今回は今季のタイガース投手陣を確認しておこうと思う。
結局、青柳はWBCに召集されなかった。
本人はおそらく行きたかったのではないか?
そうは思うがタイガースとしては・・ペナントレースを見据えた上ではありがたい話ではある。
昨年も開幕投手予定だったのがコロナ感染で変更された。
今年も・・となったら開幕は誰だよ?という話である。
順当なら伊藤将司になるだろうが西勇輝の可能性もあっただろう。
今季こそは15勝して欲しい。
まずは先発陣。
昨年の成績。
青柳のあとは伊藤将司と西勇輝が9勝。
だが伊藤将司が5敗に対して西は9敗。
いつも言うように「貯金の作れない投手」だ。
で、あれば6勝3敗の西純也の方が今季は期待できる。
順調なら今季二桁勝ってもまったく不思議ではない。
あとに続くのは怪我から復活の才木。
今季は上積みしかない。
4勝ながら防御率はTOPの1.53。
「脱力」のコツさえつかめばこちらも6〜9勝の計算をしていい。
もちろん二桁の可能性だってある。
西純矢・才木浩人、この2名がもしも2桁勝つようであれば
もちろん「ARE 」がグッと現実味を帯びてくるだろう。
そらそうよ。
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続いて中継ぎ陣。
結局、昨季は岩崎がクローザーを務めたが今季は中継ぎに戻るだろう。
タイプで言えばクローザーではなくセットアッパーであるのは疑いようもない。
昨シーズンのMVPはなんといっても浜地・湯浅の2人だろう。
拙ブログでも年末に記事にさせてもらった。
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そういえば昨年末、ブログで浜地真澄投手のことを何度か取り上げて書いたおかげで来博した際に、ご親戚の方から「浜地酒造」の手拭とお酒のセットをいただいた。
ありがとうございました。今季はこれを持って応援に参ります。
さて、その浜地・湯浅と再配置の岩崎の3人がいれば盤石かと・・・
なりそうだがそうでもない。
毎年「足りないじゃないか」と思う中継ぎ陣。
名作と噂の高い私の記事をご紹介しておく
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この記事は「岩崎が消える」と仮定している。
理由は勤続疲労だ。
岩崎は2017年から中継ぎにまわって120ホールド、31セーブを上げている。
イニングは2017年から
71→62→53→39→57→55と337イニングを投げた。
いつエンストしても不思議ではない。
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岩崎の抜けたクローザーは今季誰が務めるのか。
湯浅を推す声もある。
成績だけで言えば十分につとまると思う。
ただ怪我から復帰して、はじめて一軍でフルシーズン投げた疲労は相当なものかと思う。
そのうえWBCに招集されている。
とりあえず開幕直後は期待しない方がよかろうし、岡田どんでん監督もそうコメントしている。
ではやはり昨シーズンそもそもクローザーを任せるつもりだったカイル・ケラー となるか。
可能性は高いだろう。
シーズン終盤にはある程度の目処はたったかと思う。
武器だときいていたカーブはまったく役に立たずで代わりに習得した付け焼き刃のスプリットが今季ものにできていれば・・だ。
もうひとつの可能性として、これは平田HCがテレビでコメントしたものだが、ドラ1森木のクローザー転向だ。
タイプ的には問題なかろうと思う。
球速、奪三振率を考えても適材だろう。
昨季は2試合一軍で先発していずれも負け投手になっている。
後記するが、先発陣の駒はなかなか豊富であり、いかにドラ1とはいえ高卒2年目の投手が割り込むスペースはなかなかない。
で、あれば中継ぎとして一軍経験値を摘ませてさらに来季、先発へ再転向するプランもある。
その上でもしフィットすればあるいはカイル・ケラーよりいい数字を残すかもしれないし、
湯浅より体力・馬力はありそうだ。
どんでん・平田のコンビだから心配はしていないが、「起用方法」については森木にきちんを話で納得させて欲しい。
その時には山本由伸、千賀滉大という中継ぎから先発になって花開いた大投手の例を話して欲しい。
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というわけでここまでの話をまとめてみる。
