冬になると都内近郊の公園にもいろんな種類の鳥がやって来て、バードウォッチングが楽しくなります。
中でもルリビタキやミヤマホオジロ、ベニマシコなどは、色がとても綺麗なので冬になると撮りたくなる鳥。
今回はルリビタキを探しに横浜の方にある公園に行ってきました。
広い園内をぐるりと散策していると、あちこちでルリビタキに出会うことが出来ました。
美しい瑠璃色の鳥は、いつ見ても惚れ惚れしますね。
ルリビタキ以外にもたくさんの鳥に出会えて、とても楽しい野鳥撮影になりました。
今回は冬定番の鳥アオジを至近距離で観察出来て、アオジの可愛さを再確認した日でもありました。
この時期の鳥達は、プクプクに膨れるのでどの子も可愛さが倍増しますね(笑)
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今回撮影した野鳥は以下の14種と動物1種。
この日の一番の目的はルリビタキで、ルリビタキには何度も出会うことが出来て、それだけでも満足度の高い日でした。
それ以外にもいろいろな野鳥と出会うことが出来たし、中でもクビワキンクロという珍しい鳥も見ることが出来ました。
横浜の公園ではタイワンリスもたくさんいるようで、野鳥じゃないけどタイワンリスの写真も撮ったので載せておきます。
この日の主役はルリビタキ。
名前の通り、美しい瑠璃色をした鳥です。
鮮やかな青と脇の黄色の組み合わせがすごく可愛い鳥で、バーダーさんにも人気が高いですね。
私は青い鳥が大好きなので、ルリビタキに会えるとめちゃくちゃテンション上がります。
園内の梅林にいた個体で、梅の木に何度も留まってくれました。
これを撮影したのが、1月下旬だったので梅がまだ咲き始めで、この木の梅は咲いてなかったのが残念。
場所によってはちょっぴりピンクの背景になったりするのが良いね。
このルリ君は、青にグレーが混ざっているので、まだ若い個体なのかもしれません。
ルリビタキが完全に青くなるまでは2~3年の月日が必要なんだとか。
来年はもっと青くなってこの公園にやってくるのかもしれないね。
ポテっとした感じで休憩中のルリ君。
冬はこのふわっとした感じの体形になって可愛いですね。
時折、切り株の上にも乗ってくれます。
切り株の上に乗ってくれると、背景が抜ける写真が撮りやすくて良いな。
こちらもルリビタキ。
撮った時はメスだと思ったけど、若干翼が青みがかっているようにも見えます。
なので若いオスなのかもと思ったり。
ネットで調べると、見分け方についていろいろ書いてますが、それを読んでもよくわからん(笑)
ルリビタキの若オスとメスの区別は難しいです。
なのでメスタイプって表現をすることも多いみたいですね。
今回は鮮やかな青いオスとメスタイプの両方を見ることが出来たので満足!
