」

 

第五幕 茨の道、恋の道

 

エドワードとアンが、どちらがリチャードのことを好きかマウントを取り合う話(笑える)

 

エドワード「せっかく二人きりの逢瀬だったからな。最初は贈り物にドレスでも買ってやろうと、あれこれ試着もしたんだがどれも気に入らないらしくてな。いや、無論なにを着ても全部可愛かったんだが。着飾ればますます可愛くなると言ったのに、あいつは謙虚な女で、何も欲しがろうとしなかった」(リチャードは単にドレスに興味がないだけだが、エドワードの中で謙虚な女に勝手に変換されている)

 

「美しいドレスよりもイチゴのパイを欲しがる。慎ましやかで可愛い女なのだあいつは。どうだ、これでお前にもリチャードの可愛さが分かっただろう」

 

それに対し、アンはリチャードがいかに優しいのかを語る。

 

アンが白いイノシシに襲われそうになり、助けてもらったこと。

 

そのイノシシはまだ子供でリチャードが育てたこと。

 

王宮でダンスをしたこと、馬で遠駆けしたこと、スケートしたことなどを熱く語るアンに、エドワードは「ずるいぞ! おまえばっかり」と面白くなくなる。

 

最終的に、三人で森に木苺を摘みにピクニックに行こうという話で落ち着く。

 

同じ人間を好きになる不思議な夫婦であった。

 

【感想】

 

漫画だと、菅野先生の絵が魅力的なので、どの人物も綺麗に見えて、リチャードが飛びぬけて美しいということがちょっぴり分かりにくいというか……

 

リチャードは母セシリーに似た美人設定のようだが、そもそもセシリーママは怖い顔のシーンが多くて……(美人に見えない……)

 

小説だと、リチャードの美しさに関する描写が多くて、よりリチャードが悪魔的に美しいのが分かり、個人的に萌え満載でした。

 

買って良かった、ノベル。

 

 

薔薇王の葬列、今月ついに最終回!

付録は薔薇王のコレクションカードホルダーやコレクションカード(リチャード)。

いつも書店に買いに行く時間が惜しくて、電子書籍で発売日に月刊プリンセスを即読みしちゃうけど、今回も紙で買う予定。

付録楽しみ~ドキドキ

 

薔薇王の美麗なカレンダーが付録の2022年01月号ドキドキ

 

飾っていたら、年末に遊びにきた親戚に「なんなんこれ?」と聞かれ、オタク炸裂な布教活動! 私は薔薇王信徒。

 

 

1月からのアニメも超楽しみですっ!!

主人公の斎賀みつきさん、リチャードのイメージにぴったりドキドキ

 

最後までお読みくださいましてありがとうございますm(__)m

 

【書籍情報】

 

 

 

 

 

 

 

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アルファポリスさんでしょーもない話を書いています。

『オタクの読書感想文』黒川蓮

無料記事なので興味がありましたらどうぞ宜しくお願い申し上げますドキドキ