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間違えたら控除額激減!確定申告で住宅ローン控除を申請する時の注意点

間違えたら控除額激減!住宅ローン控除申請時の注意点
gillwacohouse
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こんにちは!
ジルわこ(@gillwacohouse)です

先日、確定申告での住宅ローン控除の申請を無事完了しました
普段は年末調整のみで確定申告と縁のない会社員の私が実際にやってみた感想としては、「e-tax」なら確定申告書類の作成から提出まで全てwebで完結できますし、必要書類さえそろっていれば申請自体はそこまで難しくはないと感じました

一方で、少し注意が必要だと感じたポイントもありました
確定申告は申請を間違えても大抵は後から修正できますが、中には変更ができない項目もあるようです

住宅ローン控除と間違えて申請すると数百万円損する可能性があり、しかも後から気が付いても修正ができないというトラップが存在するので、そこだけは回避するように気を付けましょう
いくら損するかは、住宅ローンの金額や住宅のスペック等によって変わってきますが、私の場合は申請を間違えていたら500万円くらい損する可能性がありました

ジル
ジル

申請を間違えただけなのに…にゃ

わこちゃん
わこちゃん

気が付いてよかったにゃ

この記事でわかること
  • 正しい住宅ローン控除の項目
  • 住宅ローン控除と紛らわしい項目
  • 住宅ローン控除の申請に必要な書類

なお、e-taxでの確定申告の手順自体は、基本的に指示に従って操作すればよく、検索すればたくさん出てくるので、この記事では詳細までは触れていませんのであしからず…
YouTubeで実際の操作を紹介している人もいるので、その辺が参考になると思います

あくまで住宅ローン控除の申請をするうえで覚えておいた方がいい注意点について紹介する記事になります

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正しい住宅ローン控除の項目

まずは住宅ローン控除申請のための正しい入力項目についてです
以下はe-taxの入力画面です

「税制控除・その他の入力の項目」入力画面
「税制控除・その他の入力の項目」入力画面

住宅ローン控除申請の入力項目は「税制控除・その他の入力の項目」のページにある「(特別増改築等)住宅借入金等特別控除」になります(上図の赤枠)
住宅「ローン」ではなく、住宅「借入金」という表記で、ごちゃごちゃ書いてあるので分かりにくいですが、こちらがいわゆる「住宅ローン控除」の入力項目になります

準備した資料をもとに、入居日・契約日・土地および住宅に関する情報(価格、面積、不動産番号等)・住宅ローン残高などを入力していきます
長期優良住宅や低炭素住宅などの認定を取得している場合、控除の優遇を受けることができますが、どの認定住宅に該当するかは自分でチェックを入れる必要があるので間違えないように気を付けましょう(下図の赤枠)

「適用する控除の選択」入力画面
「適用する控除の選択」入力画面

全ての入力が完了すると、控除される金額(還付される金額)が表示されるので、想定している金額と一致しているか確認しましょう
金額が正しければ、そのままe-taxの指示に従って操作を進めていけば確定申告の申請完了となります

確定申告書類の提出はこれで完了になりますが、住宅ローン控除を受けるためには残高証明書や建築契約書などの添付書類を送付する必要がありま

添付書類の提出方法は?

添付書類の提出もwebで実施できて、e-taxのマイページにある「送信結果・お知らせ」⇒「添付書類(PDF等)の送信」を選択すると、PDFファイルを選択して送信できます(下図の赤枠)

「送信結果・おしらせ」画面
「送信結果・おしらせ」画面

画像データをPDF化する

PDFの方法はいくつかありますが、手近な手法としては、書類の写真を携帯で撮ってそれをPDF化する技があります

カメラで撮った写真をそのままPDFもできますが、スキャンアプリを使えば簡単に書類の4つ角が綺麗に揃った写真データを作成できます
私はGoogleの「フォトスキャン」というアプリを使用しています
(結婚式のときに式場のスタッフさんから教えてもらいました)

PDF化もアプリがありますが、もしiPhoneを使用しているなら「写真」の機能で簡単にPDF化できます

iPhoneで写真をPDFする手順

1.PDF化したい写真を選択
2.左下の「共有ボタン」を押し、「プリント」を選択
3.表示された写真を拡大する
4.右上の「共有ボタン」を惜し、「ファイルを保存」を選択
5.PDF化されたデータが指定したファイルに保存される

住宅ローン控除と誤解しやすい項目

続いて油断すると間違える可能性もある「認定住宅等新築等特別税額控除」について
こちらも「住宅ローン控除」の入力画面と同じところにあります(下図の赤枠)

「税制控除・その他の入力の項目」入力画面
「税制控除・その他の入力の項目」入力画面

「認定住宅」「新築」など、住宅ローン控除を受けようとしている大半の人に当てはまる文言が入っており、誤解しがちな紛らわしい項目です
一般的にこちらの申請項目が「特別控除」と呼ばれていますが、住宅ローン控除の正式名称にも特別控除の文字が入っているので、余計にややこしい感じがします

控除を受けるための条件は住宅ローン控除と大体同じですが、こちらは住宅ローンを利用していなくとも控除を受けられます
しかし控除金額の計算方法・限度額は住宅ローン控除とは大きく異なります
控除額は建物の延床面積で決まってきて、以下で計算されます

