あまり細かく気にせずに働いている薬剤師の方も多いと思います、このブログでは主に薬剤師の転職についての情報を扱っていますが、転職活動を始めようかなと思っている人も一度、薬剤師の主な雇用形態について確認しておきましょう！それぞれのメリット、デメリットについても詳しく解説していきます。
薬剤師として、楽しく働くためには、自分に合った雇用形態を選択する必要がありますので、今回紹介することを参考にして、自分にぴったりの雇用形態を探してみてください。
薬剤師の代表的な雇用形態は？
まず、薬剤師の代表的な雇用形態は、
・正社員
・契約社員
・パート、アルバイト
・派遣社員
上記4つです。他の仕事とあまり変わりがないかもしれませんね。確認の意味も込めて、それぞれのメリット、デメリットなどを確認していきましょう。
正社員薬剤師のメリット、デメリット
では早速、正社員薬剤師のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
正社員薬剤師は、勤務先に直接雇われる働き方のことを指し、基本的には週に5日、1日8時間前後のフルタイムで稼働します。
ほとんどの人が正社員として働かれてていると思います。（8時間の勤務じゃ終わらね～よ～という方も多いと思います）
正社員薬剤師のメリットは、
・給与が安定していること
・福利厚生を利用できること
などです。薬剤師に限った話ではありませんが、正社員は勤務している企業や組織に守られている働き方と言えますので、安定した待遇を求めている方には最適と言えます。
デメリット
正社員薬剤師のデメリットは、
・時間の融通が利きづらいこと
・責任が重くなること
です。先ほども解説したように、正社員はフルタイムでの勤務が基本となりますので、休みたい時に休めないというデメリットがあります。
また、パートやアルバイトなどの非正規雇用に比べると責任が重くなり、行う業務の幅も広くなりますので、事前に業務内容などを確認しておかなければなりません。
ポジションによっては、部下の管理なども行う必要が出てくるので実務面以外のマネジメント面でのスキルも求められます。
契約社員薬剤師のメリット、デメリット
ではつぎに、契約社員薬剤師のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
契約社員薬剤師は、あらかじめ定められた期間のみ「正社員」として働くという雇用形態です。
正社員薬剤師同様フルタイムでの勤務が基本となりますがこの働き方には、
・転勤や異動がほとんどない（例外あり）
・派遣社員より安定している
というメリットがあります。薬剤師としての業務面での責任は当然ありますが、管理業務などの負担は正社員と比べると少ないと思います。
デメリット
契約社員薬剤師のデメリットは、
・契約期間が定められている
・正社員に比べると賞与や昇給の機会が少ない
上記2つです。契約社員の場合、あらかじめ契約期間が決まっており、更新をしてもらえれば次の期間満了月まで働けますが、契約更新がない場合はその段階で雇用契約終了となりますので、正社員に比べると安定性に劣ると言えます。また、賞与や昇給の機会なども正社員に比べると少ないため、
「安定した環境下でガッツリ稼ぎたい」
と考えている方にはあまり向いていない働き方です。
パート、アルバイト薬剤師のメリット、デメリット
では次に、パート、あるいはアルバイトとして働く薬剤師のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
パート、アルバイト薬剤師のメリットは、
・時給が比較的高いこと
・融通が利きやすいこと
です。パートやアルバイトは非正規雇用となり、シフト制になることが多いため、自分の時間や家族との時間を大切にしながら働けます。
また、一般的なパート、アルバイトと比べると時給が高くなりやすいため、資格を生かした働き方といえると思います。実務面以外の責任や負担は少ないため、人間関係や組織内でのストレスを感じにくい働き方だといえるでしょう。
デメリット
パート、アルバイト薬剤師のデメリットは、
・給料が安定していないこと
・昇給や昇格の機会が極端に少ないこと
です。パートやアルバイトで働く場合は、固定給ではなく時給制となりますので、シフトに入っていない日が続くと当然給料も下がります。
また、昇進や昇給の機会があまりなく、昇給したとしても時給が多少アップする程度になることが多いため注意が必要です。
派遣薬剤師のメリット、デメリット
では最後に、派遣薬剤師のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
派遣薬剤師は、勤務先と直接雇用契約を結ぶのではなく、派遣元の会社と雇用契約を結び、人手不足の薬局などに派遣される雇用形態です。
派遣薬剤師として働くメリットは、
・アルバイトや正社員よりも時給が高めに設定されること
・契約以外の業務を行う必要がないこと
です。このようなことから、短期間だけ働いてガッツリ稼ぎたいと考えている方に最適の働き方と思います
デメリット
派遣薬剤師のデメリットは、
・働ける期間が決まっていること
・昇進や昇給がないこと
です。一定期間経過後は別の勤務先に移動になってしまいますので、毎回1から人間関係を構築する必要があります。組織に対する一体感は得にくいかもしれません。
また、短期間で見ると正社員よりも時給が高くなりますが、昇進や昇給がないため、正社員での長期勤務と比較すると逆転してしまう可能性もあると思いますが、主婦の方などで勤務時間が限られてしまう方や、若い方には良いと思います。
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まとめ
薬剤師には様々な働き方があり、それぞれで特徴やメリット、デメリットが異なります。
目的や考え方、ライフスタイルによって適している雇用形態が異なりますので、
「この働き方がおすすめ！」
と断言することはできませんが、自分に合っていない雇用形態を選んでしまうとあとあと後悔する可能性が高くなりますので、今回紹介したことを参考にしながら、自分に合った雇用形態を探していきましょう。
また、近年では「フリーランス薬剤師」も流行り出しています。
この新しい働き方については、こちらの記事で詳しく解説していますので、興味がある方は是非チェックしてみてください。
