容姿端麗な王子は隣国の王の慰め者となる

その日。見目麗しき王子リアムは、父親によって隣国の王へと献上された。一糸まとわぬ姿には、真珠やダイヤで作られた宝飾品を身につけて、黄金の台座に乗せられた姿に、兵士たちが声をあげる。
「そなたがリアムか。噂にきく美貌だな。本当に男か?胸は、ないようだが」
初老となっても、いまだ好色な王として知られるジュンシーは、視線だけで護衛に指示を出した。指示を出された護衛が、リアムの装飾品を外していく。
透明感のある肌に、まるでバラの蕾のような乳首、そして形の良い性器が露になる。ジュンシー王だけではなく、多くの兵士たちが、その魅力的な裸体に生唾を飲んだ。リアムは羞恥に頬を染めながら目を閉じた。
後ろから羽交い締めにされ、ジュンシー王の指に性器やアナルを弄られた。だが、こんな状態ではリアムの性器は縮こまるばかりで、反応は示さなかった。
「味見は今夜だ。それまで、仕込んでおけ」
「はい」
リアムはその会話に、サッと青ざめた。父親からは国のためだと言われたが、やはり生理的に受け付けられなかった。
リアムは、疲れたからと嘘をつき、黒いマントを頭から被ると、こっそり城を抜け出そうとした。だが、たまたま見回りにきた兵士と遭遇し、あえなく捕まってしまった。
「全く。こんなことが王にバレたら、あなたの命は終わってましたよ」
「離せっ。無礼者っ」
王の側近中の側近であるシンは、報告を聞いてやってくると、暴れるリアムの両腕を絹の紐でしっかりと縛った。本来なら、逃亡者はバラの茨でできた鎖で縛るのが一般的だが、さすがに王族の身体に傷を作るわけにはいかない。
「あなたには、躾が必要のようだ」
「嫌だっ。私に触るなっ!離せっ」
シンはリアムを拷問用の椅子に座らせると、両手と両足をそれぞれ金具で固定した。これでリアムは抵抗も逃亡もできない。
シンは、リアムの胸の小さな飾りを指で軽く捻った。ピリッと電気が走るような感覚に、リアムがビクッと反応する。
「なるほど。不感症ではなさそうですね」
シンは、黒く切れ長の瞳を細めた。その瞳に、リアムは一瞬ドキッとした。
それから、シンの指で性器を弄られたり、口に含まれたりして、リアムはその初めての感覚に声を上げた。
「もしかすると、自慰をされたことはないのですか?」
「父から、禁止、されていた。やだっ、止めないでっ」
途中で止められ、リアムが泣き声を上げる。シンはクスッと笑うと、自身の性器をリアムの前に差し出した。
「気持ちよくなりたいなら、まずは私を満足させてください。ほら、舌を出して」
リアムは、信じられない気持ちでシンを見上げた。だが、いいだけ刺激をされた性器は、早く解放されたくて、先端から蜜を溢れさせている。
「んっ」
「そんな舌使いでは、あの方を満足させられませんよ。もっと亀頭に舌を絡ませて。そうです。歯を立てないように、唇を使いなさい」
それから、どれぐらいしゃぶり続けたのだろう。リアムの唇の端からはよだれが流れ、顎は限界を超えていた。だが、口の中でどんどん大きくなるシンの性器に、リアムは不思議な感情を抱き始めていた。この男になら、何をされても良いと思えたのだ。そして、それはシンも同じだった。
いきなり性器をリアムから取り出すと、今までの冷静さが嘘のように、リアムの性器に貪りつき、彼を追い詰めた。
「あっ。はあっ、もっと、もっとっ、あっ、ああっ、ダメぇ」
両手と両足をガタガタ言わせながら、リアムは果てていた。
それから、拘束された状態のままシンの指がアナルへと押し込まれる。
「ひあっ。やっ、なにっ」
驚いたリアムが声を上げる。
「あなたを、本当は王には渡したくない。初めてあなたを見た時から、あなたに惹かれていた」
シンに性器とアナルを同時に愛撫されて、リアムは声を上げる。
「このまま抱いてっ。早くっ」
リアムが叫んだ瞬間。シンがリアムに口づける。舌を絡め、アナルの表面をぺニスで擦る。だが、中に挿入されることはなかった。
王の忠実な下僕であるシンにとって、王より先にリアムを抱くことなど許されるはずがない。
リアムは拘束されたまま、シンの精液がアナルを伝っていくのを感じていた。
夜。リアムはジュンシー王によって、初めてアナルに男を受け入れた。
「素晴らしいっ。男を知らぬな?なんという締まりだっ」
王に激しく抜き差しを繰り返されながらも、リアムの視線はドアへと向けられていた。
ドアの向こうにはシンがいる。もし、自分を犯すのが彼だったならどれだけ良いかと、リアムは唇を噛み締めた。
そして、彼のぺニスがアナルをなぞった瞬間を思い出し果てるのだった。
そして、シンもまたドアの向こうでジュンシー王によって犯されているリアムを思い、胸を焦がしていた。

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