半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

独学勉強法(110)「過去問に意味はあるのか」

社労士試験の勉強法の一つに「過去問トレーニン」というものがあります。文字通り過去出題された問題を繰り返し解いていくものですが、果たしてこれに意味があるのでしょうか。

 

体感ですし2回しか本試験を受けたことが無いので分析に正確さを欠くかもしれませんが、社労士試験では過去問がそのまま問題肢として出題されることは少ないようです。と言うのも問題は毎年作り替えられますので、全く同じ問題肢が出るということはまれと考えていいかもしれません。

 

だとすると過去問を解くことに意味がないということか、というとそうでもありません。ただしただひたすら過去問を解くことに力点を置くのではなく、その問題の論拠は何かを考え、解き、覚える。覚えると言うのは問題を覚えるのではなく問題の論点を覚えるということです。こうして初めて過去問トレーニングに「意味」が出てきます。

 

あと一つ、過去問をやっていると「出題の傾向」が見えてきます。これは明確な作問者のクセというものではなく、こんな形の問題が出るんだということです。例を挙げれば、単純な文章の正誤を問う問題以外にも該当する肢は何かや、数字の問題もあります。

 

いろいろなパターンの出題を経験しておくことは、本試験でどんなパターンの問題が出ても動揺が少なくて済みます。そしてそれは問題文を冷静に読み、把握することにつながります。

 

過去問とテキストどちらに重点を置くべきかと問われたら、私は迷わず「テキスト」と答えます。ですが長文でクセのある出題の多い社労士試験ですので、過去問をやって「どんな問題が出るのか」を把握することは悪いことだとは思いません

 

ただ、ひたすら過去問をやりこむことだけに傾倒する勉強は、果たしてどれほどの効果があるのかなとは思います。

 

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