世界一周ブログを中断して、２０１２年の
ミャンマー旅を再投稿しています。
とっっってもいい旅だったので、最後まで
どうぞお付き合い下さい
２０１２．１２．２９
＜本日の移動＞→→４：００シュエニャウ
ン→
→４：４５ニャウンシュエ
やっぱりミャンマーのバスはめちゃくちゃ
朝早くに到着し、他の外国人４人と共に真
っ暗闇に放り出された。
放り出された場所には、ちゃんと外国人目
当てのタクシーが待っていて、
ここシュエニャウンからは、タクシーで
ニャウンシュエに向かう。
シュエニャウンにニャウンシュエ。
なんてややこしい地名なんだろう！
シュエニャウンからニャウンシュエ、
シュエニャウンからニャウンシュエ、
シュエニャウンからニャウンシュエ。
早口言葉みたい！
同じタクシーに乗ったほかのみんなは宿が
予約出来ていて、それぞれの宿で降りて
いった。
宿なしの私は、
「どこの宿も満室だし、今は真っ暗だから
明るくなるまでオフィスで待てばいい。」
と、そのままタクシー会社のオフィスに連
れて行かれた。
小さなオフィスに到着すると、既に二人の
外国人ホテル難民が居た。
ベンチに横になって寝ている坊主頭の男性は、日本人だった。ミャンマーで会う初め
ての日本人だ〜！
そこでは熱いお茶を出してくれたり、トイ
レを使わせてくれたりと好待遇だったけど、
その後も次々にニャウンシュエに新しく到
着した外国人が送り込まれ、
一時間も経たないうちに、小さなオフィス
は１５人程のホテル難民でいっぱいになっ てしまった。
時刻は６：００。辺りは街灯一つ無くまだ
真っ暗だけど、イギー＆トニーの出発前に
何とか一目会いたいと、ホテル難民キャン
プから一人出て、
彼らの泊まっている宿を目指してトーチで
足元を照らしながら歩き始めた。
暗闇の中、いくつものお寺が見えた。
もしも宿が取れなかったら、これらの一つ
に宿泊させてもらうのだろうか・・・
「どこにいくんだ？」
「リメンバーインに行くの。」
「あはぁ！！満室だよ！！どこもぜーーん
ぶフル、フル、フルだよ！！
」
会う人、会う人に同じことを言われてちょ
っとイラッと来た私は、
「わかってるよ！！！友達に会いに行くだけ！！！！」
１５分ほど歩いて、タクシー会社からは一 番町の反対側にあった
ＲＥＭＥＭＢＥＲ ＩＮＮに到着した。２、３分後、階段から男性二人が降りてきた。イギー＆トニーだ！！
私が居ることを予想していなかった二人は
目を真ん丸くして立ち止まり、３秒後には
「ソノコ！！
何でここに居るの！！」
ＲＥＭＥＭＢＥＲ ＩＮＮも昨日電話して
「フル」って言われてたけど、
ダメもとで聞いてみよう。
「うーーーーん、チェックアウトタイムま
で待ってもらうけど、一部屋だけ空くわ
よ。朝食を食べて待ってて。」
え！！！
うわーーーーーーーい！！
イギー＆トニーのお蔭だ～～！！
宿の屋上で一緒に朝食を食べた後、二人は
ピックアップトラックに揺られてニャウン
シュエを去っていった。
最後にヤンゴンでまた会えるかな～？部屋が空くまで、ニャウンシュエの町をぶ
らぶらしてみよう。
ミンガラーバー！！
あー、この町の感じ、いいなぁ。好きだな
～って歩いていると、
ふわり。
あれっ？？？アキラさんだ！！！！！
１０年前に亡くなった親友が見えた気がした。
田舎道で、ニコニコしながら地元の子供た
ちに一眼レフを向けているアキラさんの存
在を、私はものすごくリアルに感じた。
アキラさんはミャンマーが大好きで、２、
３回来ていた。この町に来たことがあるか
どうかは聞いたことがないけど、
私は彼がこの町、しかもこの自分の立って
る場所に居たんだな、ってすごく自然に感
じた。
あ！！何かあっちの方に素敵な橋が見える。行ってみよう。
ふわり、ふわり。
あれ？また変な感覚になった。
アキラさんとシンクロしているみたいな、
不思議な感覚。
私は霊感があるわけでは全くないし、そう
いうのはあまり信じないタイプだけど、
この時は
まるで彼が隣に居るような、温かくて懐か
しい空気に全身が包まれて嬉しくなった。
ここは地元の人たちの洗濯場＆交流の場に
なっているみたい。
私、こういう生活観のある橋大好き。
