今夜は新国立オペラ「ドン・ジョバンニ」初日でオペラパレス。
こんなドンジョが観れる東京、なんて素晴らしい街なんだろう。
2019年にも観たグリシャ・アサガロフの演出だけど今回のキャストはよかった。特にアンナのミルト・パパタナシュ、エルヴィーラのセレーナ・マルフィ、オッターヴィオのレオナルド・コルテッラッツィが素晴らしく。中でもパパタナシュの美しさに心奪われたが。
もちろんシモーネ・アルベルギーニもレナート・ジョヴァンも歌演技とも達者だったし。近藤圭さん石橋栄さんも外国勢に全く見劣りせず。新国立常連の河野鉄平さんも強烈な存在感で。
上演されることの多い演目は新演出じゃないとあまり触手がわかないなどとよく嘯いたりするけど。
奇をてらうことのないしっかりした演出の古典を最高のオペラハウスで鑑賞するのは格別。幸せな夜だ。