コロナは変異ウイルスの影響もあり、

一向におさまる気配がありませんね。

 

昨年、緊急事態宣言から、

生活環境、学習環境がガラリと変わった方は、

たくさんいらっしゃったのではないかと思います。

 

例えば、学校が休校になり、

子供が家にいるようになった主婦の方などは、

勉強時間が減ってしまったのではないでしょうか。

 

また勉強する時間が増えたとしても、

それ以上に精神的なストレスが増大し、

とても勉強などできなかったという方も、

いらっしゃったのではないかと思います。

 

会社員の私で言えば、

勤務先の、

・テレワーク(在宅勤務)の推奨

・会食(飲み会)の原則禁止

・出社日における一人ランチの推奨

などにより、逆に勉強時間が増えました。

 

それまでは、

朝6時に起きて、

出勤前にカフェで1時間くらい、

読書や勉強をして出社していました。

夜は会食があれば、

家に帰るのは早くても10時ぐらいにはなってしまい、

だいたい勉強しないで寝ちゃいます。

そうなるとその日は、朝1時間の勉強だけで終わりです。

 

これが在宅勤務になると、

通勤時間や準備が無くなり、

起床時間から始業時間までは自由なので、

2時間ぐらいは勉強できます。

夜は当然飲み会も無いので、

20時頃から3時間ぐらいは勉強できます。

つまり、やる気になれば1日5時間ぐらい勉強できるようになり、

1日4時間も勉強時間が増えたということです。

(と言っても、直前期にならないと、そんなにやらないのですが・・・)

 

また一人ランチになると、

昼休みに勉強することも可能になります。

 

勉強時間を捻出することだけを考えれば、

間違いなく、コロナによって、私は良い影響を受けました。

(ここには書けない色々な悪影響も相当ありましたが・・・)

 


それから、在宅勤務が当り前になってくると、

コロナ以前よりも休暇が取得しやすくなったような気がします。

私は、試験直前の金曜日11月6日は休暇を取得して、

1日中、行政法の総復習時間にあてました。

 

今年で言えば、11月12日(金)にあたります。

働き方改革法により、

年度始に休暇予定日を報告する会社もあると思いますので、

忘れずに11月12日(金)を休暇予定日にしましょう。

直前の金曜日に丸一日勉強できるか、できないかは、

暗記科目が多い行政書士試験の場合は、

大げさに言うと、合否を分けることになるような気がします。

 

あと、

在宅勤務可能な日はできるだけ出社しないようにしたり、

試験数カ月前から読書やSNSを中断したり、

試験1カ月前からは日経新聞もデジタル版で飛ばし読みしたりして、

勉強時間を捻出するようにしました。

 

 

なんか、全部一人で努力したみたいに書いてますが、

家族、親戚、友人、勤務先関係者の協力があったからこそ、

勉強時間を確保できて合格することができました。

特に家族には心から感謝しています。

コロナ禍で勉強時間が増えた本当の理由は、

家族の協力だったのではないかと思います。

 

 

 

ところで、

「時間」について書いた小説だと、

みなさんは何を思い出すでしょうか。

 

私がすぐに思い出すのは、

ミヒャエル・エンデ作の「モモ」ですね。

 エンデはちょうど50年前の1971年からこの作品に取り組み、

1973年に出版しています。

児童文学の範疇に入りますが、

50年前の作品とは思えないほど、

現代社会への鋭い風刺や警句が溢れている大人も楽しめる作品です。

 

本の表紙には「時間泥棒と 盗まれた時間を人間に取り返してくれた女の子の不思議な物語」と書かれていますが、

「時間泥棒」とは、

便利さ、効率を追い求めて、

逆に忙しくなってしまった現代資本主義社会そのものと解釈できます。

 

でも、旅行や外食など、好きなことができなくなっている今は、

コロナウイルスこそ「時間泥棒」のような気がしてきます。

 

コロナ禍、

「時間」や「幸福」の本当の意味を考えさせてくれる、

おすすめの物語です。

 

 

 

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