北陸本線今昔〜思うこと | 模工少年の心

東京は昨夜の積雪、思ったほどでなくよかったです。

昨シーズン前に買ったスコップを初出動させました。これが日常の雪国はたいへんてすね。

 

さて、このブログを始めたのは、鉄道模型(〜もっぱら車両のみ)を作っていて、失敗したことや気づいたことなどを文章にまとめ、画像を付けることで目に留まった方の何かヒントになればという気持ちからです。

 

一方、乗り鉄や撮り鉄の記事はフォロワーの方のブログに刺激されて、「こんな楽しみ方もいいな!」と思いやっているような感じです。

 

そんなことで、今楽しませていただいているのは北陸本線を撮り鉄されている方々のブログです。

 

この3月の北陸新幹線敦賀開業がいよいよ近づいてきて、大阪、名古屋から北陸直通のサンダーバード、しらさぎの最後の活躍を見ておきたいと撮影に訪れる気持ち、わかります。

 

自分では行けませんが、そうした方々がアップされた画像を見て、自分も行ったような気分にさせてくれます。

 

北陸本線の今庄に、母の実家のある私は幼い頃はよく福井県に行きました。

考えるまでもなく東海道本線経由、米原乗り換えのルートでです。

 

東京駅 - 金沢駅間を結ぶ夜行急行「能登」。

夜行列車があった頃は、乗り換えなしで、早朝、今庄駅に停車するので便利だった」と言っていた母の言葉も遥か遠い昔になってしまいました。

 

そんな中で、ある年、福井発上野行きの信越線回りの急行「越前」(昭和40年開設)で帰ることを提案し、聞き入れてもらったことがありました。

 

当時、今庄の実家の叔父が国鉄に勤めていて保線関係の仕事をしていたのですが、「直江津回りは時間が掛かるよ」「北陸本線は日本海縦断路線として線路等級も(信越本線とは)違う」とアドバイスしてくれました。

 

そんなですから、福井まで「北陸新幹線(信越回り)で行く」というのは、どうにもピンと来ないのです。

 

やはり、福井が東京から金沢や富山よりも遠くなるということが、肌感覚として実感が湧きません。

(2024年1月21日撮影 東京駅にて)



もしも…JR東海が乗客取り合戦に打って出て「ハピラインふくい」と提携、隠し手を使って「しらさぎ」を福井まで延長復活に巻き返したら?…

jR東日本とjr東海のサービス合戦勃発か!

 

などというのは、「何も知らないのシロウトのつまらない戯言」と一刀両断されそうです。

 

ところがどっこい。このまま永久に信越回りの勝ちが続く、とも言えないことに気付きました。

 

いつか開業するリニア新幹線が、東海道回りの最速経路をもたらす!  

 

それまで虎視眈々と待つJR東海は、まさに鳥羽伏見の戦いでそれまでの形勢をひっくり返した薩摩、長州藩のようです。

 

今後の展開が、歴史好きには堪らない、と思えてきました。