冬定番の鳥ですね。
最近では長野の高原辺りで繁殖する個体も増えてきていますが、でもジョウビタキと言ったらやっぱり冬です。
写真はメスで、ふっくらしたボディがたまらなく可愛い。
ヒーヒーヒーと鳴きながら、自分の縄張りを巡回していました。
だいぶ警戒心も薄れてきたようで、すごく近くで撮ることが出来ました。
可愛いけど、やや勝気な感じの表情がまたいいね。
ルリビタキやジョウビタキとの縄張り争いに、ジョウビタキ
はいつも勝ってる気がする(笑)
可愛い顔して性格はきついのかしら。
このプクプクになった姿をジョビボールって表現をする人もいるんだけど、ほんとボールみたいにまん丸ですよね(笑)
今回、鮮やかなオレンジのオスには出会えなかったので、オスの写真は無いです。
こちらはアオジ。
アオジも冬になると平地の公園にたくさんやってくる漂鳥。
冬になるとあちこちの公園で見かける鳥です。
珍しくないので、今までそんなに気にして見ていなかったけど、今回は警戒心がバグってる個体が多くめちゃくちゃ近くで見ることが出来たので、その可愛さに改めて気づきました。
上の写真はメスなんだけど、すごく優しい可愛い表情をしていますよね。
よく見ると足環が付いているので、標識調査の対象になってる個体なのかもですね。
こちらもメスのアオジ。
地面を啄んでるところを撮りました。
ジョビちゃん同様、ちょっとモッフリしてて可愛い。
よく地面を啄んでいるので、公園を歩く際は地面を見ながら歩くと簡単に見つけられるかも。
地面を啄む時に、周囲に敵がいない確認中のアオジ。
私は近くにいるんだけど、私は警戒対象になっていなかった模様(笑)
カラスとか猛禽類とか猫とか、怖い敵がたくさんいるんでしょうね。
こちらも地面を啄んでいたアオジ。
手が届きそうなくらい近い位置でモグモグしていました。
人間は怖くないのかな(笑)
この個体は、顔の黒が少し濃いめで、お腹の黄色も強めなのでオスなのかな。
なんかしゃべりかけてきてるようにも見える(笑)
ちなみにこの写真はトリミングしてないです。
めちゃくちゃ近いのがわかるでしょ(笑)
そして可愛いよね~。
この個体は、目の周りの黒が強いので、完全にオスってわかります。
枝に留まって、ふっくらしながら休んでました。
その近くにいたメスのアオジ。
こちらもふっくらしながら休憩中。
なんか黄色いお餅みたいね(笑)
アオジの魅力、ちょっとは伝わったかしら。
この鳥はヤマガラです。
郊外の公園や山では定番の鳥ですね。
冬場はうちの近くの公園にもやってきます。
とても愛嬌のある顔をしている鳥で、ヤマガラもすごく可愛い。
この公園のヤマガラはアオジと同様に警戒心が壊れてるのか、近くに寄っても逃げない。
久しぶりにヤマガラを近い位置で撮れたな。
いっぱいいるし、見つけやすいとりではあるんだけど、動きがちょこまかしてて速いので、写真はあまり上手く撮れてなかったんですよね。
今回は可愛い写真が撮れて良かった。
梅の木に留まっていたヤマガラ。
蕾を食べてました。
色の組み合わせも可愛いですよね。
顔はパンダ色で、体は濃いめのオレンジ。
珍しい鳥ではないけど、公園などで見つけると嬉しくなる鳥です。
こちらもお馴染みの鳥ですね。
満開のサザンカの蜜を食べにやって来ていました。
この時期咲いている花って少ないから、メジロにとっては大事なご馳走なのかな。
サザンカの色が強いので、写真的に超華やかになりますね。
一つの花に集中するのではなく、次から次へと移動するので、パシャパシャ連写するとこんな感じの写真も撮れちゃいます。
この時、シャッター速度は1/1000にしていたんだけど、翼の動きをバシッと止めて撮りたかったら、もう少しシャッター速度を上げる必要がありますね。
上の写真だと翼がややブレているので。
花をバックに飛ぶ鳥の写真も美しくて良いですね!
この鳥はホオジロ。
写真はメスです。
ホオジロもあちこちにたくさんいる鳥です。
草地で見ることが多いかな。
ホオジロもメスの方が優しい可愛い表情をしています。
草地でチチッチチッっていう地鳴きが聞こえたらホオジロの可能性が高いです。
周囲を警戒中のホオジロちゃん。
やっぱり体が伸びるのね(笑)
こちらはオスのホオジロ。
オスは顔が白黒で、ほっぺの辺りが白いです。
なので、頬白(ほおじろ)って名前になったそうです。
厳つい顔をした鳥はカワラヒワ。
やや強面ですね(笑)
カワラヒワを可愛く撮るコツを教えてほしい。
こちらはメスかな。
色が薄めなので、強面感はなくなっている。
河川敷や公園などで群れで行動しているので、比較的見つけやすい鳥です。
翼に黄色い線が入っていて、飛ぶとすごく美しいんだけど、飛翔写真が苦手なのでいまだに撮れたことが無い(笑)
こちらは説明不要の鳥ですよね。
みんな大好きカワセミちゃんです。
この子は嘴が上下とも黒いのでオスです。
カワセミの色は、どの鳥にも負けない美しさがありますね!
