【撮り鉄】反社的行為を丸め込む戦略は正しいのか

撮り鉄 反社

一見ただの趣味に見え、その実態は趣味という名を被りながら反社的行為を行う集団である撮り鉄。自己顕示欲を満たすためなら電車を止める事も近隣住民に迷惑をかける事も厭わない輩でありますが、そんな中JR東日本がこのヤカラを上手く丸め込む対策を打ち出してきました。

撮り鉄が反社的行為?

撮影のために無許可で敷地内に入り電車を止めたとか、撮影の邪魔をした無関係の一般人に罵声を浴びせたとかロクでもない集団である撮り鉄。

逮捕された人間の言い訳を聞くと

「他の人に自慢できる写真が撮りたかった」

「撮影の邪魔だから勝手に壊した」

などと彼らは自己顕示欲を満たすためなら犯罪行為も厭わない集団であり、その行為は年々エスカレートし、最近では駅員に暴力を振るったとか、同じ場所にいる撮影者に暴力を振るったなどと言う内ゲバ行為を行うなどとにかく暴力的な話題が尽きない反社的な集団であります。

この様な話を聞くと、鉄道を趣味としている人全般が悪く見られそうですが、趣味としての鉄道にはもう一つの大きなジャンルがあり、いわゆる「乗り鉄」と呼ばれる、電車での移動自体を趣味としている人たちがいます。

この方々は単純に電車に乗って移動する事、乗った事ない路線や車両に乗る事で誰にも迷惑をかけず欲求を満たす事ができるので、撮り鉄と呼ばれる反社行為を行う輩とは全く違う場所にいるという事は言っておきたいです。

YouTubeにはいくつか撮り鉄の反社的行為が出ていますが、私が「ひどいなこいつら」と思うものをいくつかpickupして載せてみます。

893顔負けの恫喝!「金だろ金!」

江ノ島電鉄?の脇を通り過ぎる外国人に対し、金だろ金!と恐喝まがいの事をする輩や、駅員さんの胸倉をつかみ、即逃走するなど数々の反社的行為をご覧ください。

キレる撮り鉄…大発狂集 逆ギレ・妨害・迷惑行為 2021

そしてこちらは通り過ぎる車に罵声を浴びせるという動画。自分の欲望の邪魔をする人間は全て悪であるという彼らの価値観が現れています。

土手を通る車にブチ切れ罵声を浴びせる撮り鉄

JR東日本が「撮り鉄コミュニティ」運営

そんな反社的行為を繰り返す撮り鉄対策の一環でしょうか、JR東日本が撮り鉄のために新たなサービスを発表しました。

関連リンク

「撮り鉄の皆様へ告知です」、JR東が「撮り鉄コミュニティ」運営

11月10日にサービスを開始したこのサービスは月額1000円で列車撮影会イベント、撮影場所の提供などいわゆる撮り鉄の欲望を満たす為に作られたコミュニテイという物らしいですが、残念ながらこれは撮り鉄対策としては下策と言わざるを得ません。

彼らの自己顕示欲を満たす為のキーワードとして「唯一無二」というものがあります。

誰も撮ったことない列車や構図の写真、そしてそれは世に出たこともなく希少価値を生み出す物でなければならないのです。

簡単な例で、山手線の様に5分に一本走っている様な電車には全く希少価値はありませんし、恐らく日本一見られている電車なので、写真を撮った所で誰も見向きもしないのです。

逆に臨時列車とか珍しい電車とか、この電車がそこ走る??みたいな珍しい物は彼らにとって何としても抑えておかなければならない、法よりもマナーやモラルよりも優先されるべき物。

そんなレアな写真を撮り、同じ撮り鉄仲間がいるコミュニティに自分の自慢の写真をupすると、中には賞賛する人もいるでしょう、他人からの羨望、評価で自己顕示欲を満たす事ができるのです。

ところが、JRのこの対策では希少価値を生み出す写真は撮れそうにもありません。

この企画で集まった人が全く同じ場所でほとんど同じ構図で写真を撮る訳ですから、そこで撮れた写真に希少価値はありません。

むしろ逆にこのコミュニティに入っていない輩が増長するだけだと思うのです。

商品価値を下げる事が最大の対策

撮り鉄が撮る写真というのは彼らのコミュニティで高額で販売されていたりと、ある程度の価値を持つ様です。

確かに綺麗な景色とそこを走る車体が見事にマッチしたら、鉄道を趣味としない人からも「いい写真だね!」という評価をもらえ、中には有料で欲しいという人も現れるかも知れません。

しかしこのような環境を放置しておけば、いい写真を撮る為には何をしてもいいと、いわゆる反社的行為をした者が勝ち組という状態が続き、いつまで経っても彼らは更生出来ないと思います。

それならば、この写真がもつ価値を合法的に下落させればいいのでは?と思い、以下の様な対策を考えてみました。

電車のデザインや色を全国統一にする

昔に比べ金属加工技術や軽量化技術なども格段に上がってきた為、鉄道車体も我々素人から見てかっこいいと思える物があったりします。

専門の車体デザイナーなどに依頼しているのでしょうか、風景の中に妙にマッチしたり、色々な雑誌に取り上げられたりしています。

このデザインを全車統一にするのはどうでしょうか。

色ももちろん、形状、ドアの位置など、在来線は特急から鈍行まで全国同一デザインというやつです。山手線も京浜東北線も中央線も上野東京ラインも全て緑!!

現在は色で路線を判別している節もあるのでそこは間違えないよう何らかの工夫は必要です。

この結果、電車の車体はいつも同じ、違うのは景色だけ、という単調な写真になり撮り鉄文化そのものが廃れていくと思います。

ガンプラで例えるとガンダムだのズゴック、ゲルググ、シャアザク、アッガイなど色々な種類があるから人は熱中するのです。

全機ジムもしくはザクで統一すれば興味も無くなっていくでしょう。

たまにザクレロとかジムスナイパーとか希少価値がある物を出したりするから興味が暴走してしまうのです。

前面側面に政治家の宣伝ポスターとか貼る

立憲共産党の襟立てていつも怒ってるあの女性議員とか和歌山のアレとかのポスターを側面のあちこちに貼ってみてはいかがでしょうか?

要は一般市民が眉顰めるような物を車体にベタベタ貼ればいいのです。

誰もそんな物の写真を欲しがらないだろうし撮り鉄からも敬遠されそうです。

しかしこれは電車が見える位置に住んでいる一般住民からもクレームが来そうなので却下ですね。

撮り鉄センサーが反応するとフラッシュで逆光状態にする

線路脇でカメラを構えている人らを検出すると車体に据え付けられたフラッシュが一斉に発光しまともな写真を撮らせないようにすれば反社的行為から目を覚まして更生する人が続出するかも知れません。

または光学迷彩とかで車体と風景を一致させるとか。

私はこの辺りは素人なので出来るかどうかは分かりませんが。

自己顕示欲を満たすことが出来ないと興味は別の物に移る

彼らが撮り鉄を続ける理由は、単純に電車がかっこいいからだけではなく、再三書いてるように自己顕示欲を満たす為の手段の一つなのです。

ならばそれを削ぐか、満たす行為自体をハードモードにするかしか彼らの暴走は止まらないので、現状としては反社的行為に関して事後対応するしかあありません。

もし彼らが違うものでこの欲をうまく満たすことが出来れば、このように連日新聞を賑わすこともないのではないのか、と思う次第です。

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