ピラティス・ヨガ

ピラティスリング

ピラティスにはエクササイズの効果を高めるため、リフォーマーやチェアをはじめ様々なマシンが存在します。
マシン以外にもボールやブロック、バンドなどの小道具をよく使用しますが、これらはまとめてツール(tool)やプロップス(props)とも呼ばれます。

そんなツールの一つに、ピラティス氏が考案されたピラティスリングというものがあります。
お酒が好きだったピラティス氏が、酒樽の輪っかをヒントに作ったと言われているこのリングですが、エクササイズのバリエーションを効果的に広げてくれます。

ピラティスリングは直径30~40cmほどの大きさでゴム素材のため、内や外から強く押していくと楕円状に形を変え、押す側にも抵抗が加わります。
基本的な使い方は内ももにリングを挟み、潰すように脚を閉じることで内転筋のトレーニングになったり、両手で持ちながらエクササイズをすることで二の腕や肩まわりのトレーニングにも活用することができます。

マシンを使わないマットピラティスでは自重のエクササイズになってしまうため、なかなか抵抗を感じながら動くことができません。
リングがあることで各部位や筋の力発揮、位置感覚をより磨きながらエクササイズに取り組んでいけるはずです。

その他リングの特徴的な使い方を挙げるとすれば、内側からも手や足または首などを入れられる点ではないでしょうか。
ボールと違って輪になっているので、内から外に広げるように押したり、リングを掴んでエクササイズを行うことも可能です。

リングの内側から外に向かって押すことで、筋肉を縮めずにマシンピラティスのような身体の伸びを感じやすくなります。
また身体の伸びを出すことで、ピラティスのコンセプトにもある脊柱の軸伸展(エロンゲーション)や双方向への力発揮(ツーウェイストレッチ)といった全身の使い方への意識も高まってくるでしょう。

このようにピラティスリングは、使い方によってトレーニングに負荷を加えたり、ピラティスマシンさながらに身体の繋がりや伸びを感じさせてくれます。
スタジオでもパーソナルやグループレッスンで度々使用していますので、ご興味ありましたらぜひトレーニング中にリクエストください。

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