普遍と平熱

かつてけっこう本気バンドをやっていて、途中で透析が始まったひとの平熱くらいの温度感の話

チーズちくわは事務所のバックアップ感がある

ちくわきゅうり、食べてますか。

おかずに、お弁当に、おつまみにとそれはもう大層活躍をしているちくわきゅうりであるが、その発祥を考えたことがあるだろうか。

このちくわきゅうり、偶発的に生まれたものなのではないかと僕は考える。

ちくわがそこにある。「穴があいているよなあ…」ちくわの形状を認識している誰もがそう思うことだろう。そしてこれは断言してもよいけど、人類の須くがちくわの穴に指を突っ込んだことがある。ないわけがない。この形状を見てその穴を塞ぎたくならない理由が見当たらない。

要はそういうことなのである。ちくわきゅうりというのは人類のDNAに刻まれた本能により生み出された食べ物なのである。なぜきゅうりか、と言えば「そこにあったから」「つっこむのにある程度強度が必要であると考えたから」「安い」等が理由に挙げられるだろう。言ってしまえば深い意味はなかったと考えられる。

本能に従ってたまたまそこにあったきゅうりの穴にぶち込んだらそれはもう無類であったためこれほどまでに愛される食べ物になったのだろうと思われるがそれは偶発的な出来事だった。

しかしチーちくは違う。チーズちくわは違うんだ。きゅうりで気をよくしたどこかのだれかが「きゅうりであれだけ美味しかったのだからチーズなら圧勝…!!」と最初からおいしさを担保された状態で生み出された食べ物なのだ。いわば出来レースに近く、小狡さすら感じる忌まわしい食べ物でしかない!( ゚д゚) ガタッ

 

と、言ったことを熱弁する夢を見たというご報告でした。

いや、なんなん?て思うでしょう?僕もそう思います。そう怒らんといてって。ただまあ、夢に見るだけあってすべてが破綻している話でもないかなと思ったりもしてしまう。ちくわきゅうりあってのチーズちくわだと思うし、ちくわきゅうりからはストリート育ちの叩き上げ実力派ミュージシャンぽさを感じるのにチーちくは事務所の完全バックアップありきの鳴物入りデビューの二番煎じアーティストのようなものを感じるのだ。

ただ、二番煎じの方が売れちゃうのよ。人気が出ちゃうの。お皿にちくわきゅうりとチーちく並んでたらどっちから箸をつけますかというアンケートをとったら8割チーちくでしょう。世の理通りのことが詰められちくわ業界にも起こってしまうのだ。切ねえですね。

それでもちくわきゅうりは全国規模で食べられているのでメジャーデビューはしている。と言えるだろう。世の中のインディーで活躍している詰められちくわもいる。それがこれだ。

わかりにくいけどポテトサラダが詰められている。たまたま近所で購入したけど、元を辿ると熊本でよく食べられているものらしい。そして名をちくわサラダという。サラダは自由な食べ物。

これなんかもう完全インディーかつローカル人気盤石というやつだろう。ばってん荒川みたいなものだ。

他にもちくわにに詰めたらおいしいもの選手権が開かれるなど、ちくわの穴にはロマンがある。客はドリルではなく穴が欲しいわけで、ちくわではなく詰めると言う行為に対する欲を満たしたいのかもしれない。全然意味わからないでしょう?僕もです。

ほどよく意味不明になってきたところで本日はこれにて。