毒親たちの日記帳④ストレスで身体に影響がではじめる

毒親との過去の出来事です。
この頃には毒親と目を合わせて話せないくらい、母のことが嫌いになっていました。
私の性格をよくわかっている母。
冷たい態度を取り始めた私を見て、焦りはじめました。

その結果、私の心は限界になりました。

毒親日記　2016年冬から2017年３月

やっとのことで、引っ越しが終わりました。
大きい物以外は自分たちで運び、引っ越し先で片付けを手伝っていました。

私は小さいころ、机の上は汚いけど引き出しの中はすごくきれいなタイプでした。
でも母に「あんたの机はいつも汚い」と言われていました。
でも物を失くしたことはありません。汚く見えていても、自分の中で何がどこにあるのかわかっていたから。

母は見えるところをきれいにするのは得意でした。
だから家は常にきれいに見えていた。

今回、引っ越しの片付けを手伝ってみて気づいたことがあります。
この人は自分も物も表面をきれいに見せることだけはうまいということ。

段ボールを開けるたびにゴミが入っている。
選別する時間がなかったから、そのまま入れたと言い訳していた。選別以前にゴミをそのまましまっていたということ。
そういえば、この人は昔からそうだった。

なぜそんなやつに否定されていたんだろう。
片付ければ片付けるほど、母のだらしなさが見えてくる。
大量の獣臭い服をいつか使うかもという母を見て、こうなってはいけないと思うようになった。
ニオイで吐きそうになる。

母の家に行くのがどんどん嫌になる。
いつでも来ていいんだよって言うけど、なんか汚いような気がして近寄りたくなくなる。
そして、うちに勝手にカギを開けて入ってくる母が嫌すぎて、私は逆に用事がない限り行かなくなった。

この頃にはお金の使い方、私への嫌味がすごすぎて、あまり話をしたくなくなっていた。

どんどん冷たくなる私に、母が焦っているのがすごくわかる。

焦る毒親が気を引こうとしはじめる

母は私の気を引はじめました。

母は頭痛持ちでしたが、「ゆっくり寝てな」と言っても遊んで歩くような人でした。黙って家にいられないのです。
この頃は、もう言うことにも疲れたので、頭が痛いと言われても軽く流してました。
そうすると「お母さん倒れてるかもしれないから、たまに様子見に来てね」と言い出す。
今まで、私がさんざん心配して寝てなと言ってもいうこと聞かなかったくせに。
気を引こうとしてるのがわかって、うんざりする。

母は父の祖母の介護をしていました。
だから
「自分がボケたら施設にさっさと入れていいから。子供たちに大変な思いはさせたくないから」
とずっと言っていました。
なんなら数か月前までそう言ってた。
しかし突然、「老後の面倒はちゃんと見てね」と言い出したのです。

え、マジ意味がわからない。
施設に入っても顔は出すけど、家では介護しないと言い切ると「さ・び・しい～」と言ってる。キモイ

プレゼントの金額が気に入らない毒親

夫の実家に送る母の日と父の日のプレゼントの金額の差にも文句を言い出した。
義父母には２年に1回くらいしか送らない。
でも母にはクリスマス・誕生日・母の日と毎回渡してる。
トータルは母の方が金額が多いと説明しても納得しない。

詳しくは母の日にプレゼントをねだってくる毒親で書いています

娘の幸せが許せない毒親

私が数年かけてメルカリで不用品を売って貯めたお金で沖縄旅行に行くと言ったとき。
「お母さんはこんなに我慢してるのに、あんた達だけ贅沢していいね」
と言ってきました。

私は母と違って、旅行に行くために色々なところで我慢してお金を貯めてる。
頑張って貯めたお金で行くのに何が贅沢なの？
自分だって行きたいなら、毎日コンビニ行って1回に1000円も使うような生活しなければ余裕で行けるよね？
外食だって我慢できないんでしょ？
どこにお金を使うかの違いじゃないの？

