台湾の蔡英文総統は、台湾を訪問中のナンシー・ペロシ米下院議長に「勲章」を贈呈しました。これに対して、中国政府は「政治的茶番」に過ぎないと非難しました。
中国国内ニュースサイトの中国新聞網の記事より。
8月3日、台湾の蔡英文総統はペロシ下院議長に対し、『台湾の自由と民主主義・人権を守ることに注力し、行動した』として『特別大綬卿雲勲章』を授与しました。
これに対して、中国国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は、記者会見で、いわゆる「勲章」は「嘘、欺瞞、盗み」に基づくものであり、民進党当局がペロシに与えた政治的茶番劇に過ぎないと述べました。
馬暁光報道官は、ペロシ下院議長の台湾訪問は、台湾の反中的な間違った言動を一貫して支持することであり、非常に性質の悪い行動と指摘しました。
中国政府は、これを厳しく非難し、強く抗議するとともに、断固とした強い対抗措置を次々と発表しています。
馬暁光報道官は、「民進党当局は、『米国に頼る』分離独立の道を、奴隷のように屈辱的な痕跡を次々と残しながら歩んでいるだけで、失敗に終わるしかなく、ますます耐えがたい代償を払うことになるに違いない。」と述べています。
馬暁光報道官は、続けて、「いわゆる勲章なるものは、ポンペオも受け取っているが、ポンペオが「嘘、欺瞞、盗み」の悪行を誇っていることは周知の事実であり、民進党がペロシに「勲章」を与えたことが、いかに政治的な茶番劇であるかは想像がつくだろう。」と非難しました。
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中国が勇ましく、口汚く相手を罵る時は、相手のパンチが効いていることを表していて、国内向けのデモンストレーションです。
4日からは台湾周辺で人民解放軍の軍事演習が予定されていますが、これも国内向けのデモンストレーションで、『共産党は米国の圧力なんかに屈してはいない、むしろ撃退したのだ』と虚勢を張っているだけです。 相手にせず、ほっときましょう。
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