背中の赤ちゃんがたまらなくかわいい。
ベーーーッだ。
この子の目、キラキラだった☆
ニャウンシュエの中心の市場に出た。
魚を売る人たちの籠がカラフルでかわいい。
春巻きとか揚げ物。ちょっと買い食い。
ニャウンシュエは犬がめちゃくちゃ多い。
でも、とっても穏やかなの。
美しい姉弟
これ、ミャンマーのあちこちで見た。嬉し
いね
ほんとみんな優しい
インレーへようこそ！
床屋さん
二時間以上歩き回って帰ってくると、部屋
の準備が出来てた
通された私の部屋は・・・めちゃくちゃ
いい！！離れのバンガロー風のこの部屋は
１５ＵＳＤ。火傷しそうなほどの
アツアツのお湯も出る。
こっちは本館。本館のシャワーはみんなぬ
るいお湯しか出ないって言ってた。
お昼ご飯のシャンヌードル。
１０００Ｋ＝１００円
私はお酒飲まないけど、ミャンマービール
たち。
お散歩に行こう
のどかだなー。女性も湖や川でシャワーし
てた。
子どもたちは元気にサッカー
例のごとく子供たちがわーーーーっ！！
と寄ってきて、「撮って撮って～～！」
おじいちゃん、おばあちゃんと孫たち。
右の子供たちは凧揚げをしてた。
デカっ。
伝統のパペットショーを見に行く。
３０００Ｋ＝３００円
この人が、パペットを操るおじさん。
自分の子供たちに伝統を引き継いでもらお
うと教えてるけど、子供たちはテレビゲー
ムに夢中でなかなか練習してくれないそうだ。どこも一緒だね。
パペットショーはストーリーがあるわけで
はなくて、何種類もの動物やキャラクター
が一つ一つ出て来て、それぞれ全く違う動
きで踊る。
夕食は、串焼き屋さんへ。自分で好きな具
を選んで焼いてもらうよ。オクラが美味しい！！１３００Ｋ＝１３０円
さぁ、素敵なお部屋に戻ってゆっくりしよう。ベッドにゴロン。
それにしても、朝のあの感覚、不思議だっ
たなーーー。
ほんとうにアキラさんがあの場にいるみた
いだった。
ふと考えてみたら、
今回出発直前に、急いで適当に掴んでバッ
クパックに入れてきた本は、
地雷を踏んだらサヨウナラの一冊のみ。
カンボジアで１９７３年に２６歳の若さで
ポルポト派に殺されて亡くなった戦場カメ
ラマン、一ノ瀬 泰造の本だ。
自らもカメラマンを目指したアキラさんが
大好きだった本。
バンコクの安宿で交換できる本はないか話
していた時に、
「この本だけは交換できないんだ。」って大切にしていた本。
アウンサンスーチーさんが自宅軟禁されて いた時に、
「スーチーさんの写真を撮りにいく！」
って話してたアキラさんに、「そんなことして見つかったら、警察に捕
まって投獄されちゃうよ。」
って友達のカズくんが言うと、
「地雷を踏んだらサヨウナラだよ
」
って笑ってた、って言ってた。
そして、パジャマ用に適当にクローゼット
から掴んで入れてきたタイパンは、
２００３年にバンコクでアキラさんと
カズくんと一緒に過ごした想い出のもの。
もう色褪せてしまっているのに、捨てられ
なくてずっと持っていた。
亡くなる直前のアキラさんと最後に一緒に
撮った写真の中でも、私はそのタイパンを
履いてる。
そうか。
「地雷を踏んだらサヨウナラ」、ミャンマ
ー民主化、スーチーさん、タイパン。
偶然なようで何となく全部繋がってるのか。
タイで交通事故で亡くなって、もうすぐ
１０年経とうとしているアキラさんが
「忘れないで。」って言ってるような気がして、
「忘れるわけないじゃん！！笑」
って部屋で一人でつぶやいた。
この日は、久し振りにアキラさんの夢を見た。
右がアキラさん、左がカズくん。撮ってくれたのは
ドラ。３人とも今も大切な大切な友達
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＜本日の出費＞
タクシー（シュエニャウン→ニャウンシュエ）２０００
トリートメント １０００
春巻き＆サモサ １００
水 ３００
パペットショー ３０００
お土産 ランプシェード １５００
おもちゃ １０００
帽子 １０００
シャンヌードル １０００
夕食 １３００
インレー湖入域料 ５ＵＳＤ
宿 １５ＵＳＤ
計１２２００Ｋ＋２０ＵＳＤ＝１２２０
＋１７００＝約２９２０円
