3連休は遠出をしないことに決めていたので、連日、ホビーモデルのクモニ13(動力なし)キットを組み立てています。
このキットは、プラキットシリーズNo.201と銘打たれていて、ランナーにプラスチックの部品がつなげられた、いわゆる「プラモデル」に分類される商品です。
ただ、プラモデルメーカーから出されている鉄道車両のプラモデルの多くには、台車や車輪(動輪)、パンタ、カプラー などのパーツがキットに入っていて、ディスプレーモデルとして完成できる体をとっているのに対して、このキットにはそういう類のパーツは一切入っていません。
デカールやインレタも含まれず、「鉄道模型とした動力化を前提」とスッキリと割り切っています。
このキットは、ランナーからパーツを切り取るごとに、ますます接着剤でシコシコ貼り付けたくなっていきます。
プラモデルならではの、お気軽さが休日の楽しみ方にはもってこいだと思います。
このキットを作ろうと思った動機に、それほど強いものはありません。
メーカー不明のDT10形式の台車(マクラバリを留めるネジが2mmでなく1.4mmで日光モデルとは違う)と軸距31mmのパワートラックがあり、それらを組み合わせて何か作りたい、更にエンドウのPS13パンタも持っていて買わなくて済む、ということです。
動力付きの商品もあるのですが、迷うことなく動力無しの方を選びました。
まず取り掛かりは下回りから始めました。
パワートラック(昔の花園の製品です)用のボルスターを床板に固定できるよう、床板に付けられているリブを削っていきました。
(元の床板)
(加工後)
(台車をセットしてみる)
この作業には、3mm軸のミニルーターを使いました。
切削用のドリル1本で、ほぼ平滑に削り取ること出来ました。
高さ調節用のファイバー板3枚で高さはバッチリ決まりました。
続いて、床下機器の取り付けです。
「キットに付属のパーツを出来るだけ使う」という方針で進めることにしましたが、エアタンク(大)だけは取付脚のパーツが割れてしまいましたので、ホワイトメタルのパーツに交換しました。
それからブレーキシリンダーのパーツがはいっていなかったので(説明図には記載があるのですが、どうしたわけかなかったのです)、適当に、家にあったエコーモデルの電車用(テコ付き・右向)ブレーキシリンダー(No.1645)を付けちゃいました。(テコの向きは間違っているかもしれません。一抹の不安…)
真鍮線で配管を施すことはしていません。
これは「お気軽に組むという趣旨」からではなく、よく分からないのでしかたなく省略しました。(いい加減でも付いているとカッコいいのですが…)
こんな感じで下回りは一段落です。
休む間もなく、上回りの組み立て作業に入っていますが、この報告は別の稿にさせていただきます。