CO-90W
アイデアル CO-90W
中華電源を収納するケースを、前回までは「中華激安電源の工作妄想」でリードのフタ付きシャーシ P-311(税別 2,112円)を検討していた。
 
購入直前にマルツでアイデアル(摂津金属工業)のモジュールケース CO-90W(税別 1,660円)を見つけました。(価格は2021年4月1日現在)
 
 
アイデアルCO-90Wは前後のパネルが7mmセットバックしているため奥行きは190mm-14mm=176mmになる。P-311(奥行 180mm)より奥行が少し小さい。一方、リードP-311の高さ70mmに対してCO-90Wが90mm(ゴム足を除く)と20mm高い。
 
シャックの配置から、できるだけ薄くしたかったのが、手ごろな既製品が乏しく値段に負けた。
 
安いケースには有りがちだが、CO-90Wもパネルの固定が難しい。今回はあまり操作することもないので、気にならないと思うが、あまりひどいようであれば側面からビスで固定することも考えます。
 

 
そこでCO-90Wをもとに、集まった部品と加工部品の配置を考えてみました。グーグル・ドライブに原画を入れてあるので、各画像をクリックすると、大画像をご覧いただけます。
 
RU
外観上面図
 
カバーは0.8mmt鉄板をメラミン塗装しているが、緑色は当局の趣味と違うので、再塗装も考えたいと思っています。また通風孔があるのも電源ユニットに適しているだろう。
 
LU
上面部品配置断面図
 
ボディは1.0mmtカラーアルミで、前後パネルとボディが一体構造になっている。前回の「大電流コネクタで苦戦」で作ったコネクタのおかげで、配置スペースにもゆとりができた。
 
出力には、5.5mmSqの電線を引き回すので、実際には相当窮屈になるだろうと思います。
 
RS
側面部品配置断面図
 
今回は2cm高くなったので中華電源S-360-12の上に親亀の上に子亀でコモンモードフィルターを置くことにする。
 
出力端子には、計装、制御盤などで使われるショートバーを使いたいところだが、端子台がインチ系なので圧着端子を単芯銅線でつないでショートバー代わりにした。
 
LFT
外観前面図
 
前後面パネルが一体化された構造なので、シルバー処理のままでも良いが、穴あけ加工するので後処理として塗装することを考えた。
 
レイアウト的に少し間が抜けたのでレタリングを入れてみた。前面にも出力端子(ジョンソンターミナル)を設けたのは、通常機器以外に電源供給する際に使用する。
 
LBT
外観背面図
 
この中華電源はmax30Aなので、100W級2台の同時送信はできない(まずないだろう)が、今回作ったコネクタを2個並べた。なにせ安かった。
 
裏面にもアクセサリーなどの電源供給に、抜き差し容易なバナナチップが使えるジョンソンターミナルを使った。
 

 
次回はこのレイアウトをもとに穴あけ加工図を作成する予定です。
 
 
 
 
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