紅霞後宮物語~小玉伝
どうも、さつきです。
アカン……。本当、週末はバタバタします。
それと、もう一つ更新できなかった理由が。
というのも、ずっと、これを読んでいたのです。
◆「紅霞後宮物語~小玉伝」
漫画/栗美あい 原作/雪村花菜
プリンセスコミックス/秋田書店
紅霞後宮物語~小玉伝~(一) (プリンセスコミックス) [ 雪村花菜 ]
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◆あらすじ
不世出の軍人と謳われる女将軍・関小玉は
かつての相棒にして現・大宸国皇帝である文林の懇願を受け、
ある日突然、後宮の頂点である皇后となるが――!?規格外女傑、いざ女の戦場に出陣!!
軍人皇后の型破りシンデレラストーリー、開幕!!!
◆感想
もうね。好き💕
正直なところ、あんまり後宮とか、そういう女のドロドロした話って、ちょっと好きではないのだけれども。
いや、好きかな。いや、どうだろ(笑)
その時の気分によるかな。
しかし、このお話は、なんていうか、主人公の小玉がスッキリしてるから、なんかあんまりドロドロしてないよね。
ドロドロになる部分のキャラクターも愛嬌があるし、なんなら小玉が「男前」なので、文林(皇帝)よりも、小玉のほうがモテてる気がするし(笑)
だから読みやすいのかな。
でも、ちゃんとなんていうんだろう、心情とかの表現がうまいよね。
出てくる人たちみんなの心のワビサビがうまく描かれているというか。
原作もきっと面白いんだけだろうなぁ、と思いながら、やっぱりコミック派なのであります(笑)
さてさて。このお話には、ものすごくたくさんの登場人物が出てきます。
男性も女性も、そして宦官もたっくさん。
もちろん、悪役も出てきますが、なんだろう。あんまり憎めないんだよね。
悪い役を悪く書ききれない人たちなのかもしれない。原作者さんと漫画家さん。
そんな気がする。
でもそれって、個人的な見解だけれども、本当に「いい人」たちだからなんだろうなぁ、と思ったり。
話それたけど、物語は結構壮大でもあります。
本当にこの人たち、いたのかもしれない、と思うぐらい、設定がしっかりしてるんだろうなぁ。
そう思わせるって、本当すごいことだと思います。
関係ないけれど。
個人的に大好きなのは、沈賢恭💕
宦官の一人なのですが、昔は小玉の上司でした。
おじ様、好き💕✨
個人的な見解でいうと、きっとこの人も小玉のこと、好きなんだろうなぁと、……思いたい!
もしくは、親のような気持ちで小玉を見ていてほしい。
文林(皇帝)も、小玉から直接、初恋の相手が賢恭だと聞いていて、ことあるごとにプチ嫉妬しているのですが、実力は認めているようで。
このあたりの、曖昧な感じの三角関係好きだな(笑)
さて、来月には11巻が出ます。
楽しみ、楽しみ♪
また新刊が出たら、感想をアップする予定です。
◆2021年5月購入予定◆
どうも、さつきです。
本日は、さつき個人的な覚書です(笑)
来月発売予定の購入予定コミック一覧。
いやあ、来月はてんこ盛りですな✨
5/1 ある継母のメルヘン1
ORKA/Spice&Kitty
フロースコミックス/KADOKAWA
わーーい! 楽しみにしてたのよー✨
ピッコマで課金してまで読んでるシリーズです(笑)
最初は、んー、どうだろ、と思っていたけど、どんどん面白くなってきてます。
コミック化、嬉しいな💕
5/1 彼女が侯爵邸に行った理由5
Whale/Milcha
フロースコミックス/KADOKAWA
おお、もう五巻なの?
ピッコマさんで読んでたものですが、途中ちょっと中だるみしちゃって💦
でもまた読み始めたら、面白くなってきたところです✨
5/6 何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?
藤本ケンシ/井出圭亮
わーい✨ 楽しみにしてたのよーーっ。
こちらでご紹介していた、お話です。
先月中に発売されるのがわかってて、ほんと楽しみにしてたのよ。
ふへへ。また笑おう(笑)
5/7 うっかり陛下の子を妊娠してしまいました
~王妃ベルタの肖像~2
西野向日葵/田中文
ガンガンコミックスUP/スクウェア・エニックス
おおっ。なんかちょっと時間空いたのかな? そうでもないのかな?
これも楽しみにしてた一冊です。
なかなか刺激的なタイトルよね、うん。
5/14 紅霞後宮物語 ~小玉伝~11
雪村花菜/栗美あい
プリンセス・コミックス/秋田書店
これもずっと購入してます💕
いやあ、なんかいいのよね。普通の後宮ものとはちょっと違う。
絵もきれいだし。なんていうか、スッキリするお話✨
また詳しく今度紹介します。
5/24 漁港の肉子ちゃん1
西加奈子/杉作
おおっ、コミック化するんだ✨
ずっと原作を読みたいと思ってて、時間がなくて。
あれですよね。明石家さんまさんが映画化するやつですよね。
違うかな。
西加奈子さんも好きなので、これは楽しみ💕
5/25 拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ2
由姫ゆきこ/八色鈴
ガルドコミックス/オーバーラップ
おおおおっ✨ 次巻はいつ発売かなぁ、って思ったら、来月だったとは!
嬉しいな、嬉しいな✨💕
まだ一か月ちょいも先だけど、スケジュール帳に書いておきましょう💕
5/31 虫かぶり姫5
喜久田ゆい/由唯ほか
嬉しいなー。本当、五月はてんこ盛り💕
こちらはこちらでご紹介。
続きが気になってたんだよね💕
とりあえず。必ず買うのはこちらですね。
本当、五月どうした。四月は本当に少なかったのに。
あと、気にはなってるんだけど、どうしようかと思ってるのが、こちら。
5/25 サレタガワのブルー 1と 2
セモトちか
マーガレットコミックス/集英社
こちらはネットで一回読んでるんですよねぇ。
内容が結構ゲスいので、どうしたものかと。
いや、面白かったんだけどね。
今休載中だったかな。もう再開してるのかな?
うううん、悩むわぁ。
ほかにも、気になるタイトルとかあるんだよね。
きっとまた書店内をウロウロしてたら、いろいろ買っちゃうんだろなぁ(笑)
拝啓、「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ
どうも、さつきです。
なんだかバソコンがぶっ壊れて悲しい目にあっていました。
まぁ、もともと中古だったから、仕方ない(笑)
さっそく新しい「新品」のパソコンを購入しました✨
よーし、また頑張るぞ!
さて、今日の一冊です。
いつものように、店内をぐるぐるしていて、ふと、棚の隅っこにあったこの本に気付きました。
何とも言えない雰囲気の背表紙の文字。とってみると、なんか私の好きな絵柄。
帯の文句も面白そう!
即、購入した一冊です✨
◆拝啓、「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ
原作/八色鈴 漫画/由姫ゆきこ
拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 1 (ガルドコミックス) [ 由姫ゆきこ ]
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◆あらすじ
これは悲恋の結末から二人で歩み直す救済の物語
病弱で引っ込み思案な王女リデルは、才覚に溢れた騎士オスカーに恋をし晴れて夫婦となる。
しかし、偶然この結婚はオスカーが望んでいない婚姻と知ってしまい、希望に満ちていたはずの夫婦生活は空回り、二人の心はすれ違っていく。
そして、追い打ちをかけるように悲劇がリデルを襲い、命を落としてしまう。
だが、二人の物語はそこで終わりにならなかった――。
“はずれ姫"と蔑まれた元王女と“氷の騎士"と謳われた青年伯爵。
これは、不器用な二人が時を越えて紡ぐ、恋の物語。
拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 1 (ガルドコミックス) より
◆感想
まずね、ここのところ読んでいた転生モノや過去帰りモノとは、ちょっとまた違った角度から来てるなぁ、と。
転生モノって、現代の娘さんが、事故かなんかで亡くなった拍子に異世界に迷いこんで……ってパターンでしょ?
過去帰りモノは、主人公が処刑されるかなんかして、「もう一度やり直せたら!」とか願った瞬間、数年前に戻ってるやつでしょ?
でも、このお話は違います。
確かに主人公の王女リデルは、亡くなります。
そして生まれ変わります。
生まれ変わったのは、フォーリンゲン子爵夫妻の娘・ジュリエットとして。
それも、幼いころに高熱で亡くなりかけていたジュリエットの魂が、リデルの魂に呼び掛けて、代わりに体に入った、みたいな形かな。
で、16歳になるまでその女の子の記憶で生きていたんですが、昔住んでいた屋敷の前を通りかかったときに、リデルであったときの記憶が呼び覚まされるのです。
つまりつまりですよ。
リデルが生まれ変わってから、まだ12年しか経っていないということ。
リデルの夫だった氷の騎士、アッシェン伯オスカーもまだ生きているし、育ててやれなかった娘・エミリアも生きているということ。
すごい(笑) 転生ものの変わり種がキターって思いました(笑)
いや、もしかしたら数多くの転生モノのお話の中には、こういう設定もあるのかもしれません。でも、私は知らなかったんです。
なので、とても、新鮮!
そんなリデルは、ある日、エミリアの12歳の誕生日パーティーに出席しないといけなくなりました。
そこで、なんと娘のエミリアと出会ってしまい、気に入られてしまい、友達扱いされるはめに。
どんな心境なの!?
自分の娘と年のころはほぼ同じだから、友達はおかしくないんだけど。
でも、どんな心境なのよっ!(笑)
ただ、生前のリデルは様々な悲しい事情からエミリアを育ててやれなかったので、冷静に考えたら幸せなのかな。
一巻はラスト、いよいよ愛しかったオスカーとの再会?しようかというところで終わってます。
リデルはオスカーに対しても、確かに愛していたのだけれども、悲しい思い出しか残っていないので、複雑だろうな。
それに、オスカーとジュリエットだと、結構な年の差だよね(笑)
どうなるんだろ。
めっちゃ気になる!!