青柳・伊藤将司・西勇輝・純也・才木と5名は確定。
あと2枚は新外国人のB・ケラー と岩貞になるだろうか。
新外国人はまだ見ていないのでなんとも・・・。
今季から先発に再転向の岩貞も当会の見解では「どうだろうか?」である。
もともと「先発タイプだろう」ということで先発に戻ったのではなく、
「救援向きの投手ではない」と判断されてのことだ。
課題は制球力。
これは馬場にも言えることだが、入団してから改善されていない。
その救援陣。
岩崎・浜地にくわえて遅れて湯浅、そして島本がいるのは大きい。
あとには渡邉になるだろうがそうなると左が3枚になる。
右投手・・となると石井大智。
今季はやってもらわねばならない。
あとは加治屋 蓮。
そして後ろのケラーと森木。
先発ローテーションを1年守れる計算が立つのは私は青柳と西純矢の2名だとみる。
伊藤将司は試金石となる3年目。
少々の不安は残る。
そうなればバックアップは・・・
順調であれば後半戦にはマウンドにあがれるのだろうか。
そして西勇輝のバックアップはB・ケラー になる。
才木が2桁勝てば・・などと書いたが何試合投げるか?は未知数だ。
前半はまだ間隔を開けてくる可能性もあるだろう。
そのバックアップは秋山。
今年は勝負の年になるかもしれない。
「不安しかない」岩貞のバックアップは桐敷がいる。
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表で才木のバックアップ、秋山のあとさらにそのバックアップに浜地の名前をあげた。
湯浅と同じく昨シーズンはじめて一軍であれだけ投げたのだからその疲労はあるだろうし、
今季は他球団も相当研究してくるだろうと思う。
それは湯浅も同様だが湯浅は空振りがとれるピッチャーだ。
湯浅の奪三振率10.4にたいして浜地は7.23。
(奪三振は9イニング投げたらいくつ三振をとるか?の数値)
〜奪三振数 × 9 ÷投球回
ちなみに岩崎も中継ぎに転向した2017年は11.05あったのだが昨季は7.20。
この数字は「打たせて取る」タイプの投手の数字だ。
「不安しかない」岩貞のバックアップに桐敷がいると書いたがさらにそのバックアップに挙げたのがドラフト6位のルーキー、富田 蓮。
今回の新人投手では唯一の社会人。
あとは高卒2名。
そのことからも「即戦力」とおおいに期待しての指名であったと思う。
社会人ではあるが高校(大垣商高)からでありまだ21歳。
高卒〜社会人の左腕投手ということで能見篤史と並べて「フォームがそっくりだ」と記事を書いたスポーツ紙もあったがそれがどうだかは計りかねる。
侍JAPANオフィシャルHPより
この富田はドラフト当日、台湾で行われていたWBSCワールドカップのU-23で先発し、6回を1失点8奪三振でみごと勝利投手に。(ゲームは7回制)
映像を見たが、いかにもドラフト6位相当に見えた。
最高球速は147km/h。平均して140km/h前半といったところ。
ところがこの富田、ボールの回転数が2480rpmだという。
これは1分間にボールが何回転するか?の数値。
NPB投手の平均は2200程度だ。
富田の2480は相当すごい数値である。
ちなみに藤川球児は2700rpmを誇る。
引退後藤川球児は「もう少し球速を上げることはできた」とし、
それよりも「回転数をあげる」ことを選択したといっている。
藤川球児より球速では遥かに勝る大谷翔平ではあるがその回転数は平均で2217。
NPB平均クラスである。
大谷がストレートであまり三振がないのはここに秘密がある。
すごいのはダルビッシュで昨季、最高で2913rpmという驚異的な回転数を記録している。
話を富田に戻すが、2480である。
楽しみになってきた。
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最後に救援投手。
いつも不安になる中継ぎ陣だが今季、表にしてみるとこの賑わい。
岩崎が仮に抜けたとしてもその8回にK・ケラーが入れば良い。
浜地が抜けても石井大智がいる。その後には及川オヨヨもいる。
大竹は未知数だが、今季は岡留にも働いてもらわねばならない。
ケラーが中継ぎに回るのだとしたらクローザーは森木になる。
もしそれが失敗だとしてもそのバックアップに湯浅がいる。
今年のタイガース投手陣は「熱々」でいいのではないだろうか。
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