【情報設備、放送設備、レーダ編】電気通信設備用語の一覧(RAID、カメラ、有機ELディスプレイ)

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この記事では、上記の電気通信設備【情報設備、放送設備、レーダ】を簡単に説明します。

ありそうになかった電気通信用語をまとめているので、「うろ覚えだけどアレなんだったかな?」という人におすすめ。

普段どこかで聞いたことのあるRAIDや有機ELディスプレイ、地上デジタル放送はすぐに答えられないとメンタルのダメージが半端ないので、電気通信の仕事をしている人や試験を控えている人はブックマーク必須です。

各用語を「概要・特徴・参考(参考がある場合)」の3つにわけて説明するので、最初は概要をおさえたうえで特徴を覚えましょう!

もう一回いいますが、1回で全部を覚えるのは大変なので、ブックマークして何度も読みにきてくださいね!

電気通信設備の用語解説のまとめは下記の記事をご覧ください。

筆者はこの記事を何度も読んで試験に合格しました。

1級電気通信工事施工管理技士資格者証

目次

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情報設備(RAID:レイド)

RAID(レイド)

※概要:RAID(レイド)とは、複数台の ハードディスク を組み合わせて 仮想的 な1台のハードディスクとして運用し、冗長性を向上させる技術。

※特徴:RAID(レイド)の実装は、RAIDコントローラーなどを接続するハードウェアRAIDと、マザーボードに直結した複数のハードディスクをOSやBIOSで実現するソフトウェアRAIDがある。

※参考:RAID(レイド)には0から  6  までのレベルがある。

代表的なRAID0からRAID  6  について解説をします。

名称概要
RAID0 ストライピング と呼ぶ。
・複数のハードディスクに 分散 して読み書きする。
・高速化される。
・冗長性がない
・耐障害性はハードディスク1台での運用より低下する。
RAID1 ミラーリング と呼ぶ。
・複数のハードディスクに同時に 同じ内容 を読み書きする。
・冗長性・耐障害性が高い。
・ハードディスクの利用効率は低い。
RAID5 分散 記録する方式。
・1台のハードディスクの故障を検知し、新しいハードディスクと 入れ替えて 復旧することができる。
・冗長性・耐障害性を確保しつつ、ハードディスクの利用効率が確保できる。
RAID6・RAID5にさらに ハードディスク を1台分追加し、分散記録する。
・ハードディスク2台同時の 故障 を検知し、復旧が可能である。

放送設備(カメラ、ディスプレイ、テレビジョン放送)

カメラ

単板式カメラ

※概要:単板式カメラとは、カラーフィルターを装備した1枚の CCD で撮像を行うカメラ。

※特徴:単板式カメラは、3枚式カメラに比べて、 小型 であり価格も 安い 。

3板式カメラ

※概要:3板式カメラとは、RGB(赤、緑、青)の3原色でそれぞれ1枚ずつ計3枚の  CCD  を使って撮像するカメラ。

※特徴:3板式カメラは、単板式カメラに比べて、光の利用効率が 大きい。 

ディスプレイ

液晶ディスプレイ

※概要:液晶ディスプレイとは、外部電界による分子の並び方の変化に伴い、透過する光の量が変わるという液晶の性質を利用した表示装置である。

※特徴:液晶自身が発光しないため、外部光源であるバックライトを備える必要がある。

有機ELディスプレイ

※概要:有機 EL ディスプレイとは、電圧を加えると自己発光する有機化合物のほとんど熱を出さずに電気が光に変わる現象(EL)を利用した表示装置。

※特徴:有機 EL の特徴。

  • コントラストが鮮明で液晶と比べて広い視野角を持つ。
  • 熱を出さず省電力化が可能。
  • 薄型化・軽量化が可能。
  • 自由な形状のディスプレイとすることができる。

DLP

※概要:DLPとは、DMD阻止にランプを使って光を投射し、ズームレンズで所用のサイズにてスクリーンに拡大投影する方式

※特徴:DLPは光源から出た光をRGB3原色のカラーフィルターに通す。プロジェクションレンズを通してスクリーンに動作する構造。

LCOS

※概要:LCOSとは、反射型液晶素子のこと。プロジェクターに用いる。

※特徴:高価格。高解像度が得られる。

※参考:軽量化が困難で携帯するのは不向き。

テレビジョン放送

地上デジタルテレビ放送(地デジ)

※概要:地上デジタルテレビ放送(地デジ)とは、ISDB-T方式(13個のOFDMセグメントで伝送帯域を構成する地上デジタルテレビジョン放送の方式)で行われる地上局からのテレビ放送。

※特徴13個のOFDMセグメントのうち、12個のセグメントを使って1つのHDTV(フルハイビジョン)放送または3チャンネルの標準放送を行う。

※参考:OFDMを用いるため、マルチパスフェージングや異動により発生するノイズに強い耐性を持っている。

ワンセグ(1セグメント放送)

※概要:地上デジタルテレビ放送の13セグメントの家の中央の1セグメントを使用する地上デジタルテレビ放送。

※特徴:スマートフォンやカーナビなどの移動中の受信機でも安定して受信ができるよう、変調方式はQPSKを使用する。

※参考:地デジと同様に、OFDMに乗せるのでマルチパスフェージングや異動により発生するノイズに強い耐性を持っている

衛星(BS)デジタルテレビ放送

※概要:衛星(BS)デジタルテレビ放送とは、東経110度の赤道上空の静止軌道にある放送専用の人工衛星から行うデジタル放送である。

※特徴:国際的に割り当てられている周波数の中で、日本が使用できる奇数12品および偶数3本のトランスポンダに各放送局のチャンネルが割り当てられている。

MPEG-2 Video

※概要:MPEG-2とは、地デジ、BSのハイビジョン放送の映像符号化方式である。

※特徴:音声の符号化はMPEG-2AACによる。

H.264(MPEG-4 AVC)

※概要:H.264(MPEG-4AVC)とは、ワンセグ放送のほか、YouTube などの多くの配信動画の符号化に使われている。

※特徴:ワンセグ放送の音声は、MPEG-4AACにより符号化されている。

※参考:動画の圧縮比率は、MPEG-2比較で約1/2。

HEVC(H.265)

※概要:BS4K/8K放送の符号化方式である。

※参考: 音声の符号化はMPEG-2AACによる。

※参考:動画の圧縮比率は、MPEG-2比較で約1/4。

レーダ

XバンドMPレーダ

概要X バンド MP レーダとは、9GHz帯の電磁パルスを送信し、反射波の複数の特性(マルチパラメータ)により詳細な気象観測を行うレーダである。

特徴X バンドレーダーは、従来の C バンドレーダーに比べて周波数が大きくなるため距離は30から150メートルと詳細になる一方で観測範囲は20から80㎞と狭くなる。

参考複数の観測要素(マルチパラメータ)を計測し、精度の高い降雨量移動速度などを検出する。

まとめ

テレビのニュースでも取り上げられている有機 EL ディスプレイや、一時期は流行ったワンセグと言った言葉もいざ説明しろと言われるとなかなか難しいものです。

概要と特徴を一つずつで良いので、広く浅く覚えておくと良いですよ。

また、OFDMなどは無線電気通信設備の多重化の項目で出てきます。

有線電気通信設備と同様に、無線電気通信設備も多岐にわたって関係してきますので覚えておきましょう!

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