こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]日本盛 > ギックリ(風の谷のナウシカ)

日本盛にほんさかり 超盛300】

飲みやすい 味わいバランス カップ

日本盛

これまで、日本酒売上高1位(2017,帝国データバンク調べ)の白鶴さん、2位の月桂冠さん、4位の大関さんで、カップ酒と大吟醸などの本気酒の飲み比べをやってきました。で、今回は5位の日本盛さんです。カップ酒と純米大吟醸を買ってきました。

日本盛

まずはカップ酒から。

ラベルデザインは、明らかにワンカップ大関にぶつけてきていますね。今回は疫病退散の期間限定ラベルですが、通常ラベルもだいたいこんな感じです。ちなみに「ワンカップ」というのは大関登録商標なので、他の会社は使えません。日本盛さんは「サカリカップ」って呼んでるみたいですね。

日本盛

香りは穀物甘旨ほんのりアルコール。
口に含むと、穀物の甘味と乳酸の酸味がくっきりぽん。そこから旨味と苦味もじわっと広がります。
後味にはちょっとえぐ味も残るけど、そんな嫌な感じはありません。

温度による変化を試してみるために、一部をこないだ飲んだ剣菱1合瓶に詰め替えて冷やします。
雪冷えではすっきりしますが、後半から味わいがじわっと溶け出てきて良い感じ。涼冷えだと甘苦が目立つようになります。それはそれで悪くないけど、僕は常温が好き。これは常温で美味しくなるように設計されてるのかな?

原材料は、米・米麹・醸造アルコールの他に、糖類と酸味料も添加されています。典型的な安いお酒ですね。味わいグラフを見ると、後半きれいな正5角形になっています。正5角形だから美味しいというわけじゃないけど、添加物でバランスを取ってるのがよくわかります。

すいません。告白します。
日本盛さんの飲み比べをしようと思いついてから、カップ酒を結構探し歩きました。このお酒をよく飲んでる方は「なんで?」って思いますよね。そう、このお酒、スーパーやコンビニで普通に手に入ります。でも、売ってるのはみんな今回の300mlカップなんですよね。300mlだと正直、ハズレたときのダメージが大きい。だから、もっと小さいのを探し歩いてたんです。ただそれが見つからない。売ってるのは全部300mlです。だから、正直なところ仕方なく買ってきました。ダメだったら料理に使おうと思って。

でも、飲んでみたら全然大丈夫。好きな方向性とは違うけど、普通に全部飲みきりました。さすがにハレの日の特別な一杯に合うとは言いませんが、日常酒としては充分です。
晩ごはんに合わせて飲んでたんですが、特にこれがバッチリという組み合わせは見つけられませんでした。でも、何とでもそこそこ合って、自然にごはんが進みます!

スペックは、
アルコール度数:14~15% ・・・ ちょい低め
日本酒度:+5 ・・・ ちょい辛。思ったより高いですね。
酸度:1.0・・・ 低い
アミノ酸度:0.7 ・・・ 低っく!!
やっぱり添加物で調整してるのかな。感覚と数値がかなり離れてます。

ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のギックリさん。城オジの一人で、ギックリ腰の人。嫌味がなくて気のいいおっちゃんです。

満足度:★★★☆

日本盛

日本盛

 

関連記事:

 

ブログランキング・にほんブログ村へ←投票リンク踏んでいただけると、とても嬉しいです。

 

こるね酒店

「こるね酒店」でお勧めのお酒を販売中。
実際に飲んで美味しかったお酒だけを厳選して、わかりやすく紹介しています。