「Illustrator」背景を透過した画像ファイルを書き出したい
Illustratorで、背景を透過した画像を書き出すには、どのようにすれば良いのか。実際に試してみましたので、参考にしていただければと思います。
まずは、簡単にグラフィックを用意しました。単純なもので、つまらなくてすいません。
このグラフィックの背景(白色)を透過させた画像ファイルで書き出したい場合、どのようにすれば良いか。悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。
一部、透けたグラフィックもありますね。後ほど、オマケで説明したいと思います。
ほかのグラフィック・アプリケーションと少々異なる部分もあるため、困惑すると思うのですが、意外と単純なやり方で書き出すことができます。
そう!つまり「書き出し」から、背景を透過させた画像を書き出します。
背景を透過させた画像と言えば、透過PNGファイルと言うことで、早速書き出ししてみましょう。
書き出しで透過PNGファイルの画像を出力する
グラフィックが用意できたら、ツールバーにある「ファイル」から「書き出し」にある「書き出し形式...」をクリックします。
「書き出し形式...」をクリックすると、「書き出し」ウィンドウが表示され、保存先とファイル名を入力し、ファイルの種類を選択します。
「PNGオプション」ウィンドウで、「プレビュー」のところに、背景色が「透過」となっているのがわかるでしょうか。この背景色が透過になっている状態にすると、その下に表示されている画像の背景がモザイク柄になります。
この状態が、背景が透過された状態を示しています。このまま「OK」をクリックすると、透過PNGファイルの書き出しが完了します。
上の画像が、背景が透過したPNGファイルとなります。とっても簡単ですよね。
さて、上の画像、良く見ると、一部グラフィックの「不透明度」を下げています。
「不透明度」を下げたグラフィックを書き出すと、このように、透けたような画像が書き出せます。
グラフィックの不透明度を下げるには
不透明度を下げたいグラフィックを選択し、「プロパティ」にある「アピアランス」の「不透明度」を変更するだけです。
通常は、100%となっているので、数値を下げていくと、透明になっていきます。
注意点として、不透明度を下げると、選択したグラフィック全体の不透明度が下がる点です。つまり、線は不透明度100%、塗りは不透明度50%にはできないということです。
どうしても不透明度を分けたい場合は、線と塗りを別々のグラフィックに分けて、不透明度を調整するのが良いでしょう。ちょっとだけ面倒ですけどね。
そんなわけで、背景を透過させて、画像を書き出す方法を説明しましたが、オマケで、不透明度についても簡単に触れてみましたが、いかがでしょうか。
結構簡単に書き出せるので、ウェブサイトなどのデザインにも使えそうな画像も簡単に作れそうですよね。