僕が今、山小屋のなかから眺めている景色です。
縦長の窓ですから、限られた範囲しか見ることはできません。
たくさんの種類の植物が無造作に、自然に生えている、
見ていると山のなかにいるんだなと思えてくるのです。
今朝も快晴、緑一色だった森の木々も少し黄色くなったような気がします。
もうずいぶん長いあいだ、ここにいます。
昨年あたりから、もうそろそろいいのかなとも思い始めました。
空腹のときに、おいしいラーメンを食べ終わりかけているような満腹感でしょうか、いやここなら蕎麦かな(笑)
ああ、味わったようなあという感じがしています。
たしかに黄色くなってきましたね。
ここに来たときの焦燥感や不安、焦りはいつのまにか消えて、ただ時の流れに人生を委ねていく術を知ったかなと。
ストレスをできるだけ感じないで生きるにはどうすればいいのか、ずっと願ってきたことです。
ブルーベリーの新芽を見つければ、こうして目印の棒を立てます。
間違って踏みつけたり、切ってしまわないためです。
こんなことができる自分になって驚いています。
いつも何かに追い立てられ、追い詰められ、走り回っていたから、こんな新芽にも気づくことはなかったでしょう。
思うままにチョキン、チョキンと伸びすぎた枝を剪定しています。
おだやかに時間は流れています。
こうして宇宙に漂う波に戻っていくのでしょうか
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