これ、二巻はいつ出るのかな。
いや、原作を読めばいいって話なんだけど、うーん。
小説は読むのに時間がかかるから、できればコミックで読みたい。
うわあああ、久々にこんなに続きの気になるお話に出会ってしまった(笑)
個人的に、「アタリ」なお話に出会えたのではないかと、楽しみな気分です。
スケバン刑事
どうも、さつきです。
今日はまた、とても古い作品のご紹介となります。
と言いますのも、いよいよ、始まりました。
1つは、あの名作「スケバン刑事」を完全に令和版にしたお話と、もう1つはとある女子高生があの「スケバン刑事」の時代にタイムスリップして……なお話。
なんと同時二本も!
今はどうだろう。まだやってるのかしら。
でもなんで今? なんかあるのかしら。スケバン刑事関係で。
確かに原作者の和田慎二先生の誕生日はもうすぐだけど。(それはたぶん関係ない)
どちらにしろ。どちらを読むにしろ。
本家の「スケバン刑事」を読まずして読んではならないと、過去、熱烈な「スケバン刑事」ファンだったワタクシが語らせていただきます。
◆『スケバン刑事』
漫画/和田慎二
スケバン刑事 (1-22巻 全巻)/送料無料/ 【中古】 全巻セット
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◆あらすじ
スケバンと呼ばれていた少女・麻宮サキ。別名、ヨーヨーのサキは、とある少年鑑別所に入れられていた。
そんなサキの元に、黒メガネと呼ばれる警察のお偉いさんがやってきて、サキの実の母親の刑期を短くするかわりに、「スケバン刑事」として学校に入り、警察の手が届かない学校内での罪をあばけと提案する。
母からは酷く疎まれているものの、母親だからという理由で慕っているサキは、苦渋の決断でそれを受ける。
ここに「スケバン刑事」が誕生。
得意のヨーヨーを改造したものを警察から渡される。そこには桜の代紋が施されていた。
以降、サキは数々の難事件を解決に向かわせる。
その様々で出会った仲間との繋がりや別れを繰り返し、サキの人生において欠かせない存在、神恭一郎との出会いも……。
ラストは涙なしには見られません。
◆感想
私ね。これを読んだの、小学生の頃だったのね。
なけなしのお小遣いを貯めて、全巻を買いそろえたの覚えてる。
今は、書棚の関係で、文庫版に縮小して持ってるけど、今思えば、コミック版、手放すんじゃなかったな……(しみじみ)
でね、初めてこのお話を読んだ時、本当号泣しちゃって。
泣いて泣いて泣いて泣いて泣きまくったの覚えてます。
なんだろう。ラストがラストっていうのもあるんだけど、きっと小学生の頃はそれで泣いたんだな。
で、大人になって読み返すわけですよ。するとね。今度はサキの背負っていたものや、様々な思いなどに感化されて、これまた号泣。
もうなんなの、この作品。本当にね、泣けるのですよ。ただ怖いだけのお話じゃないのよ(小学説の頃は怖かった(笑))
サキの周りに登場する人物たちも、なかなかに色濃い。
まず、サキの人生において欠かせない存在、神恭一郎。和田先生の他の作品にもちょくちょく出てきていた私立探偵です。
彼もまた壮絶な過去を持っていて、スケバン刑事の物語の中で明かされていきます。
そして野分三平。サキのことを慕い、先に恋焦がれる三平ですが、なんかもう切ないのよ、この子も!
将来的にはサキの実の妹と結婚するのですが……そこから先もなんかもう。
うええん。
あとは、沼重三。サキの高校の先生で、一番最初にサキを少年鑑別所に放り込んだ人物です。しかし、2人はすぐに信頼関係を結んでいき、物語の最期までサキの良き理解者として先生はいてくれます。
ああ、他にも、他にも、たくさんたくさん、いろんな人が現れます。
皆紹介したいけど、ブログごときでは無理っ!
本当ぜひ、読んでいただきたい。
◆メディア化
「スケバン刑事」、三回メディア化されていますね。
初代「スケバン刑事」
主演・斉藤由貴
二代目「スケバン刑事」
主演・南野陽子
三代目「スケバン刑事」
主演・浅香唯
有名なのは、二代目と三代目ではないかしら。
でもワタクシはちゃんと初代から見てますのよ。リアイルタイムで。
むしろ見なかったのは三代目。
だって、全然話が違うやん(T_T)
私は現実よりな実写版が好きなので、どうにも当初から三代目は無理だったぽいです。
いや、二代目も話違うやん……なところありましたが、こちらはストーリー自体も面白かったし、適役がコミックにも出てきた組織というかね。そういうのだったのでかろうじてね。
初代は人気まったくなかったけど、原作に忠実なお話だったように思います。
神さんの髪の毛が短くて、なんか幼心にがっかりしたのを覚えてますが(笑)
そうそう。二代目は映画化もされましたね。(三代目もされのかな?)
その二代目の映画の途中、原作の和田慎二先生もちょこっと出演されているのは、皆さんご存知だったでしょうか。
探してみるのも一興(笑)
◆最後に
とにかくね。新しいお話が始まるということで。
原作の和田先生は数年前に亡くなられていますから、この新しいお話が開始されるのをどう思っているのかわかりませんが、若い人達にもまた読んでもらえるきっかけになればいいな、と思いました。
本当に読んで欲しいのよぅ!
そして泣いてほしい。ラスト、号泣してほしいので、ハンカチ持って読んでください(笑)
31番目のお妃様
どうもさつきです。
今日からちょっと、感想の書き方を変えてみようかな、と。
分かりやすいほうがいいと思いまして(笑)
さて。今日ご紹介するのは、こちら。
『31番目のお妃様』
原作/桃巴 キャラデザ/山下ナナオ 漫画/七輝翼
31番目のお妃様 1 (B's-LOG COMICS) [ 七輝翼 ]
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◆あらすじ
「貧乏くじ」のお妃様が繰り広げる爽快下克上ロマンス!待望の第1巻♪
召し上げられたは、『貧乏くじ』のお妃様!?
辺境の中の辺境にある領の領主の妹フェリア。
ある日突然、フェリアに「国王のお妃様に選ばれた」という話が舞い込んだ。
しかし、お妃様といっても3ヶ月に1度ある31日にしか王のお越しがない、誰もなりたがらない『貧乏くじ』のお妃様!
後宮入りしたフェリアは、「まあ、どうでもいいわ」と邸の庭に畑を耕し始め…!?
マクロン王との恋の行方は!?
思惑はびこる後宮で、規格外のお妃様が大奮闘する成り上がり邁進劇!!
Amazon 31番目のお妃様 1 (B's-LOG COMICS)
◆感想
もうね、このあらすじ通りなんですよ(笑)
いろんな評判を見たりしていると、だいぶ中身を掘り下げて評価を書いている人もあれば、物語雰囲気だけで書いている人もいます。
ワタクシ、さつきは前者だったり後者だったりする中、今回は後者かな(笑)
読んでいると、いろいろ「ん?」なところが多い作品ではあるけれど(なので神経質な人は読まない方がいいかもだけど)、お話自体はとても面白いし、なにより、スカッとします。
私、スカッとする話大好きなもんで(笑)
とにかくね、主人公のフェリアが、頭はいいわ、行動力はあるわ、心臓に毛が生えてるわ(笑)
領主の妹とは思えないんですよね。でも、なんか憎めない(笑)
次々に襲い掛かる、31番目の劣等姫に対する高位の姫さん方からの嫌がらせなどなど、スパッと一刀両断っていうんですかね。そんな感じで倒していくわけです。
一巻の終わりでは、国王であるマクロンと出会いを果たし、お互いに恋心が芽生えたあたりでしょうか。
んーんー、「ん?」の1つではあるのですが、なぜにお互いに恋心を持ったの? って感じではあります。
いや、マクロン側からは、なんとなくわかる。これまで出会ったどの姫さんとも違う新鮮さがあるし、自分を気遣ってくれた気持ちの温かさも身に染みたのでしょう。
でも、なんでフェリアもマクロンに気持ちを持ったの?
適当にお世話して追い返す勢いがあった気がしたのに、王様から自己紹介されると、頬赤らめちゃって✨
……んーと。なんで???
何回かそこを読み返していたのですが、あれかな。
侍女のフリをしてマクロンをもてなしていて……フェリアを侍女だと思い込んでいるマクロンに「自分はその程度」と思うフェリア。
んーんー、田舎の領主の娘が、王様の給仕を一度だけでもできたのは誉れ、とのことなので、多少は楽しんでいるのかな?
んーんーんー、つまり、最初から妃になるなどあきらめていたところに王様がやってきて、一度だけでも給仕っぽいことでお世話できたから、それで満足、と思っていたところ、すっかり侍女だと信じ込んでいると思われたマクロンが、「ありがとう、フェリア殿」と言ったので、全部バレてたっっっていう気持ちから好きに???
