先週、患者さんをマンモグラフィーの検査に案内をしたときのこと。
マンモグラフィーとは:
乳房のレントゲン撮影のことで、
左右の胸を上下左右からアクリル板のようなもので、
ぐいぐいと挟んで撮影するものです。
人によっては非常に痛みをともないますが、
乳がんを見つけるには、超音波と並んで必須の検査です。
私も年に1度勤務先の病院でマンモの検査を受けています。
検査技師の先生は若い女性で、とても可愛い声で、
「右の手を前に出して、左の耳を
ここに付けて~」
撮影に適した体勢を取ってもらうために、
あれこれと指示を出していました。
撮影が無事に終わり
「ありがとうございました~」と
検査室を出ようとすると、
「先生!覚えていますか?
私のこと?!去年MRI室で一緒に
「らくに~、らくに~」
やりましたよね?」
思い出しました!
6ヶ月くらい前のMRI検査の際、
検査室の外に横並びに座って40分ほど、
検査時の呼吸に関する案内をしてくれた
先生でした。
「いきを~とめて~。」~」
「はい、らくに~らくに~」
本来なら私が通訳をするところですが、
先生が、
「日本語は全くダメですが、タイミングなどは
私が一番よく知っているので、日本語のフレーズだけ
教えてくれればなんとかできると思います!」と
日本語でアナウンスをしてくれたあの先生でした!
お陰で私の仕事は、横に座つて検査の進み具合を見守り、
先生の日本語のチェックをするだけ。
とってもかわいい声で、
「らくに~、らくに~」を繰り返す先生。
そういえば検査の日の夜、娘にも
「先生の可愛い声、「らくに~、らくに~」が
頭から離れない!」と話した記憶が。
8千人以上が働く大きな病院。
別の検査室で偶然再会し、一緒に仕事ができるのは、
あまりない貴重な出来事。
まるで、宝くじ当選!の気分。
大きな総合病院で働く、一つの楽しみでもあります。