世界的に優れた『日本の戸籍制度』を壊したい人たち

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有本香(ジャーナリスト):
いま立派に機能している(戸籍)制度を壊す必要はないですね。その破壊行為にこそ価値を認められない。戸籍に一つの氏を付けることで関係性を一目でき、相続等の場面では大変機能的でもあるのです。「別姓反対派」なるラベルも実に胡散臭い。橋下氏らこそが現状破壊派ではないか。

国民コメントより抜粋:
◆海外も羨む制度◆「(夫婦別姓)反対派は納得できる理由を!」と強調してますが、現状維持へ反対しているのは彼等です。夫婦・親子の不和が生じる可能性がある、家族法の改定が必要である、戸籍に関わる大規模なシステム改修・費用がかかる、制度変更により夫婦別姓不要者にも混乱が生じる可能性がある◆現行戸籍法改変派でいいでしょう。今ある制度を変えようとしている側なんだから◆夫婦別姓‘反対派’というところからもう印象操作を感じます。現状維持に反対しているのはどちらでしょうね?◆ハニートラップに掛かって脅されてるのかと疑うくらい言ってることがおかしい◆法律上、夫婦別姓を使う必要を無くせばよいと言われ、「戸籍の価値を認めない」という本音がつい出たのでしょう◆相続の手続きをした時、庶民でも江戸時代まで遡れたことに驚きました。

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愛知県東海市「世界で最もすぐれたものの一つとしての戸籍制度」

平成26年7月1日
市民福祉部次長兼市民窓口課長 小島 輝雄
今回は、戸籍制度についてお話します。戸籍とは、日本人の身分関係を登録した公の台帳(公正証書)です。一方、住民票は、市区町村において住民の居住関係の公証、選挙人名簿の登録その他住民に関する事務処理の基礎となるものです。戸籍は、夫婦・親子の関係を容易に把握することができ、個人ごとに、出生に始まり死亡に至るその者の一生の身分行為を把握することができます。あまり知られていないと思いますが、戸籍制度は、その制度の仕組み、またその実質的な内容、すなわち正確性におきましてもその目的を果たすに世界一すばらしいものと言われています。例えば、イギリスでは、出生の届出をすると、その者の出生登録がなされて出生登録簿に綴られます。その者が婚姻すれば、その婚姻登録がなされて、婚姻証書が婚姻登録簿として綴られます。しかし、生まれた者がその後婚姻したかどうかということは、直接何ら関連つけられないからわかりません。そして人が死亡すれば死亡登録がなされますけれども、それはまた死亡登録簿に綴られて別個に保管されていくだけです。したがって、出生登録を見てもその者がその後婚姻したかどうかはわからないし、生存しているのかどうかもわかりません。このような個別登録主義が欧米の主流となっています。それに対して、現在の日本の戸籍制度がとっています家族簿主義というものがいかにすぐれた制度であるかということがおわかりいただけようかと思います。しかも、その記載方法におきまして、入籍や除籍相互の戸籍を表示しておくこととしました。これは簡単のようで非常に大きな意味を持っていまして、戸籍相互の検索機能を有し、電車の線路のように繋がって身分関係の有無・内容を正確に把握できるシステムになっています。したがって、本籍地市区町村に、戸籍謄本、除籍謄本を申請することにより先祖を辿ることができる訳です。(家系図を作成できます。)戸籍の歴史は(1)明治5年式戸籍(一般的には「壬申戸籍」と呼ばれ、昭和43年頃法務局に移管したため証明発行不可)から始まり、(2)明治19式戸籍、(3)明治31年式戸籍、(4)大正4年式戸籍、(5)現行戸籍、(6)コンピュータ化戸籍と続き、その間に旧様式を新様式に改製したものは改製原戸籍となっています。東海市は、明治19年除籍簿から現在に至るまでの戸籍を保管していますので、人によって異なりますが、曾々祖父ぐらいまで遡ることができます。

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