………わからん(笑)
わからんから、もういいの。とにかく、そこで2人にしかわからん感じで気持ちが通じあったのでしょう(笑)
そこからのね、展開がめちゃくちゃ面白いんです。
現在三巻まで出ているのですが、まぁ、出てくる出てくる、酷い妃候補(ライバル)たち。
そうそう。こういう時、ありふれたこういう感じの主人公って、ハナから妃になるのを諦めている、とか、家系のために妃にならないといけないから頑張る、とか、そういう感じが多かったんですが。
なんとこのフェリア嬢は、
「私、王様が好きだから、妃になるっ!」
みたいなノリなんですよね。凄くない?(笑)
なんだろう。伝わるかな。伝わってほしい。
そんな簡単なこと?? と思ってしまいました。
普通、劣等の妃候補だから、高位の妃候補には遠慮すると思うんですが、それすらない。真向から立ち向かって、嫌味の攻防もお手の物。
かつて、そんな主人公いたかしら(笑)
だからこそ、物語が気持ちいいのかもしれません。スパッて感じですよ(笑)
上記のように、多少「ん?」なところがありますが、そういうの気にしない人にはお勧めの作品となります。
スカッとしますから(笑)
太陽と月の鋼
どうも。さつきです。
さてさて。皆さんは、『累』というコミックをご存知でしょうか。
実写映画にもなったから、ご存知の方もいらっしゃるはず。
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『累』
描いたのは、松浦だるまさん。
その松浦さんの最新作が、こちら。
太陽と月の鋼(1) (ビッグ コミックス) [ 松浦 だるま ]
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『太陽と月の鋼』
漫画/松浦だるま
二巻がとうとうでましたね✨
待ちに待っておりました。
なんかね、松浦テイストっていうんですかね。
『累』同様、ありふれた日常の中の不思議なお話的な感じなんですよね。
うーん。それも言い方違うかな。
なんだろうなぁ。ありそうでないような、ないようでありそうな話というか。
とにかく、松浦だるま、という漫画家さんしか描けないお話だな、と思いました。
今回の主人公は、男性です。舞台は江戸時代。天保の時代。
名前は竜土鋼之助。うだつの上がらない下級武士です。
父母はもうなく、その父母が『武士として立派に生きること』と言い残したため、なんとか生きている感じです。
というのも。鋼之助は武士として生きたくても、なかなか生きられない理由がありまして。
なんと、『鋼』に触れられないのです。
つまり、刀が持てない、ということ。刀を持つと、刃の部分がくにゃくにゃに曲がってしまうという、ありがたくもない能力を持っているのです。
おかげで小さな頃から武士として生きる術を見失い、途方に暮れているわけです。
しかも、刀を握れなかったせいで、最愛の母親を目の前で亡くすという体験もしてしまい、鋼之助は仕事も何もない、今でいうプータローな武士になってしまいました。
まぁ、でも、刀に触れられないので、刀で斬られることもないわけで。
喧嘩になって刀を振りかざされても、振り落とされた刀は途中でくにゃくにゃになってしまうので、怪我を負いません。
しかし、今の鋼之助は、とにかく刀で斬られて死にたいとすら思っている始末なのです。
そんな鋼之助の前に、現れたのが、『月』という名の美人さん。
ある日、突然見知らぬ老人が訪ねてきて、鋼之助に縁談を持ってきたのです。
しかも、支度金として百両を鋼之助に渡す、というおまけつきで。
とにかく貧乏で明日の職も危うかった鋼之助は、その支度金にうっかり惹かれてしまい、縁談を承諾してしまいます。
そして、とっても美人さんな月が、嫁としてやってきたわけです。
そこから奇妙な暮らしが始まりました。
ううん。奇妙というか、なんというか。かいがいしい月と鋼之助が、少しずつ気持ちを交わし始めるのが、なんとも初々しくて大好きです。
鋼之助の家には、ずっと下働きの乙吉というじいさんがいます。
そのじいさんと月とのやりとりも、なんかほっこりしていて好きですね。
しかし、どうも……この月という女性が、なんとも怪しいんですよねぇ。
なんだろうな。物の怪なの? それとも、未来からやってきた、とか?
うーん。私の単純な頭では理解できない展開が、この後に繰り広げられそうです。
心と体も繋がった2人ですが、突然やってきた水を操る陰陽師により、離ればなれになってしまいます。月が攫われたのです。
そして半分死にかけてる鋼之助。果たして、今後どうなるの!?
という展開で一巻は終わっています。
で、二巻。本日読みました。
えええええ。ますますわかんなくなってきた(笑)
なんか新しいのが出てきたぞ(笑)
しかも、未来が私の思い描いていたものと違うっぽくて、混乱!
いやもう、なんていうか、こういう先の展開がまったく読めないお話って大好きです✨
いつも娘に言われるんです。
「母さんは黙ってて。たいてい、この先の展開、当てるからつまらなくなる」
って。
そうなんです。私、結構先の展開を読み当ててしまうんですよね。
ていうか、本とか漫画とかよく読んでる人なら、きっとそんな人多いと思うの。
だけど、このコミックは違う。私はさっぱりわからん(笑)
ただ、人間を描くの、本当に上手でよすね、松浦だるまさん。
表情がね、生々しいというか。鋼之助の表情が、本当に生きてるみたいに描かれていると思います。
三巻は八月に出るんだそうな。
なによもぅっ、待ちきれないじゃないっ!
いやあ、やっぱりだるまさんの本は面白いですね✨
【今年もこの日がやってきた】永遠なれ、レスリー・チャン
どうも、さつきです。
本日は、特別編。
コミックの感想ではなく、とある香港の俳優さんについて、語ります。
皆さんはご存知かな。
張國榮。
レスリー・チャンと言う名で日本では有名でしたね。
彼は、もう18年も前になるのか……。
18年前、2003年の今日、自ら命を絶ち、この世を去りました。
それはもうね。衝撃でしたよ。
だって、エイプリルフールだったでしょ?
彼の死を知った私の友人たちが、こぞって私に連絡をくれました。
「大丈夫?」とか「しっかりしてね」とか。
でもエイプリルフールだったので、嘘やろ、と思っていたわけです。
しかし、ニュースで見ちゃうんだな……。
もう、ショック以外なにものでもなかったですね。
すぐに、レスリーのファン仲間と一緒に、香港へ行ってお葬式に、と思っていたんですが、運悪く、ちょうど鳥インフルエンザが流行ってたんです。
当時はまだ結婚していたので、家族からダメをくらいまして。
行けなくて。
友人に気持ちだけ預けて行ってきてもらいました。
律儀なレスリーサイドは、ちゃんとちょこっとしたものを下さいましたよ。
凄いな、と思いました。
そんなレスリーが亡くなった後に、出版されたのが、こちら。
『レスリー・チャンのすべて』
レスリーのロングインタビューや、いっぱいいろんな写真が載ってます。
そして、ファンからの言葉も。
実は私の言葉も掲載されています。ありがたい。
なので、この本は宝物です。
あ。レスリーを全く知らない方でも、知ってるかもしれない作品をご紹介します。
『男たちの挽歌』
主演:チョウ・ユンファ
若い人たちは知らないかもしれないけど、ジャッキー・チェンが築いたカンフー映画全盛期を塗り替えた『香港ノワール』の先駆作品。
こちらのですね。ユンファ演じるマークの友、ティ・ロン演じるホーの弟がレスリーでした。キットという名前のね。
警察になったものの、兄貴がヤクザだったということで、出世ができいないと兄貴を恨むわけです。
そこから色々あって、第二部だったかな、三部だったかな。
死んじゃうの、キット……シクシク。
もう、本当、号泣したの覚えてるわ。
もっかい見たくなったな。見よう!
ちなみに、主題曲はレスリーが歌ってますよ✨
タイトルは『當年情』と言います。
実はこの曲。レスリーが亡くなった後、香港四天王と呼ばれる、レスリーなどの次世代の香港俳優の筆頭が集まり、アカペラで歌いました。レスリーを偲んで。
左からアーロン・クォック、ジャッキー・チュン、アンディ・ラウ、レオン・ライ。
そうそうたるメンバーです。
やだ。見直したら、涙が……(T_T)
あとは……、こちら。
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』
やだ。私の年齢バレそうじゃん(笑)
いやあ、大ヒットしましたよね、この作品も。
そして、レスリーよりも、幽霊を演じたジョイ・ウォンが、日本のテレビに出ずっぱりだったのを、なんか覚えてます。幼心に(笑)
そして、私は、この時のこのツォイサンを演じたのがレスリーだとは知らなかったんですよね。
ファンになってから「マジかっ!」って驚いたのを覚えてます。
ちなみに、こちらも主題曲はレスリーが歌ってます。
やだ。レスリー若すぎて、可愛すぎる✨
また見たくなってきたな。見よう!
日本で爆発的に大ヒットしたのはこの二作品ぐらいかしら。
でも、こちらも忘れないでほしいのです。
日本の……一部の女性向け雑誌で紹介されていたのを覚えています。
京劇を舞台に、幼馴染に恋するレスリーが、美しくも儚く、生々しいところもあったりで、なんとも言えない作品です。
ちなみに、男性が男性に恋をするお話で、ラストがなかなかに衝撃的です。
いやあね。とにかくね。レスリーの女形が美しすぎて、もう……。
あとね、女形を演じているからか、動作のすべてが美しい。
表情や瞳の動き、指先にいたるまで、すべてが美しい!
うう、また見たくなってきたな。見よう!
ちなみに。私が一番大好きなレスリー映画は、こちら。
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『君さえいれば 金枝玉葉』
ちょっと……かなりプレミアム価格になっちゃってますね。
いやあ……持っててよかった💦
この映画はね。本当、こってこてだとは思うんだけど、なんか好きなんです。
レスリーの表情が好きなのかな。
こちらの主題歌も大好き過ぎる。カラオケで必ず歌います(笑)
好きだ。好きすぎる。
映画見たくなってきたな。よし、見よう!
他にも、彼は歌手としても素晴らしい才能を持っていました。
こちら、中国で公演を禁止された、問題の一曲をどうぞ。
確か、赤いヒールがいけないとか、口紅塗っちゃだめとか、そういう理由だったと思うんだよね。
見て下さい。97年ですからね。もう何年前よ。20年以上昔の記憶なので、本当に中止されたかどうかも謎です(笑)
私の記憶なんて、そんなもんなんです。
こちらのフルのDVDも、もちろん持ってます。全編通して、素晴らしい✨
亡くなる前、最後のコンサートだった「パッション」ツアー。
こちらの大阪公演にも、もちろん行きました。
あれが、生レスリーを見た最初で最後になりました。
とにかく。なんでしょう。
何年経っても、薄れないんですよね。凄さというか、強さというか、それでいて、はかなげというか。そういういろんなもの。
映画や歌は古びていくのかもしれないけど、レスリーの存在は古びていかないなぁ。
そして、毎年。この日がくると、私は彼を思い出して、たくさん歌を聴いて、たくさん映画を見るのです。
本当に。哥哥にもっかい会いたいです。
私は私が死ぬまで、そう思い続けるんだろうなぁ。
さて。最期にこちらをどうぞ。
いい感じにまとめて下さっています。
美しいレスリーがいます。
以上、番外編。失礼しました~!