そう言っても、
「お母さんは仕事掛け持ちしてまで、あんた達に色々やってあげてるのに、あんた達だけ贅沢していいね」
と言う母。

だから最初に言ったよね？
こっちのことは考えないで、体の事考えて掛け持ちやめたらって。
別に何かやってくれって頼んでないよね？

母は娘が自分を置いて幸せそうにしているのが面白くないようでした。

図星だったようでごにょごにょと何か言っていました。

旅行に行くと決まったのが1か月前。
母に伝えたのが少し後。
本当はもっと早く決まってたと疑って、隠していたことにも怒っている。
疑われても1か月前に決まったのは事実。
夫が自分のシフトが出てから決まったことと、なぜこのタイミングで強行突破したのか説明しても納得できないらしい。

どんどん母が嫌いになっていきました。
そして、自分が母にとって都合のいい人形だったんだなと気づき始めました。

もうあまり話をしたくなくて、あまり話さないようにして旅行に行きました。
母は旅行中1度も連絡しない、写メも送らないことに怒っていました。

でも、犬の世話をしてもらったので大量にお土産を買っていくと大喜び。

「やっぱりあんたはお母さんの好みをわかってるね」

と上機嫌。でも私には普通にできるような感情がもうありませんでした。

そして毒親と縁を切る理由繋がります。

ストレスが身体に出はじめる

毒親と縁を切る理由のお話のあと、私はどうしても母を許せませんでした。

母は、逆らったお前が悪いしか言いません。
逆らったことのなかった私が、逆らいたいくらいの原因が母にあったこと。
何回も説明しましたが、一つも理解しようとしませんでした。

このときは、毒親というものがどういうものがはっきりわかっていなかったので、理解してくれなかったことが理解できませんでした。
モラハラも経験してるんだから、わかりそうですけどね。毒親という言葉もわかっていたのに。

ただ、うちの母と同じタイプの毒親の情報がそのときはあまりなかった。
だから、毒親だとわかっていても、どこかで自分が悪かったんじゃないかと思ってしまっていました。

私の悪いところは謝った。私はこれ以上どうすることもできない。でも私が悪いのかな…の繰り返し。

あまりのストレスで突然耳鳴りに襲われました。
仕事してても相手も声が耳鳴りでほとんど聞こえない。半日頑張ってみたけど、治る気配もない。
絶対と突発性難聴だと思い、病院に行きました。
実際は突発と言われるほどの数値ではなかったけど、耳鳴りがひどいほうの耳は聞こえる方の半分くらいしか聞こえていませんでした。

フラッシュバックを自分の妄想だと思っていた

この時期、特に仕事中に気が付くと過去の記憶に飛んでいました。
これがフラッシュバックだとはこの時は知らなくて、私のただの妄想癖なんだと思っていた。

笑いながらこの話を友達にすると、真剣な顔で

「それはフラッシュバックだよ」

と言われたのが忘れられません。
思っていた以上に精神的にきていたそうです。
やっとここで、私は病んでいたことに気づくことができました。
思い返せば、しょっちゅうフラッシュバックしてる。
この時は頻繁だったけど、そもそも小さい時から同じ現象を体験していた。だから普通の事だと思っていて気づけませんでした。
よく、ぼーっとしてるときや、学校の帰り道など、現実から逃げるために妄想してることがすごく多くて、その延長なんだと思っていました。
そういうときは現実の映像は見えなくなっていて、視覚は全て過去の映像にもっていかれます。
だからはっと気づくと無意識に歩いてたということがよくありました。

これがフラッシュバックだと知ってから、私はずっと辛かったんだと認識することができました。
辛いとは思っていたけど、自分が思っている以上に身体に症状が出ていた。

あー。私、この人と縁を切ろうと冷静に思えた瞬間でした。
自分のために縁を切ろう。

そこから1年半は最低限の連絡を取っていましたが、私の態度が許せない母は遠くへ引っ越していきました。

最後まで、「あいつの態度が許せない」と言っていた母。

私も同じこと思っていたよ。

それから数年経ちますが一度も連絡を取っていません。
二度と取るつもりもありません。
死んでも会いに行かないと思います。

でも私は今までで一番幸せな生活を送っています。