この鳥はモズのメス。
ススキに留まって獲物を探していました。
不安定な場所でも首が揺れないのがすごいといつも思う。
虫やトカゲなどを狙って食べていました。
身近な鳥の代表格ですね。
うちの近所にもスズメばりにたくさんいます。
シジュウカラもよく見るとすごく可愛い鳥です。
顔はパンダ色だし、背中のグリーンも美しい。
梅に留まってくれたシジュウカラ。
ネクタイ模様が太めなのでオスですね。
ネクタイが細いとメスなので、シジュウカラのオスメスはわかりやすいです。
この鳥はシロハラです。
冬場の公園でよく見かける冬鳥です。
地面に下りて、落ち葉をひっくり返してる姿をよく見ます。
色は地味で、しっかりした嘴と黄色いアイリングが特徴かな。
どこの公園に行っても見る鳥です。
都内近郊の公園や山の中にもたくさんいる鳥ですね。
ジュルルジュルルという声が聞こえてきたらこの鳥です。
群れで動くので、群れに遭遇するととても賑やかです。
冬定番の水鳥です。
秋になると都内近郊の公園にもたくさんやってきます。
潜水が得意なカモの仲間ですね。
一斉に池を動く様子は、なかなか壮観でした。
正面から見ると愛嬌のある顔ですよね。
キンクロハジロの群れの中に1羽だけ、ちょっと顔の模様が違う鳥が混ざっていました。
それがクビワキンクロ。
wikiペディアによると本来は、「北アメリカ大陸中部で繁殖し、冬季になるとアメリカ合衆国・メキシコ・西インド諸島へ渡り越冬する。アメリカ北西部では留鳥として周年見られる。」鳥なんだそうな。
いわゆる迷鳥ってやつね。
どこをどう間違ったら、アメリカから日本にやってくるんだろうか。
めちゃくちゃ方向音痴なカモちゃんなのかなぁ。
そう考えると、ちょっと応援したくなる(笑)
暖かくなったらアメリカ方面に戻るのか、それともキンクロちゃん達と一緒にシベリア方面に行くのか、どっちなのか聞いてみたいね。
貴重な鳥を見ることが出来て、なんか嬉しい。
最後は番外編。
野鳥じゃなくて野生動物です。
タイワンリスというリスの仲間。
名前でわかる通り、外来種のリスです。
神奈川県では、江ノ島植物園で飼育していた個体が、台風の影響で飼育小屋が壊れたことで逃げ出し、野生化して増えたと考えられています。
繁殖力が強く、勢力拡大中で横浜の公園にもたくさんいました。
外来種とはいえ、やっぱりリスを見ると嬉しくなるのは私だけでしょうか(笑)
ただ可愛さで言うと、シマリスや二ホンリスの方が上かな~。
増えすぎると二ホンリスと棲息地が競合して、二ホンリスに影響が出ちゃうみたいなので、これ以上増えるのは好ましくないのかもしれないですね。
今回の撮影はこちらの機材を使用しています。
双眼鏡はこちら使っています。
軽量コンパクトでリーズナブル。
それでいて、結構見やすいので重宝している双眼鏡です。
以上、横浜の公園での探鳥レポートでした。
目的のルリビタキを見て写真も撮れたので大満足の結果です。
欲を言えば、梅が咲いている時に撮りたかったなぁというのはあるけど、それはまた行けばよいね(笑)
今までアオジは、ちょろっと撮って終わっていたんだけど、今回じっくり観察してみてその魅力に気づきました。
アオジもすごく可愛い鳥なので、見る機会があったらよーく観察してみてください。
遠目から見るとスズメに見えるかもだけど、よく見るとアオジかもしれないよ!
野鳥撮影についてはこの本を参考にしています。
野鳥撮影の方法やマナーやルールなどが解説されていて、初心者におすすめの本です。