虫かぶり姫
どうも、さつきです。
このブログを書きだしてから、自分の書棚の、奥にある本などを久々に引っ張り出したりしています。
そして、楽しい話を紹介したいと思いながら一冊引っ張りだすと、そのまま読んでしまい……気づけば、時間が経ってしまっていた、なんてことの繰り返しな毎日でございます。
いや、本好きにとっては、至福💓
さて。今日ご紹介する本の主人公も、これまた本好きの女の子で、本に囲まれている時が一番幸せ、なご令嬢です。
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『虫かぶり姫』
原作/由唯 コミック/喜久田ゆい キャラクター原案/椎名咲月
今回は、とても乙女な本のご紹介です。
しかし、なんだろう、とっても気持ちよく読めるんですよね。
ハラハラしつつ、スカッとしつつ。
主人公の心の声でのツッコミも秀逸なのです(笑)
主人公はエリアーナ・ベルンシュタイン。
ベルンシュタイン侯爵家の娘です。(兄が一人います)
いつもぼんやりしていて、とにかく本ばかりを読んでいる変りもの。
というのも、ベルンシュタイン家の血は活字でできている、と言われるぐらい、家族全員が大の書物好き。
なので、エリアーナももれなく書物好きになりました(笑)
そんなエリアーナは現在、エリアーナのいる国、サウズリンド王国の第一位後継者であるクリストファーの婚約者です。
ただ、そこに恋愛感情はありません。
四年前、クリストファーから形だけでもいいので婚約者になってくれと頼まれたのです。なんでも、母親から、結婚はまだかと急かされて鬱陶しいんだとか。
クリストファーが言うには、自分と婚約すれば王族の特権で、王宮の図書館へも自由に出入りできるようになる、とのこと。
しかも、面倒くさい社交界へも足を運ばなくてよくなり、条件としてはエリアーナに取って嬉しいものばかりでした(とくに、図書館に入れるやつ)。
そうやって婚約した2人ですが、四年という月日が経ち――今、クリストファーの傍には、貴族の娘・アイリーンの姿が……。
エリアーナは悟ります。そうか、いよいよ、自分は婚約者の任を解かれるのだ、と。だから、最近周りの人達もどこかぎこちなく、冷たかったんだと。
そう やって、エリアーナはようやく気付くのです。
本当はクリストファーのことを好きになってしまっていることに。
さあて、さてさて。
ここから先は、ぜひ読んでもらいたいんですっ、コミックを!
とくに、一巻のラストあたりなんてもう、爽快、爽快✨
この爽快感をぜひ味わっていただきたく。
そして、二巻ぐらいまで読むと、
「ああああ、なるほどなああああ」
となるわけです。すっきりします。
ここでネタバレするにはもったいないと思うので、本のあらすじに関しては、ここまで。
こちらのコミックですね。原作があるんですよね。小説ね。
小説がそうだから、コミックもそうなのかもしれないんですが、エリアーナの一人称で話が進んでいくみたいな形になっています。
エリアーナの一人心ツッコミが本当に絶妙で面白いですし、エリアーナ自体がとても真っ正直でクールで(本の前では違うけど)淡々としていて、なんか面白いんですよね。
『虫かぶり姫』だなんてあだ名をつけられるぐらいですから、社交界にて令嬢共から敬遠されているエリアーナです。しかし、露骨に意地悪な事を言ってくる相手に、ド正論で淡々と答えていくのが、なんとも軽妙!
エリアーナの従姉妹曰く「鮮やかな撃退」なんだそう。確かに(笑)
このコミックの見どころとしては、様々な伏線を回収する楽しさと、エリアーナの淡々さと、クリストファーのデレデレと暗黒面でしょうか(笑)
私は個人的に、大好きな本です。
絵も可愛いですよね。
あと、個人的に大好きなキャラクターは、テオドール。王宮書庫室の管理責任者で、現国王の弟です。
歳の離れた兄弟らしく、クリストファーの叔父ですが、兄弟といってもおかしくない年齢差なのだそう。
いやあ。良い。良きかな💓
さて。物語は今、四巻まで出ています。
小説版はもう少し出ているのかな?
今後の展開がとても楽しみな一冊です。
あ、こちらの本を知ったのも『ピッコマ』です(笑)←もはや私の定番
あまりにも内容が面白かったので、そくコミックを購入し、今は『ピッコマ』では読んでおりません。コミックの方が早く読めますしね(笑)
いつか小説版も読んでみたいと思う一冊なのでした。
ちなみに、いかにもな感じの表紙ですが、今はやりの転生とか過去戻りなお話ではありません。あしからず。
皇帝と女騎士
どうも、さつきです。
漫画を読むにしても、なんといいますか、自分好みの「絵」ってありますよね。
少年、少女、青年などなど、どちら向けのコミックにしろ、自分好みの「絵」というのはあると思うんです。
さて。今日紹介するのは、そんな中で、「絵はあんまり好みではない」と思ってしまって、長らく敬遠していた作品をご紹介します。
あ。あくまで個人的に好みでない、ということであって、下手というわけではないのです。とても上手なのです。そこんところ、お間違えなく。
それが、こちら。
皇帝と女騎士 1 (フロース コミック) [ Team IYAK (winter・heyum) ]
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『皇帝と女騎士』
原作/G.M 漫画/Team IYAK
ううーん、こちらもまた原作は韓国かどちらかなのでしょうかね。
よくわからないのですが、たぶんそうかな?
よくわかりませんが、面白いからいいんです(笑)
しかし、あれだね。フロースコミックは、時々、左から開く漫画があるんだよね。
これちょっと、読み辛い……。
やっぱり右から開いて欲しい、コミックは。
絵の並びとか、もともと原作がもしかしたら左から右への読み方(英語みたいに)で仕方ないのかもしれないけど(ピッコマとか縦にスクロールだからね)、いやでも、読み辛い……。
さて。タイトルの通りの漫画なのです。
表紙を見ると、まるで騎士が男で、皇帝が女のように見えますが、逆です(笑)
うん、だから、タイトル通りなんですってば。
主人公。女騎士のポリアナ。
エハスという国の辺境地、クレンベルの貴族の娘として生まれます。
父親は実の父親ですが、母親と妹は、後妻と腹違いの妹。
父はこの妹を溺愛していて、前妻の娘であるポリアナを疎んじていました。
さて、エハスは長年、近隣国家のククーダと、毎年冬に戦争をしていました。
貴族の家系からも、必ず一人はこの戦争に参加しなければならないという決まりがあり、なんと父親はまだ幼いポリアナを戦地に放り込んだのです。
与えられた剣を抱えて、泣きながら馬車で去る父親を追いかけるポリアナ。
ポリアナを預けられた戦隊の……長なのかな?
よくわからないけれど、その老人は、彼女を哀れと思ったのか、そのまま引き取ってポリアナを育ててくれます。
そして、剣を教えられ、そして戦術を学べと教えられます。
これが後々のポリアナを助けてくれることになります。
そうやって鍛えられ、ポリアナが初出征を迎えたのが、13の時。
男の中に女性はたった一人。それでも、ポリアナは戦地へ赴きます。
そりゃあね、酷いもんですよ。女だから、女だからと、とにかくいじめられたり、除け者にされたり。
でも、ポリアナは強い女子なのです。心が強いんだろうね。
親に捨てられてしまい、そう生きるしかなかったのかな?
この頃には、まだ若干女性言葉だったんですが、男所帯の中で生きるうちに、言葉遣いも男っぽくなっていきます(一巻ではまだ女性らしさが残ってるけど)。
さてさて。先ほどもちらりと書きましたが、ポリアナの祖国、エハスは、まるで毎年の冬の恒例行事のように、近隣国のククーダと戦争をします。
その都度、
「今年こそ大きな戦いになる」
「今年こそ、決着がつく」
などという言葉に惑わされていましたが、さすがに何年も同じことの繰り返しに命を張るのに疲れたポリアナは、一度休暇を取って実家に戻ります。
しかし、実家はあいわらず。妹に家督を継がせるつもりの両親にも辟易しながらも休暇していたポリアナですが、町の人達の話から、ククーダではない別のところからの攻撃があるのではないか、ということに気づいたのです。
この別の国、こそ、ポリアナの未来の君主、アクレア王ルクソスが率いるアクレアという国でした。
そのことを慌てて上官に告げるのですが、ここでも「女だから」「女の意見なんぞ」などと言われ、あしらわれてしまいます。
そして、いざ、ククーダとの決着の時。突如現れたのはアクレアの軍。
驚く両国の人々は逃げまどいます。しかし、その多くはアクレア軍に敗れてしまいます。
しかし、その中でも冷静に対処し、自分の部隊を逃がしたポリアナ。
さらには、自分がおとりになって、部下を完全に逃がしてやります。
一方、アクレア軍のルクソスは、あの混乱の中でうまく逃げた部隊があると知り、興味を持ちました。だから、その隊長を生かして連れてこいと命じます。
さあて。ポリアナは捕まってしまい、いよいよルクソスとの対面です!
