疲れ果てし頭や腐草蛍となる
蛍狩さびしさ灯る帰り道
電気消し放つ蛍や蚊帳の中
竹箒振り回して追ふ蛍かな
青々と入れし蛍や太ねぶか
一昨日、同人誌の締め切りに朝からもう必死でした。
ゆとりを持って用意すればいいのだけど、いつもギリギリにならないとエンジンがかからないタイプです。
でも切羽詰まってやると思わぬ言葉が浮かんで来ることが多いから不思議です。
夏は毎年、暑さでボーっとして閃かないのに、今回は冴えていました。3篇まとめました。
もう退会しようかと思うことがありました。それでも何とか踏ん張って35年続けています。飽きっぽい僕が。
時代は変わり続けています。子どもの目もテレビを通じて戦争を見ています。コロナの世を見ています。
季語「腐草蛍となる」は、そんなくたびれた頭から閃いたことを蛍になぞらえました。
後は、子供の頃を思い出して詠みました。
メダカやゲンゴロウやヤゴなどの居た川は今はもうありません。
七月が終わります。
今年は特に暑いから、一区切りつける気持ちです。やれやれと。
八月も猛暑が続きそうだけど、ともかく七月を乗り切ったぞと言う気持ち。
昨日、クマゼミが何匹も木に居るのを見かけたけど、じっととまったまま。用事を済まして三、四十分後に見てみると、まだじっとしていました。セミも猛暑で日中は葉陰でじっとしているのかな?