ホビーモデルのクモニ13が完成しました。
当初考えていた時期よりもかなり遅れてしまいました。
理由は、雨がちな天候により塗装ができなかった日が続いたため、というよりも、下塗りでミスってしまったことが大きかったと思います。
下塗りに使ったアサヒペンのプラスチック用プライマーを部分的に厚塗りしてしまったためです。
中央の荷物ドア付近の凹凸のあるところがボテボテになってしまいました。
こうなると、シンナープール付けしても、どうにもなりません。
小さく切った耐水ペーパーを掛けて修復しましたが、いくらやっても、もう、もとの平滑な下地に戻すことはできませんでした。
金属プライマーならば、キサゲ刷毛もかけられますが、プラスチックプライマーの厚塗りは絶対にしてはいけないミスですね。
数週間後、気を取り直しておこなった本塗りでは、①グリーンマックスクリーム1号、②同青15号、③屋根をクレオスのミディアムグレーの順でスプレーしました。
塗り分け線のはみ出しが数カ所ありましたが、出来るだけ再吹き付けにより、タッチアップをしないように心掛けました。
面倒がらずにマスキングをしっかりやって部分的に上からスプレーし直すと塗り分けの失敗は取り返せます。
「急がば回れ」のことわざ通りです。
グローブ型ペンチレータは、塗装せず成形色のままです。
窓ガラスは、荷電ならではの、荷物室窓が保護棒付きになっています。
このモデルを魅力的に見せる大きなアクセントになるところです。
エッチングの金属パーツを別貼りするという手もありましたが、ここは保護棒印刷済みのYAMA模型製の窓セルを貼る方を選択しました。
スッキリした仕上がりがこのモデルには合っていると思います。
パンタグラフはPS13で、おそらくエンドウ製品だと思います。
破損し、くたびれているストック品を手直しして、これも古い天賞堂製の上下組み碍子を挟んで取り付けました。
前面にエコーモデルの小型電車運転台を付けて、目立たぬオシャレをしておきました。
ヘッドライトはエコーの250W前照灯を付け、テールレンズにはキットの付属の赤レンズを貼り付けました。
この赤レンズは、裏が銀色をしていて、光をよく反射します。
付ける途中で1個紛失してしまいましたが、袋に5個入っていて救われました。
車番等のインレタは、レボリューションファクトリー([品番] 02251)がありましたので、それが使えました。
車番はクモニ13025にしました。
最後にフジモデルのワイパーセットの中から柄が1本のタイプを選び、運転席側の席窓上部に吊るようにしました。
このフジモデルのワイパーは、少し大柄ですが1セット400円とお安く気に入っています。
しかし最近どうも在庫切れになってきているようで、ちょっと心配です。
カプラーは密着連結器にすべきところですが、パワトラ動力装置のため取付寸法に制約があり、キットの説明書に指定のケーディーNo.8を取り付けました。(前後とも)
完成後にモデルを眺めていて、ヘッドライトを非点灯としてしまったことが少し残念に思いました。
また、直流避雷器からパンタグラフ下に延びる配管の位置が誤っていることに気づきましたが、今更直せません。
実車は屋根上中央を走っているようですが、資料不足の中でよくわかりませんでした。
仮にも特定ナンバー車の場合、誤ったままではよろしくないと思いますが、素人の一模型ファンゆえご勘弁を願います。