ポリアナは女ですから、女ならではな大変な目に合う可能性はあります。
ですから、ルクソスに、
「騎士として死なせてくれ」
とお願いします。
ルクソスはルクソスで、男なら自分の部下に、と思っていたところ、女性だと判明して、一度は斬首刑を命じます。
しかし。その後に見たエハスの会議録を見て、考えが変わりました。
小さな異変も見逃さず、いつも的確な進言をしていたポリアナ。それらを女だからと取り合わなかったエハス。
こんな人物を死なすのはもったいないと、斬首刑を中止にします。
もっとも、もう命令して時間が経っていたので、もう死んだかも、と思っていたのですが、なんとポリアナ、大勢の軍人相手に大げんかを繰り広げていたのです。
それもそのはず。兵士の一人でポリアナの鎧を外すついでに、暴行を働こうとしたのです。それに立ち向かっていたのですね。
そこへ現れたルクソスは、ポリアナに自分の騎士にならないかと告げるのでした。
かくして、ポリアナ。本名、ポリアナ・クレンベルは、アクレア王ルクソスより新しい苗字を賜り、ポリアナ・ウィンターとなりました。
ルクソスに永遠の忠誠を誓い、ルクソスの騎士となったのです。
とりあえず、一巻はその辺りまでかな。
ここから、ポリアナがアクレアの軍の人達との絆を結んでいくドラマがあったり、ルクソスの……おとと、ここからはネタバレかな、と思いながらも、まぁ、一巻のオープニングにもありますからいっか。
ルクソスの、ポリアナへのなかなか報われない恋心のやりとりなどが、とても面白い作品となっています。
個人的には、ポリアナがアクレアの軍の人達と仲良くなっていくのが楽しくて(笑)
私はすでに、いつものように『ピッコマ』で最新話まで課金して読んでるので、一巻を読み直すと、フフフ、と怪しい笑みしか浮かびません(笑)
そっか、この卿はこの頃、ポリアナに対してこんなかったっけ、とか、思ったりするわけです。
ちなみに帯には、
『異色戦場ラブストーリー』
とあります。
ラブストーリーだったのか(笑) とちょっと思ったりもしますが、まぁ、確かにラブストーリーなのかもしれません(笑)
最初にもお話しましたように、まぁ、ちょっと絵が私の好みではなかったので、しばらく敬遠していたのですが、あまりにも面白くて、ついつい課金している今日この頃です。
私ったら、いったいいくつピッコマさんに貢いだのかしら、ウフフ。
機会があれば、ぜひ読んでみてください。
スカッとするお話だと思います。
盗掘王
どうも、さつきです。
やっぱり土日はバタバタしてしまいますね。やれやれ。
さて。本日ご紹介するのは、こちらも私の大好きな『ピッコマ』さんで読み始めたもので、つい先日、コミック化されたものです。
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「盗掘王」
原作/SAN.G ストーリー/Yuns 漫画/3B2S
少し前に紹介した、
こちらの本とね、なんか雰囲気が似てるなぁ、って。
あと、もしかしたら、漫画描いてる人、一緒じゃない? とか思って読み始めたんですが、書いてる人の名前違いますもんね。
ハハ。ちゃんと見ろ、私!
しかし。こちらの本はあれかな。原作はまた韓国とかの方かな?
よくわからんので、割愛します。
一応、ストーリーの舞台というか、主人公は日本人ということになっているようです。
あれかな。原作は韓国の方で、ストーリーを構築したのは日本の方で、漫画描いてるのも日本の方、という感じかな。
正しい情報ではないと思いますので、鵜呑みにしないでくださいね。
とにかく、私は話が面白ければ、どこの誰が描いたものだっていいんですよ。
さて。この「盗掘王」というお話ですが。
プチ、転生もの……というか、私の大好きな「過去還り」モノです。
主人公の剛力遼河38歳は、大河原泰政の元で、世界に散らばっている『墓』を盗掘するチームのリーダーでした。
まず、『墓』というものですが。
物語の中、2025年。
地球のあちこちに『墓』と呼ばれるものが現れます。その中には『遺物』というものがあり、これが世界を混乱に陥れたのです。
『遺物』というのは、この世の中にあった様々な物語の中に登場する『モノ』です。
例えば、『金の斧・銀の斧』という有名なイソップ童話が原型のお話があります。
このお話の中に出てくる、まさに『金の斧・銀の斧』が遺物です。
ちなみに、この斧は、遼河が転生して初めて手にした遺物でもあります。
他にも、その物語の中出てくるものが色々と現れて、「なるほどなぁ」って面白いですよ。
で、です。その『遺物』を手にすると、『遺物』が持ち主にちょっとした力を貸してくるのです。その力で人生が逆転して金持ちになった、などいろいろあるようです。
だからこそ、人々は『遺物』の盗掘を始めたわけです。
しかし、いよいよ世界のあちこちで『墓』の出現が頻繁になった頃、たくさんの『遺物』を持っている人が有利な立場になるようになりました。
そこで、数多くの『遺物』を手にしていた大河原(大手企業TKBM会長)が率いるような団体などに入るしか、『盗掘』(というか、発掘)ができない状況になっていったのです。
遼河もまた、個人的に『盗掘』をしていましたが、なかなかうまく動けなくなり、大河原にスカウトされて、彼の盗掘団に入ることになりました。
そして、自らが率いる盗掘チームを作り、かなりな成績を上げたのです。
大河原のために頑張って盗掘していたのですが、なんと遼河はその大河原に裏切られてしまうのです。
成績の良い遼河のチームに危機感を抱いたせいです。
そうして遼河は、大河原の罠にはまり、遺物により命を奪われたのでした。
とまぁ、ここまでが、前世でのお話。
遼河は死ぬ間際、一匹の喋るカラスに出会います。
『チャンスをやろう』
そういって、そのカラスは遼河を過去へと向かわせたのです。
15年前、まだ『墓』も現れておらず、『遺物』の存在なども知られていない時代。
23歳の遼河は、自分を陥れた大河原に復讐するために、先手先手を打って数々の『遺物』を手にいれていくのです。
で、ですね。遼河には、「俺だけレベルアップな件」と同じように、ゲーム画面のような吹き出しのようなものが見えるようになります。
遼河曰く、『ゲームのキャラクターのよう』に。
その画面では、何かするたびに起こるスキルのレベルアップや、警告などが現れます。
ここでまた説明ですが。『遺物』を自分のものにするには、三つの方法があります。
その一、『親和力』
自らの力で得た『遺物』に対して、良い関係を築き上げながら協力してもらうという力。
その二、『支配力』
圧倒的なカリスマ性で『遺物』を服従させて支配する力。
その三、『適合力』
主人と『遺物』が、先天的な才能や能力で結ばれている関係。
です。
以前の世界で、遼河は『親和力』を持ってして、『遺物』に接していました。しかし、こちらには大きな副作用があるのです。
そもそも、『遺物』というものたちは、人間に対してよくない想いを抱いているようなのですね。
だから、仲良くしていると見せかけて、じわりじわりと人間の体や精神に異常をもたらしていくのです。
前世の遼河もそれで悩み、だからこそ大河原のような医療系の遺物を持っている人物の傍にいたのです。
それでしか治療ができないからです。
だからこそ、大河原は圧倒的な力を身に着けたのですが。
それがわかっていたので、生まれ変わった遼河は圧倒的な支配力を選びました。
そうやって大河原の先手先手をうち、数々の『遺物』を圧倒的な支配力で手に入れていくのです。
たぶん、その圧倒的な支配力って、大河原に殺された恨みというか、復讐心が根底にあると思うんですよね。
たぶん自分だけ殺されたのなら、ここまでではないかもしれないのだけれども。
遼河は自分のチームのメンバーまでもが殺されたことに、より深い怒りを感じているのではないかと思うのです。
いや、たぶんだけど(笑)
さて。コミックは現在二巻まで出ていまして。
二巻のラストは、今後仲間になるアイリーンとの出会いで終わっています。
くぅっ、ここからがまためっちゃ面白いのよ。
前世において、神クラスの遺物を持っている人間たちがいました。
彼らは、『〇〇王』という名前で呼ばれていて、様々な実権を持っていたのです。
彼女もまた、前世では『破産王』と呼ばれていました。『〇〇王』の中でも、最も恐ろしい力の所有者と呼ばれていたのです。
とにかく、彼女の近くにいるだけで、様々な災いが降りかかってしまうのです。
それがまた半端ない。世界恐慌だって起こるレベルです。
前世の彼女は遺物のせいか性格も破綻してしまい、とにかく恐怖の大王的な存在だったのだそうです。
しかし。
今現在のアイリーンは、とても可愛らしく美しい女性です。
まだ遺物に精神まで冒されていないのでしょう。
そこに遼河は目をつけました。
どうやらアイリーンと一緒にいると、『耐性』というスキルがグングン上昇することに気づいたのです。
すなわち、遼河はアイリーンと一緒にいても、『耐性』のおかげでひどい目に合わないということ。
だから、今のうちにアイリーンを味方につけようと考えたのです。
そして、アイリーンの力を借りて、遼河は再会(前世からね)した大河原とある遺物のオークションにて対決するのです。
イヤイヤ本当、ここまではまだまだ序章ですよ。
これからもっともっと面白くなります。
『遺物』もバラエティ豊かなものがたくさん出てきます(笑)
個人的にお気に入りなのは『荒縄』くんね。
あとはまた後から出てくるのですが、エジプトの三神ね(笑)
あと、遼河がね、気持ちいいぐらい性格悪い(褒めてる)ところも見どころ(笑)
それでも慕う仲間たちができていきます。
ぜひ読んでもらいたいです。
全編フルカラーなので少々お高めですが、面白いとお勧めします。
見える子ちゃん
どうも。さつきです。
今日、書店でレジをしていたら、1人の中年の男性が、「ぼくたちの離婚」を買って帰られていました。
兄さん。アナタも、コチラ側の人なのですね……。
さて。本日は、こちらの作品をご紹介。
アニメ化も決定されたらしい。マジですか(笑)
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「見える子ちゃん」
漫画/泉朝樹
つい先日、最新刊の五巻が発売されました。
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私、これを初めて読んだのは、さつきさん大好き「ピッコマ」でした(笑)
ホラーなんですよ。本当に。でもね、みこちゃんがかわいくて、可愛くて💓
登場するまがい物たちの顔はめちゃくちゃ怖いんですけどね。怖いというかグロいというか。
ここでざっとあらすじをご紹介。
主人公のみこちゃんは、いわゆる「視える人」。
見たくないのに、見えちゃうんです。この世の者でないものが。
だけど、めっちゃ怖いから、いつも見えてないフリをします。
もうね、涙目になりながらも、一生懸命ガン無視しようと頑張るわけです。
その涙目のみこちゃんがかわいくて💓
あら、ワタクシ、Sではなかったはず(笑)
それはさておき。
そんな視えてしまうみこちゃんを中心に、「神社」の連中、視えない占い師など、様々な人が関係して、なにやらコトが大きくなっていっている感じがしているところです。
ややこしいですね(笑)
たぶんですが、物語はいよいよ本題に入りましょうか、という段階なのかもしれません。
それまで、視えているのに見えないフリをするみこちゃんの奮闘劇が、本当にかわいくてよろしいです。
その中のエピソードで、本当に感動したものがありまして。
これはぜひ読んでいただいて、
「うわあ……」
って呟いて欲しいので、細かなあらすじは書きません。
ただ、みこちゃんの家族の朝の風景なお話です。
読み始めてから物語の最期に行き着くと、必ずページを戻してもっかい読んでみちゃうと思います。
このお話は、一巻のラストに載っています。
私はこのお話を読んで、
「コミックス、絶対に買おう」
と決めたのでした。
他にも、親友のハナちゃんも可愛い💓
乳デカのハナちゃんは、とても強いオーラを持っていて、そのオーラが良し悪しなんだそう。
ゴッドマザーと呼ばれていた占い師によれば、悪いものも引き寄せてしまうオーラ、ってことらしいです。
そのハナちゃんは、まったくなんにも視えません。ただ、ハナちゃんにちょっかいだそうとしている見えざる者を、みこちゃんはしっかり見えてしまっていて、いつもハナちゃんを助けようと必死です。
そんな2人にもう1人友達が増えまして。
その子はゴッドマザーに弟子入り希望の、みこと同じく……いや、ちょっぴりだけ視えているユリアちゃん。
この三人のやりとりも、なんだか良きかな、という感じです。
なんだろうな、「見える子ちゃん」は、言葉で説明するよりも、もはやコミックを読んでもらった方が早い気がする。
怖いのが苦手でなければ、結構楽しめる作品だと思いますよ。
しつこですが、私はぜひ、一巻のラストの話だけでも読んでほしいな、と思います。
しかし、「見える子ちゃん」がアニメ化だとう!?
