東大,京大高学歴出身の大工がごろごろいるユニークな建設会社
こんにちは
賃貸経営コンサルタント
一級建築士・宅地建物取引士の竹末です。
FBを眺めて視ていると
「こんな建設会社があるのか！？」と
目を疑うような企業を発見しました。
小生の長年の建築業界での経験で
こんなユニークな建設会社って
見たことも聞いたこともありません。
業界の習わしを根底から覆す会社です。
その企業とは？
その会社は「平成建設」
大工を育成する会社 | 平成建設 (heiseikensetu.co.jp)
静岡県沼津市にあるこの企業は売上150億
社員が500人。と、全国どこにでもあるような
普通の建設会社なんですが、
社員のうち、大工さんが250人もいるそうです。
通常のゼネコン、メーカー、工務店
などの建設会社は職人さんは社内にはいません。
大工さんと言えば、ほとんどの大工は
一匹狼の職人さんで自営業が通例です。
その大工さんが企業の一社員として勤務している。
しかも、東大や京大など高学歴の学生が
大工さんを目指して入社するそうです。
毎年、東大は2名ぐらい入るらしい。（驚
こんな地方都市の中小企業にエリート
大学の学生が入ってくる会社って
いったいどんな企業なんでしょうか？
この会社のユニークなところとして
ほとんどのハウスメーカーやゼネコンは
各工程を外注し分離発注という形態を
とっていて職人さんを自社へ抱えることは
まずありません。
ところが、この建設会社は
建築に関わる多くの工程を
ほとんど内製化していて
殆どの工程を自分のところで
やってしまいます。
建築の営業、企画、設計、そしてあらゆる工事を
すべて自分のところの社員で済ませている
わけなんですね。
社長曰く
「そもそも大企業は資金力を生かして
工業化できるけれど、中小企業はできないだろ。
それなのに大手に似たようなビジネスモデルを
やりたがるんだ。それじゃ、生産性で勝てる
わけないじゃない。」だそうです。
と巷の工務店の社長が聞いたら
耳が痛いことをおっしゃっています。（苦
肝心の集客方法ですが、
営業的にどんな建物を受注するのか
気になるところですが、中心は
戸建て住宅の中でも5000万から１億円
規模の高額商品と言われている家を
受注しているとか。納得！
建築業界の規制を破り
アンチテーゼで突き進んでいく
この企業の動向が気になりますね。
建設業の1つのビジネスモデルの
お手本としてぜひ頑張って頂きたいものです。
もし、私が新卒だったら、ひょとすると
この企業に入社していたかもしれません。
それほど、インパクトのある企業さんですね。
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