虹の彼方へおじ散歩 ~ 商店街はグルメの宝庫 ( 買い出し編 ) ~
十条銀座商店街でのグルメ散歩もいよいよ佳境に入った。
しかしながら行程は急遽『買い食い』から『買い出し』へと作戦変更となったのである。
でも決まれば善は急げ!!・・・でさっそく実行だ。
十条銀座商店街
十条銀座商店街もますます人出が増えてきた。 目的のお店を効率よく回らないといけないだろう。
この十条銀座商店街での一番の人気店はおそらくここだと思う。
いつも行列が出来ている。
そのお店は『鳥大』。 平日だからだろうか。 行列は10名程度とまだ短い。
鳥大
鳥大を超人気店に押し上げた商品は恐らくこれだ。
それは「チキンボール」。
ゴルフボールを一回り小さくした鶏肉団子を揚げたもの。
これが1個10円と格安。 ただし一人30個までの購入制限がある。
そして「チキンボール低価格維持のため、他商品の購入も願います」との張り紙も・・・・。
この日は色々なお店から数多くの料理を購入してランチとするため、チキンボールは3個~5個ぐらいにしておこうと思っていたのだが、購入する方々のほとんどが「30個!」と注文され、たまに「20個」の方がいらっしゃるぐらい・・・。
私の番になった時に「3個」とも「5個」とも言えず、思わず「10個!」・・・と。
しかしこれでも100円と格安だ。
同時購入の商品は「厚焼き玉子ハーフ」@180 とした。
チキンボールは紙袋に入れられ、機械で密封処理をしてくれる。 匂いが漏れない。 これは有難いサービスだ。
次にいくお店は『鳥大』にも負けないぐらいの人気店、『あい菜家』だ。
このお店にも超人気商品がある。
あい菜家
このお店の人気No1商品は「れんこんはんばーぐ」 @121。 これを1個だけいただく。
当初このお店での購入品はこの商品だけの予定だったが、急遽「ぼんじり」 @56 と「ねぎま」 @84 の焼き鳥を各1本づつ追加した。
実は焼き鳥を購入しようとしていたお店、『みやはら』でまだ焼き鳥が焼きあがってなかったのだ。
だから『あい菜家』での購入となった次第である。
ここまで結構な量の惣菜を購入した。 袋がズシリと重い。 一人分のランチなら充分すぎる量だろう。
ただ〆の料理が欲しいのでもう一軒だけうかがう事にした。
蒲田屋
そのお店はおにぎり専門店『蒲田屋』。 色々な具材を使ったお握りがショーウインドーに目一杯並ぶ。 その中から選んだのは「塩天むす」。
ここのおにぎりは全て120円均一。 コンビニと比べても格安だ。 幾つ購入しようか迷ったが、総菜の量を考え1個にした。 これ以上は食べられないだろう。
これで購入完了である。
さてここで考えた。
コンビニで「缶ビール」を購入し公園で一人宴会をするつもりであるが、桜の咲いている公園はもちろん宴会自粛のため利用はだめ。
普通の公園でも平日のこの時間帯はお母さん方に連れられた子供たちで賑わっている。
その中でビール片手のランチは顰蹙をかってしまう。
ちょっとまずいのではないか・・・・・?
という事で、ここはおとなしく家まで惣菜を持って帰り自宅の庭でささやかに宴会を開く事にした。
幸いにも十条銀座商店街の各店は総菜を密封してくださっているので電車の中でも匂いは漏れない。 だから皆さんに迷惑はかけないだろう。
自宅に着いたら早速ミニ宴会の準備だ。
戦利品を全て並べてみる。
惣菜達
『鳥大』の「ミンチボール」に「厚焼玉子ハーフ」。 『あい菜家』の「れんこんハンバーグ」と「ぼんじり」、「ねぎま」の焼き鳥たち。 それに『蒲田屋』の「塩天むす」だ。
なかなか壮観である。
生ビール
乾杯は「生ビール」だ。
青空の元その美味さは格別。 炭酸が心地いい。
惣菜第一弾
100均ショップで手に入れたバーベキュー用のお皿に缶ビールと惣菜達のいくつかをのせる。 惣菜第一弾でのミニ宴会の始まりだ。
『ダイソー』や『セリア』などの100均ショップでこうしたバーベキュー用のお皿は販売されているが、親指用の穴があるのは『セリア』だけ。
こちらの方が断然使いやすい。
まずは焼き鳥をいただく。 いい塩加減である。 冷めているがこれはこれで美味しい。 肉の旨味でビールが進む。
次にいただくのは「チキンボール」。 これは優しいお味である。 冷えていても脂っ濃くなく味もあっさりしていて食べやすい。 美味い!!
冷えても美味しい様におからを混ぜるなど工夫して揚げているらしい。
さすが人気商品。 30個買っておいてランチの残りは晩酌用にすればよかったと後悔する。
厚焼玉子もガツンとした甘さで酒の肴にピッタリ。 ご飯にもあうだろう。
これこそ「THE惣菜」というべき・・・・・!?
缶チューハイ&惣菜第2弾
缶ビールがなくなった。 ここからは「缶チューハイ」にチェンジだ。
惣菜も皿の空いた部分に「れんこんハンバーグ」と「チキンボール」の追加、それに「塩天むす」をのせる。
れんこんハンバーグを割ってみると大きなれこんの断面が顔を覗かせる。
ギッシリの肉生地の旨味とれんこんの食感がいいハーモニーを奏でる。
拳大ぐらいあるので食べ応えも充分。
さすが『あい菜家』で人気NO1の商品だけある。
塩天むす
缶チューハイも蒸発してしまった。 たっぷりの美味い惣菜達がアルコールの消費を速めたようだ。
〆はもちろん「お握り」である。
えびの天婦羅が.1本入った贅沢なお握りだ。 薄い塩味である。 えびの旨味を際立たせるためだろう。
尻尾まですべていただいてミニ宴会は終了だ。
暖かい日差しが降り注ぐ中でのピクニックの様なミニ宴会は充実した時間を与えてくれた。
紛れもなく『銀座十条商店街』は「惣菜天国」だった。
来年は桜の花びらが舞い落ちる下で『惣菜天国』で準備した美味しいお料理を楽しみながら2年ぶりのお花見宴会が開催できるのだろうか。
そうなる事を切に願う。
今回の『おじ散歩』も味わい深いものだった。