どんな風になるんだろう。
と思って検索したら、こちらを見つけました。
可愛い、みこちゃん💓
アニメ化は2021年とだけ伝えられていて、いったいいつ始まるのかさっぱりです。
これはマメにチェックしておかなねば、ですね✨
ぼくたちの離婚
どうもさつきです。
どえらい本を買ってしまいました(がくぶる)
いつものように、書店の棚を綺麗綺麗していたところ、新刊として入荷されている本に気づきました。
最近のコミックはあれですよね。お試し読みの小冊子がついていたりなんかするんですよね。あれ、ありがたいですよね(笑)
そんなわけで、最初はちょっとした興味だけで見本を見たんですが、なんとまぁ……なるほどなあ、という内容だったため、そのままレジへもっていってしまいました(笑)
その名も、
ぼくたちの離婚 1 (ヤングジャンプコミックス) [ 稲田 豊史 ]
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ぼくたちの離婚
原作/稲田豊文 漫画/雨群
はい。タイトルのまんまです。
ただ、よくある離婚のエピソードを集めたコミックなどと違うのは、視点が男性目線なところかな。
女性の話もありますが、基本的には男性目線でのそれぞれの離婚がテーマのようです。
さて。感想などを述べる前に、ワタクシ事を1つ。
かくいう私もまた、離婚経験者の1人です。
なんと言いますか、離婚はいろいろあってすんなりと行われましたが、それまでがあまりにもモラハラ夫がひどかったので、二度と結婚はしたくない、という強い思いで15年以上は経ちました。
そんな経緯を持っているワタクシの感想となります。
(帯に賛否両論と書かれていたのは、そういうところの違いもあるのかなぁ、と思って)
第一巻には、四人の男性と一人の女性の離婚話が掲載されていました。
率直に言いますと、
「やっぱり、男性の脳と女性の脳は、構造も仕組みも違ってて、なんなら素材も違うのかもしれない」
というのが、一番の感想でした。
なんだろうな。我慢するところや、暴れちゃうところとか。うーん。違う生物なんだろうなあ、って。
恋愛指南本の作家さんである、ジョン・グレイ氏の本に、こんなタイトルの本があります。
ベスト・パートナーになるために (知的生きかた文庫) [ ジョン・グレー ]
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ベスト・パートナーになるために
男は火星から、女は金星からやってきた
著/ジョン・グレイ 訳/大島渚
頭に残ったのは、この「男は火星から、女は金星からやってきた」というワンフレーズです。
もうね、この言葉に集約されてるよね。男と女って。
そもそも、違う星で産まれた者同士なんですよ。多分育った環境も違えば、見ていて景色も違うし、姿かたちも違うかもしんない。
そんな2人が地球という星でばったり出会い恋をするわけです。
そりゃあ、何もかもが違っていて当然ですし、お互いに理解できなく当然ですよね。
火星ではとても水を欲していても、金星ではありあまるほどの水があり価値のないものと思われているかもしれない。
それぐらいの価値観の差もあるかもしれません。
うわああ、なるほどなぁ、と思ったものです。
そんな言葉を思い出させてくれたコミックでした。
あと、もう1つ思い出したことがあります。
いつかどこかで読んだのですが(多分、男性の脳と女性の脳の違いかなんかの本でした)。
女性は男性と別れてからしばらくはショックで落ち込みます。しかし、しばらくすると、そんな過去は忘れるようにして前向きになる確率が高いと言います。
逆に、男性は別れてすぐはせいせいしたとばかりに元気になるのですが、しばらくすると悲しみが押し寄せてきて、尾を引きずるのです。
私の周りにも、未だに学生時代の恋愛相手のことを思い出してはしみじみ語る男性がいます。どうしても忘れられないんですと。
きっと相手も自分のことを忘れられないに違いないと言ったりもしています。
そこで、別れた原因を聞いてみましたところ。
どうやら男性の度重なる浮気が原因だったのではないかと……。
「よく、浮気相手と会おうとしたら、ストーカーみたいについてきて邪魔された」
とか笑いながら武勇伝のように語っていましたが。
いやあ。別れは青天の霹靂のようにやってきた、とか言ってましたが、違うな。
女性は長い間苦しんで、ようやく出した結論が別れだったんでしょう。
なんでも結婚の話をされても逃げてたとかいうてましたしね。男性が。
女性はこのままでは埒が明かないと思ったことでしょう。
そんな風にして別れた相手のことを、未だに思い続け、会いに行こうかな、喜んでくれるかな、とかいうてます。
私は、「一度会いに行ってみたらよろしい」とだけ告げてます。
そしたら現実を知ることでしょう。
女性側はそんな大変な目にあっていたのなら、きっともうその男性のことは忘れてます。
私よく男性に言うのですが、
男性が原因で別れた後、男性は良い思い出だけが何故か残りがちです。しかし、女性は悪い思い出だけがピックアップされて残ってしまいますよ、と。
さきほどのお話の知人男性の場合も、きっと女性側は彼を思い出すとき、浮気された時の悲しさや、結婚話を避けられた時のショックなどしか思い出が残っていないと思います。
今更あっても、思い出したくない過去の男性としか思われていないので、嫌な顔をされることでしょう。
本能云々で仮説を立てると、女性はより優秀な種を持つ異性との交尾で優秀な子孫を残したいと思うという話を聞いたことがあります。
男性が浮気するのは狩りをするのが本能だからだ、というふざけた話と似たりよったりなのですが(笑)
ただ、その本能があるのなら、きっと上記の男性はその女性から、
「お主の種は優秀ではなかったので用済みです」
ということであり、すぐに忘れてしまうのだろうなあ、と思う次第です。
おとと。なんだか女性の味方ばかりをしてしまうお話をしてしまいましたが、最後に男性の味方もしてみます。
このコミックを読んで、やっぱりな、と思ったのは、男性って純粋というか、純情なところが残っているというか。
「奥さん」については、「俺の嫁がそんなはずはない」と言った感じで、100%信じてるところがありますよね。
それってすごいことだな、と思うのです。
その気持ちに応えられる奥さんとの結婚生活なら、きっと離婚なんかしなくてもいいんだと思います。信じあえる家庭って、理想です。きっとなんの不安もない。
コミックの男性陣もそんなところがあり、女性が浮気したり、理想と違ってきても、なんだか信じているところが見えていました。
それを考えると、女性の方がしたたかな生き物だな、というのがよくわかります。
まあ、結論として。
離婚に至るまでの理由は、夫婦それぞれであり、そこには「事実は小説よりひどい。」(「妻のトリセツ」「夫のトリセツ」著者・黒川伊保子さんによる帯の言葉)内容があったりで、一概にこれだとは言えないということ。
中には、離婚して当然だー、ということもあれば、なんでそんなことで? と思うこともあるでしょう。それこそ、その夫婦それぞれの理由があるからなんでしょうね。
ええ。ワタクシは二度と結婚はしたくないと思っています(笑)
一応、十何年のお付き合いのパートナーはいますが、どちらも結婚は考えていません。
もう一度だけでコリゴリさー。
結婚してないから、程よい距離感で長く付き合えているのかもしれないですしね。
コミックの中の唯一の女性も、もう結婚するつもりはないと言ってました。私とは理由が違うようではありますが、それもまた1つの離婚後の生き方です。
とまぁ、なんだかんだと色々考えさせられるコミックでした。
こちらには、どうやら原作の小説版もあるようです。
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こちらもぜひ、読んでみたいですね。
ねこまた。
こんにちは、さつきです。
昨日は用事があり、更新できませんでした。
くっ。なんか悔しい。
いやでも、毎日一冊ずつ、紹介していけたらな、と思っているので、のんびりマイペースに頑張りたいと思います。
偏り語るぐらい、語るの好きなもので(笑)
さて。本日ご紹介するのはこちら。
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「ねこまた。」
漫画/琥狗ハヤテ
パッと見、表紙どうっすか?(笑)
なにやら江戸時代っぽい背景に、江戸時代の人っぽい人が真ん中にいて、少々難しい顔をして鎮座してます。
でもね。
その周りを見てください。なんか知らんが、可愛い「ねこまた」たちがいっぱいいやしませんかっ!!💓
いやもうね。本当に、めっっっっちゃくちゃ可愛いのよ、この「ねこまた」たちがっ!
