dice play

インデックスファンド、米国ETFを中心に、日米の個別株にもちょこちょこ投資(サイコロ遊び)をしています。

「インデックス信仰が蔓延している」

広瀬隆雄氏がYouTubeインデックス投資を批判したように聞こえました。

 

視聴者の質問:勉強して個別やるよりも黙って積み立てで忘れている方がリッチになると思います。

広瀬氏の回答:それはそうなのかもしれないし、そうじゃないかもしれないね。2022年という年に限って言えば、そういう考え方してたらバシーンと横っ面ひっぱたかれるかもしれないと思うよ。正直言って。あまりにもインデックス神話、インデックス信仰というものが蔓延してるからね。見てて胸糞悪くなるよね。レバナスとか。僕が一番嫌いな連中っていうのは、去年まで相場のソの字も知らなかったのに、いきなり新しく相場に参入して、これしかないっていうふうに決め付ける奴。そういうやつは最初にツーンと枕を並べて討ち死にする最右翼の候補じゃない?で、そういう人達がこれからバサバサ死んでいくと思うんだよ。その過程に僕は付き合わされたくない。だからインデックスに対する僕が疑問というかcautiousというか、用心深く見てる理由っていうのは、君らみたいなこのコメントみたいな、インデックスのほうがいいに決まってるとか、そんなことを言い始めてる奴がぞろぞろ出てきていることに関して僕は危機感を抱いているということです。まだまだ全然修行が足らない、君らは。

インフレが6.8%なのに長期金利が1.45%である理由 - YouTube

 

広瀬氏が2022年に限りインデックスファンドのパフォーマンスがダメだと考えているのは、次のような2022年の相場見通しを持っているからと思われます。広瀬氏はFRBが利上げして、(discount cash flow法から連想される高いPERが正当化されなくなることで、GAFAMのような)ハイパーグロース株が下がる一方、石油や化学のような、PERが低く、配当利回りの高い株が上がるだろうとみています。(同じ動画の1:00:26~)

おそらく、インデックスの組入上位銘柄であるハイパーグロース株の価格が下がるので、インデックスも下がる。そして、低PERで高配当な株はインデックスの組入比率が低いので、株価が上がったとしてもインデックスへ反映されにくい。そういう意味合いで言ったのだろうと推測します。

 

だからといってインデックスファンド・ETFを全部売って石油株や化学株を買うことを勧めているわけではなく、半分はVTIを持つことを勧めています。これはおそらく、現時点では想定外のことが将来起きて、見通しが外れる可能性への保険という意味合いで言ったのだろうと推測します。

 

あと、広瀬氏は「2022年という年に限って言えば」と言ったので、2023年には2023年の風が吹くことにも注意が必要です。

 

最初聞いたとき、インデックス神話に対して「見てて胸糞悪くなるよね。」と言ったように聞こえたのですが、文字に起こしてみると、レバナスに対して言っているようにも、両方に対して言っているようにも読め、趣旨がはっきりとしないなと思いました。

 

ということで、表面的な言い回しはインデックス投資を批判しているのだけれど、広瀬氏が批判したいことは別にある感じがします。初心者が一つの投資戦略しか知ろうとせず、そしてその戦略にこだわることを批判したのかなと思います。あるいは、生徒が教師に物を教えようとする態度を批判したのかもしれません。

 

 

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