「特別控除」の計算式

45,300円×延床面積(m2)×10%

限度額は65万円となっており、住宅ローン控除の年間の控除額より大きいですが、これは最初の1年しか控除されません
なお、延床面積が145m2を超えると限度額に達します

一方で、住宅ローン控除の控除額の計算式は以下になります(新築の場合)

「住宅ローン控除」の計算式

年末住宅ローン残高×0.7%×13年間

住宅性能や認定住宅かどうかによって限度額が変わってきますが、例えば長期優良住宅の場合の限度額は13年間の合計で455万円となります

住宅ローン控除か特別控除かで、最大390万円もの差が生じることになります
今年申請する人の中には、住宅ローン控除の改正前に滑り込んで限度額が更に高い場合もあると思います
私の場合だと住宅ローン控除の控除額が550万円くらいの見込みで、特別控除の場合の控除額が約47万円なので、申請を間違えると500万円損する計算となります

私が気になっているマツダのCX-60の上位モデルが普通に買えてしまうレベルです

ジル
ジル

僕のごはん100年分にゃ

選択を間違えると修正不可!?

国税庁のサイトに次のような注意書きがあります

認定住宅等新築等特別税額控除を適用して確定申告書を提出した場合には、その後においても、認定住宅等新築等特別税額控除を適用することになり、住宅借入金等特別控除との選択替えはできませんのでご注意ください。

なお、認定住宅等新築等特別税額控除を適用しなかった場合も同様です。

「特別控除」で申請すると「住宅ローン控除」への変更はできないというもの(逆の場合も同様)

選択不可になるのが、申請書を提出した時点なのか、申請が受理された時点なのか、還付金として戻ってきた時点なのかは定かではありませんが、少なくとも2年目の住宅ローン控除の手続きをしようとして気付いたときには手遅れだと思います

住宅ローン残高を記入していないのに控除額が計算されて出てきたり、入力する情報がものすごくシンプルなので、途中で何かおかしいことに気付けると思いますが、万が一間違って申請を出してしまった場合は、あれこれ調べる前にまずは担当税務署に相談しましょう

住宅ローン控除申請に必要な書類

申請に必要な書類を把握しておけば、間違いの防止にもなりますので、実際に使用した書類一覧をまとめておきます

住宅ローン控除申請に必要な書類
必要書類入手先備考
源泉徴収票勤務先確定申告の基本情報入力のため
借入金の年末残高等証明書金融機関
建築工事請負契約書住宅メーカー
土地の売買契約書不動産会社
土地・建物登記事項証明書法務局
長期優良住宅認定通知書住宅メーカー
住宅用家屋証明書住宅メーカー
補助金取得の証明書類住宅メーカー住まい給付金など

源泉徴収票は年末調整を実施している会社員は必要になります
確定申告の基本的な情報は、源泉徴収票通りに記入する必要があり、入力に不備があると税務署から確認の電話などがありますのでご注意ください

必要書類は特に申請しなくとも住宅メーカーから渡されたり、各所から郵送されてくるものが大半です
土地・建物登記事項証明書は法務局に申請の必要がありますが、webから申請して郵送してもらうこともできるのでお手軽です

登記事項証明書は、書面に記載されている不動産番号や土地・建物の面積を確認して入力するために必要ですが、提出は求められませんでした
不動産番号や土地・建物の面積なら、住宅メーカー経由で渡される「登記完了証」にも記載があるので、もしかしたら必須ではないかもしれません

ふるさと納税の注意点

住宅ローン控除申請とは直接関係がありませんが、初めて確定申告をする人が注意したい点が1つ

確定申告をしない場合、ふるさと納税はワンストップ特例を使用して申請していると思います
しかし、たとえワンストップ特例でふるさと納税の申請が済んでいたとしても、確定申告を実施する場合は、確定申告の中で改めて申請する必要があります

こちらはもし申請を忘れていてもあとから訂正できますが、訂正申請も面倒なので確定申告時にきちっと入力しておくことをおすすめします
(昨年、別件で確定申告をした際にこのことを知らず、後からやり直しました)

その場合の入力先は「所得控除入力」のページにある「寄付金控除」になります(下図の赤枠)

「寄付金控除」入力画面
「寄付金控除」入力画面

楽天やさとふるなど、ふるさと納税サイトで電子発行される証明書を読み込むだけで入力が完了するので簡単です
楽天の場合だと、「楽天ふるさと納税マイページ」から証明書の申請ができます(発行まで1~2日かかるので、確定申告の締め切りぎりぎりにならないようにご注意ください)

おわりに

住宅ローン控除申請時の注意点について、実際に申請してみて感じた点をまとめました

よく見れば住宅ローン控除とは違うことに気付けますし、手順を解説しているサイトやYouTube動画もあるので、それらを参考にしながら進めればそうそう間違えることはないと思います

ただ、間違えたときのリスクが大きいので注意喚起の意味で記事にしました
これから確定申告で住宅ローン控除の申請をする方の参考になれば嬉しいです

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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ジルわこ(和泉銀之助)
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施主ブロガー
2022年に積水ハウス「シャーウッド」で、2階建て30坪の家を建てました。家族3人、2匹の猫と暮らしています。家づくりの過程、住み心地やDIYの記録など、家全般について綴っています。 Webメディア「日刊住まい」にて、「和泉銀之助」としてライター活動中。
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