私はこちらのコミック、友人から一度全巻お借りしたわけなんですが。
で、一読しまして。
即、全巻購入しました✨
(漫画全巻ドットコム)
物語は、表紙のまんま。江戸時代です。
コミックの表紙を飾るのは主人公、「ささめの親分」こと仁兵衛。
京の都で岡っ引きとして生計を立てております。
でも、それだけじゃあ暮らせないので、内職というか、こっちが本職か?
「つまみ細工」(今もありますね)を作って小売業者に売り、生計を立ててます。
なんでも、とても人気らしいですよ、仁兵衛が作ったつまみ細工は(笑)
「ささめ」というのは、なんせ独り言が多いということ。
今日も今日とて、どこか他所を向いて、ブツブツブツブツ。
仁兵衛の手下である弥七は、いつも誰に話してるのか気になるし、自分かと思って返事したら「お前ちゃうわ」と叱られたりするし。返事しなかったら「なんで返事せぇへんのや」と言われたり。
これだけだととんでもない上司ですよね(笑)
でも、もう七年も一緒にやってるらしいので、気が合うのでしょう。
また、仁兵衛の上司のようなものである同心・寺島も、仁兵衛と一緒に盗人などを追いかけてみれば、ドコ情報かわからん情報で、仁兵衛が見事に盗人の隠れ場所を見つけたりと。
とにかく、不思議で不思議な仁兵衛なのです。
実は。
仁兵衛には「黒ねこまた」が取り憑いてます。
うん、この文字しか思い浮かばない(笑)
この「黒ねこまた」に仁兵衛が話しかけたり、情報をもらったりしているわけです。
しかーし。
「ねこまた」は言葉を発せません。触れられません。仁兵衛以外の人には、見ることすらできません。
頭には猫耳のほっかむり(物語の途中で、実は『脱げる』ことが判明したけれど、中身は永遠の謎)、「ねこまた」ってぐらいなもので、尻尾は二つに裂けてます。
ただ、顔がとにかくかわいい💓
仁兵衛のうちにいる「ねこまた」たちは、表情が活き活きしていて、本当にかわいい✨
あ、そもそも、「ねこまた」とはなんぞや、という話ですが。
「ねこまた」は、「屋根」のある建物に必ず一匹いるという「あやかし」です。
その「屋根」を守っている……すなわち、そこに住んでいる者たちを見守っている妖精のようなもの、といえばわかりやすいかな。
「ねこまた」がいるから幸せになったり不幸になったりするのではなく、本当にただたんに、「屋根」があればもれなくそこに住み着く、もしくは生まれるのです。
例えば、街道のお地蔵さん。屋根付きの祠にいるのなら、そこにもずっと「ねこまた」がいます。
江戸時代は井戸水を利用していましたね。
その井戸に屋根がついていたら、そこにも「ねこまた」がいるのです。
ちなみに、仁兵衛の家には大勢の「ねこまた」がいます。
1つの屋根に一匹なのに? な感じなのですが、これも仁兵衛の不思議。
屋根を失った生まれたての「ねこまた」や、「ねこまた」は袈裟なんかにもいたりするので、捨てられた「袈裟」についていた「ねこまた」なんかを、仁兵衛が引き取ってくるわけですわ。
人徳なの?(笑)
それもあるのでしょうが、「ねこまた」たちは普段、人間に見てもらうことができません。だけど、仁兵衛は見てくれて、存在を認めてくれています。
だからこそ、集まってくるのでしょう。
さて「ねこまた」の模様や色は様々。
生まれたばかりの「ねこまた」は小さいですし、「生き物」のようです。
その中でも、仁兵衛に直接とり憑いてる「黒ねこまた」は特別で、「屋根」ではなく「仁兵衛」に憑いているわけです。
これは「ねこまた」界ではかなり珍しいらしく、「黒ねこまた」は他の「ねこまた」たちの憧れの存在でもあるようです(笑)
じゃあ、なぜ「黒ねこまた」は仁兵衛にとり憑いたのか。
それは、仁兵衛が幼い頃、高熱で死にかけていた時のこと。
熱に浮かされた仁兵衛が、初めて「黒ねこまた」と出会います。
必死に自分の心配をしてくれている「黒ねこまた」に礼を言う子ども仁兵衛。
この熱のせいで、「ねこまた」が見えるようになったんと違うかしら。
んで、「黒ねこまた」は自分が見える仁兵衛が気に入って、ずっと憑いてるんではないかと思ったり。
仁兵衛が子どもの頃、仁兵衛にだけ見える「黒ねこまた」に話しかけていると、友達たちが仁兵衛を変なやつと言うわけです。
まぁ、仁兵衛も年ごろでしたから、
「そんな変なもん見えてへんで」
とか言っちゃうわけです。
すると。
「黒ねこまた」はショックのあまり、消えてなくなりかけてしまうわけです。
実は、「ねこまた」は、家がなくなるとその家と一緒に消えてしまいます。
煙のようなものになって空に舞い上がっていくのです。
近場の「ねこまた」たちはそれを誇らしげに見送り、見送られた「ねこまた」もまた、誇らしげに胸を張って消えていきます。
そして。新しい家が建つ時。その大黒柱の根っこから、新しい「ねこまた」が産まれます。
その「ねこまた」はヨイショヨイショと懸命に大黒柱を昇り、そのてっぺんで、これからは自分がこの家を守るっ、とばかりに胸を張ります。
そんなサイクルがある「ねこまた」。
仁兵衛に「拒絶」されることにより、「いらない」とされてしまったわけなので、必要ない自分は消えないと、とでも思ったのかもしれません。
仁兵衛が慌てて、ごめんを連発し、二度とあんなことは言わないと誓い、今にいたります。
他にもね、「ねこまた」の秘密は全六巻の中に盛りだくさんだし、ちょっと泣けるエピソードや、胸が温かくなるようなエピソード。いろんなエピソードが盛りだくさんで、かなり癒されます。
そう、癒されるんです。「ねこまた」たちに!
物語はほとんどが四コマです。時折、普通の漫画です。
とはいえ、読みにくくなく、とても読みやすい。
この作家さんは、BLも描かれている人です。
なんだろう、「獣」を描かせたら、ピカイチではないかしら、と思うぐらい上手です。
だからこそ、「ねこまた」たちもめっちゃ表情豊かで、めっちゃ可愛いんじゃないかしら。
今回、こちらのコミックを紹介するために、ちらっと一巻だけ読み直そうと思ってたら……気づいたら全巻読み直してたわ(笑)
心から、なんかこう、癒されたい人は、ぜひ、一読してみてください。
そんな方々に超オススメです。
そして私は「ねこまた」グッズがあるなら、めっちゃオトナ買いしたいぐらい欲しい(笑)
捨てられた皇妃
こんにちは。さつきです。
今日は「ザ・オトメ」なコミックを紹介します。
それが、こちら。
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「捨てられた皇妃」
原作/Yuna 漫画/iNA
はい。実は、この「さつきの偏り語り」の前形だったブログでもちょこっと紹介してたんですが、ちょこっとじゃアカンやろと!
こんなに面白い話を、ちょこっとでは、偏り語りのワタクシが私を許せんかったわけです。はい。
なので今日は思う存分、語ろうと思います✨
まず、こちら。原作や漫画の方のお名前から、なんとかピンときたかと思われますが、原作は韓国の方のお話になります。
そして、私の大好きな
こちら『ピッコマ』さんの作品です。
piccoma.com
大人気の作品でもありますね。うんうん。
世の中に、数多くの転生モノなお話がありますが、捨てられた皇妃は時代戻りものっていうの? 時間戻りもの??
