皆様は大久野島をご存知でしょうか。

おそらく、うさぎが好きな方はご存知なはず。
野生のうさぎさんが暮らす瀬戸内海にある島です。

うさぎ島とも呼ばれ、観光地として名前がどんどん知られてきている島です。

それによってボランティアの方やカメラマンなど、大久野島のうさぎに深く接する方が増えました。

それにより、大久野島の様々な情報がネットを通して広まるようになりました。



つい昨日、私はそんな大久野島のうさぎについて、あるツイートをされてる方をTwitterで見ました。

「こちらの大久野島に関する記事
読んでみてください
読んだ上でコメントくださるよう
お願いいたします🥺」

その方(以下 仮にAさんとします) は、そう呟き下の画像を添付していました。
これは、大久野島でうさぎの写真を撮っていらっしゃる方のInstagramの文章。

記事全体はこちらから読めます。


Aさんは、この記事に衝撃を受けたようで、

「島で生きているうさぎが日ごとに苦しんでるの看過できません
みんなでアイデアや知恵を結集し
解決法を見つけていきたいです」

と言い、救える命は救いたい
という考えを抱きました。



残念ながら...?

私は これには賛成できませんでした。



大久野島は、国立公園で、
大久野島にいる うさぎさん達は外来種です。

本来いてはいけない存在なんです。

だからといって滅ぼしてしまえ、という考え方も私は許せません。

邪魔だから消す、そんな単純な考えで解決していい問題など、この世界にないと思います。

だから、
人間が大久野島に定住させてしまった うさぎさんを、人間が乱暴な方法で滅ぼさないために、野生というカタチで生かしているのではないでしょうか。

そして、その「野生」で生きるうさぎのいる島だからこそ、注目され、こうして観光地化しているのではないでしょうか。

野生のうさぎ に興味が湧くから、人間が訪れたくなるのではないでしょうか。

私は大久野島のうさぎが「野生」で生きていることが、島の魅力のひとつだと考えます。

「可哀想...」そう思う方は大勢いらっしゃるかとは思いますが、それが野生なんです。

野生は、厳しく残酷な一面を持っています。
しかし、
その一面と、ペットとして飼われているうさぎを比較しているから「可哀想」と感じるのではないでしょうか。

その気持ちで、大久野島のうさぎを管理してしまっては野生ではありませんね。では、何でしょうか。動物園のようなものではないでしょうか。

そうして飼育され生きていくことだけが、うさぎの幸せなのでしょうか。



ペットとして飼われている一般的なうさぎは、エアコンで温度管理され、体調不良の際には病院に連れて行ってもらえ、いつでも新鮮な餌と水があります。

大久野島のうさぎ達は、野を駆け回り、穴を掘り......好きな時に好きな場所で好きなことをして生きています。

それぞれの「幸せ」が、それぞれのうさぎにあると思うんです。

どちらかが間違った生き方なんて決めつけて片方に染めようとする必要ないと思うんです。

・・・

Aさんは、その後
うさぎの支援にあてる、と
自らのYouTubeへの登録と閲覧をお願いしていました。

Aさんは、うさぎの保護活動を普段から行っている方のようです。だから、大久野島のうさぎ達も「私が保護してあげなくちゃ」という気持ちになったのかもしれませんね。

YouTubeは見ていませんがAさんが飼っているうさぎさんが癒しをくれる、そうです。
そうして、支援金を集めるためのエサとして「可愛い」一面をキリトリ配信されているのはいかがなものか。

果たして、、、
どんなカタチがうさぎの幸せなのでしょうか。
本当の本当のところは、うさぎに聞いてみないと分かりません。




余談

うさぎを保護する経済的な余裕があるなら、ぶっちゃけ私を助けて欲しい。

この世界が生きにくくて困っている人間を、まずは助けてくれないだろうか。なんて。ね。