確かなんかたとえがあったんだけど、忘れたので、「過去戻り」と言わせてください。
そうなんです。主人公の女の子は、処刑されて過去に戻り、もう一度同じ人生を歩むのです。
では、ここからは少々のネタバレ含みつつ、ご紹介✨
主人公のアリスティア・ラ・モニーク皇妃は、皇太子を暗殺しようとした罪で斬首の刑に処されます。
ただ、皇帝――カスティーナ帝国34代目皇帝 ルブリス・カマルディン・シャーナ・カスティーナのことを愛しただけだったのに。
もうね、そこにはいろんな事情があるわけです。
まずは人物紹介。
主人公・アリスティア
モニーク家の令嬢で、幼い頃からルブリスの奥さん、つまり未来の皇后になるべく育てられました。モニーク家は侯爵家で、唯一国の開国に貢献した由緒ある家系です。
彼女は、神のお告げにより、皇太子の未来の嫁になることが決まったのです。
最初の世界での彼女はとてもクールで、プライドの高い人でした。でも、きちんと自分をわきまえられる、なんというか、人形のような感じ。
そして幼い頃からお告げの通り、皇后になるべく勉強してきたのですが、ある日突然現れた異世界からの少女・美優になにもかもを奪われてしまいます。
皇后から皇妃へ。簡単にいえば、正妻から愛人になったようなもの。
しかも、なんにも知らない美優のかわりに、一生懸命皇后の仕事までしているのに、ルブリスはとても冷たく、挙句の果てにはルブリスとの子も流産してしまいます。
それでも彼を愛していたのに………最後は彼を刺してしまうのです。……そして処刑へ。
だけど、次の世界……九つの女の子に戻ってからのアリスティアは、自分の運命を神に左右されてなるものかと、運命に逆らい切り開いていく強い女の子になります。ただ、極端にルブリスを怖がります。当たり前ですよね。処刑された記憶が生々しく、彼女には残っているんですから。
皇帝・ルブリス
カスティーナ帝国の34代目皇帝。とてもクールな顔立ちで、最初の世界でのルブリスは、いつも冷ややかな眼差しでアリスティアを見ていました。笑うと口元が引きつったような、とってもいやな笑い方! とにかく、とある理由でアリスティアのことが大嫌いだったわけです。(でも本当はどうだろう)
彼は突如として現れた異世界の女の子・美優に心を奪われて、彼女を皇后にしてしまい、アリスティアは皇妃にさげてしまうのです。
挙句の果てには、もはや乱暴の域でアリスティアを身籠らせたり、アリスティアの父を反逆者にして処刑したり。最期にはアリスティアに刺されますが、命に別状はなく。
そして、ニヤリといやな笑い方をしながら、処刑されるアリスティアを眺めるわけです。
最低や!
異世界からの少女・美優
神のお告げの、皇太子の未来の伴侶は、実はこの美優だった、という流れ。本当はこの世界に生まれるはずだったんだけれども、何か間違って違う世界に生まれてしまったのを、神が無理やりこの世界に引き戻した、ということらしいです。
ですから、世の中はこっちが本当のお告げの子、として、ルブリスとの結婚を望んだわけです。
ええええ、って感じ。
しかも、次の世界でも、こやつは出てくるのです。いやあ、なかなかすごい感じで出てきます。
この三人がメインなメンバーではありますが、他にも国を支える公爵家が二つあり、それぞれの公爵家の子息たちとの関わりも、二度目の人生を歩くアリスティアにはとても重要なものになります。
一度目の人生がそんな形で終わり、とにかくアリスティアは二度とルブリスを愛さないと誓い、家を継いで騎士になる道を選択します。
モニーク家にはアリスティアしか子がなく、後継ぎがいなかったんです。
それもあり、アリスティアは強くなりたいという思いから騎士になるために頑張ります。
前世とは違い、父親のモニーク侯爵との仲も睦まじくなります。前世では、最後の最後に、娘に対しての親としての優しさを見せるぐらいの関係だったようなのですが、今は違います。
アリスティアが「パパ」と呼ばず「お父様」と呼ぶと、ちょっぴり不機嫌になったりする、愛情深いパパとして描かれてます。
さて。アリスティアは、なぜ自分がまた九つからの人生を歩むようになったのか、この国の神である「ベタ」に尋ねてにいきます。
この国の神は時折「お告げ」を神官たちに託します。アリスティアが皇后になるのも、お告げがあったからであり、だからこそそうやって教育されました。
ですから、自分の時間が戻ったことも、何かしらお告げがないかと確認しにいったのです。
それらしいお告げがないかわりに、アリスティアは直接「ベタ」と会話をすることに!
そして、自らの運命の哀れさを知り、泣き叫びます。
だって。さっきもちょこっと書きましたが、うっかり他所の世界で生まれてしまった本来のお告げの子・美優がこっちの世界に戻ってくるまでの、いわば「つなぎ」でしかなかった、と神が言うわけです。
そんなこと言われたら、発狂ものでしょう。
自分があれだけルブリスを愛したのも、ルブリスから愛されなかったのも、処刑されたことすら仕方がなかったこと、みたいな感じになってしまうのですから。
そこでアリスティアは激昂。神に対して、
「絶対に神を信じない! 自分の運命は自分で切り開く!」
みたいなことを宣言するわけです。
神はそれを受け止めて、しかし、自分のせいで(ですよね)こんな風になってしまったアリスティアのことは見守っていると告げます。そして、お詫びを兼ねて、二つ名をプレゼントするわけです。
これがまた、面倒なことで。ベタから与えられし二つ名を持つということは、王位継承者にもなれるという設定らしい。ひぃ。
せっかく、新しい人生を歩もうとしているアリスティアには、こんな風にわちゃわちゃといろんなことが押し寄せてきます。
ただ、前世と違うのは、ルブリスとの関係。最初の頃のルブリスは、確かにアリスティアのことが嫌いだったようなのですが、歳を重ねるにつれて、好意を寄せるようになるのです。
でも、前世でのことがあるから、怖くて仕方ないアリスティアは、婚約も破棄してくれと願い、自分は騎士になってモニーク侯爵家を継ぐ、とルブリスに宣言するわけです。
でもね。
うーん、なんていうんでしょう。やっぱり好きだった人だし、惹かれる要素はたくさんあるんだと思います。
アリスティアも知らず知らずのうちに、また彼のことを好きになっていくのです。
うーん。本当にね。面白い作品なのよ。
生まれかわったアリスティアの成長ぶり。前世にはいなかった友達とのやりとり。ルブリスとの関係。未来を知っているからこその、様々な行動。
そして、満を期して現れる、美優……。
現在、五巻まで発売されています。五巻のラストでは、アリスティアがいよいよ騎士としての出発が描かれています。
ふふ。ここからの展開も、めっちゃ面白いんですよ✨←またもや課金して「ピッコマ」でのラストまで読んでる人。
さて。この「捨てられた皇妃」には原作があり、こちらも日本版の一巻が発売されています。
ノベル 捨てられた皇妃 1 (フロース コミック) [ Yuna ]
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こちらもめっちゃ面白いです。
主にアリスティアの一人称なのですが、読みやすい一人称ですね。
ええ。こちらも、もちろん「ピッコマ」さんで今出ているところまで課金して読んでますがな。
それぐらい、面白い、という話。超オススメです。
魔夜の娘はお腐り申し上げて
(本日の内容には、「BL」という単語が出てきます。苦手な方は回れ右でよろしくお願いいたします)
こんにちは。さつきです。
先日、面白い本を見つけて購入しました✨
それが、こちら。
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「魔夜の娘はお腐り申しあげて」
山田マリエ
もうタイトルから、ピンとくる人はきますよね(笑)
はい。ワタクシも、タイトルの中に入っておられるお名前の漫画家さんには、ちっこい頃からお世話になりました。
『パタリロ』は私の世代。今は『翔んで埼玉』って言えば、今の子たちにも通じるかしら。
その作家さんが、魔夜峰央さんですね。
その実の娘さんが描かれた漫画なのです。
もうね。読んでね。テーブル叩きながら、何度、
「わーかーるーーーーっ」
ってなったか(笑)
まず、感想をお話する前に、こちらのコミックでも魔夜さんとのお話とは別に軸になっている、BLなるものから触れなければなるまい。
ワタクシ、おそらく、結構なオバサンです。
山田マリエ氏は、私の知り合いの腐女子さんと考え方や、なんていうか、萌え方が似てるなぁ、と思ってググッたら、うおいうおい、年齢ドンピシャじゃないの!
ああ、なるほど。この年代の方のBLを嗜む「カタチ」をそこに見ました。
ワタクシも、初めて、BLもどきに触れたのは、何をかくそう、「パタリロ」のバンコランとマライヒですよ。
当時、まだちっちゃかったワタシクは、従兄弟たちと並んでパタリロのアニメを見ておりまして。
「い、いや、なんでこの人たち、男同士なのに……? あ、マライヒ、女の人だったっけ?」
って感じで、頭が追い付いていなかったのであります。
でもね。さすが………ていうか、ええ、暴露しちゃうと、さすが未来の腐女子(貴腐人)ね!
その時から、そういうのがドキドキしてたのね(えへ
とまぁ、そんな風なことが根底にあり、中学生になる頃には、どっぷり腐の沼におったワタクシですが。
でもね。やっぱりね。マリエさんの年代とは違うのよ。
だって。その頃、まだ「BL」だなんて言葉なかったんだもの。そんなの、オトナになってから出てきたんだもの。
当時は、このコミックにも出てきてましたが「やおい」という言葉だったんだもん。もしくは「JUNE」だとか「6月」とかだったんだもん!
ね。年代が違うでしょ。
だから、なんていうか、マリエさんの年代の萌え方って、眩しいのよ。キラキラするの。
私世代はどっちかっていうと、パパの魔夜さんに近いのかな。
いや、魔夜さんは美少年っっって感じの、あれだし。「ポーの一族」とか、もろだし。
私たぶん、魔夜さんと、マリエさんのちょうど中間的なところの萌えを嗜んでいた年代だと思います。
いや、前置きと暴露が長くなりましたが(笑)
そんなわけで、本当に読みながらね。
「わーかーるーーーーっ!!」
だったのよ(笑)
だって、私、今、そのマリエさんと同い年の娘ッこさんと、そういう会話でめっちゃ盛り上がってるから(笑)
マリエさんとトモりんさんとの会話が、もう本当にツボすぎて、お腹抱えて笑いましたし、前述のようにテーブル叩いて悶えました(笑)
ええと。コミックは四コマ漫画形式で進みます。
もちろん、パパの魔夜先生もちょくちょく出てきています。
魔夜先生一家のこと、BLのこと、なんかもう、いろんなものが詰め込まれた、最高にいろんな愛にあふれる作品ではないかと思うわけです。
いやあ、なんだろ。久々に心から笑ったし、悶えたし、そしてほっこりしました。
あと、絵もお上手! さすが、DNAは裏切らない。
これはあれだね。続刊……になるの?
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こちらも読んでみないといけませんね✨