行政書士試験まであと約3カ月になりましたね。
もうすでに、3時間通しで過去問や模試を解いている方もたくさんいらっしゃると思います。
私が昨年、初めて3時間通しで問題を解いたのは、過去問が試験51日前、模試が3週間前でした(-_-;)。
なんで、こんなに遅くなってしまったかと言うと、択一も記述も一般知識も、ある程度、納得がいくレベルに仕上がってから、やろうと思っていたからです。
でも、これが、いつまで経っても、仕上がらないんですよね(-_-;)。
それで、仕上がるのを待っていたら、本試験日を迎えてしまうと悟り、試験日51日前に前年(令和元年)の過去問を初めて3時間通しで解きました。
(法令択一の過去問は肢別で解いていましたが、多肢選択と記述と一般知識の過去問を目にしたのはこのとき初めてでした)
3時間では足りず、3時間32分かけて解いた結果は144点、3時間以内に解いた問題だけで採点すると122点でした。
試験50日前で122点・・・さすがにあせりましたね。
もう翌日から、寝・食・仕事以外の時間は毎日ひたすら勉強です。
(でも本当は、どうしても勉強する気になれない日があって、その日1日だけは全く勉強しませんでした)
最終的に本試験では、122点から50日で88点アップして210点で一発合格できました。
今回は、この時の学習方法について、<7つの合格メソッド>としてお伝えしたいと思います。
<メソッド1 問題の解き方を身につける>
直前50日のさらにその前に準備することがあります。
民法改正に対応した「うかる!行政書士 民法・行政法 解法スキル完全マスター」です!
この本は革命的な教材です。
5肢をどうやって1肢まで絞り込むのか等、具体的にその詳細な解法スキルが書かれています。
今まで、問題をなんとなく解いていた感覚が、この本を読むことで具体的なロジックに変わります。
そうです。この本を読むと感覚が論理的思考に変わるんですよね。
こういう本はなかなかありません。
行政書士試験教材の名著を1冊あげろと言われたら、私は迷わずにこの本を推薦します。
民法と行政法をある程度勉強してから読んだ方がよく理解できるので、9月に入ってから読むぐらいでちょうど良いかもしれません。
私は8月下旬〜9月中旬に読みました。
直前50日、今年だと9月25日までには、先ずはこの本を仕上げて、解法スキルを身に着けることをおすすめします。
追記
憲法・商法・一般知識バージョンも発売されるようです。
これは、迷わず、買い!ですね。
<メソッド2 3時間通しで、過去問を6回、模試を9回、全部で15回解く>
(1)過去5年問題集と市販模試3冊を揃える
ネットで注文しようと思っても、教材によっては在庫切れになる場合があります。
昨年は10月に合格革命の模試がネット上で在庫切れになり、都内の本屋を4店舗ほど探しまわって購入した記憶があります。
ネットでも本屋でも早めに購入されることをおすすめします。
過去5年問題集はどこの出版社でも良いと思いますが、私は成美堂出版のものを使用しました。
模試は以下の3冊、特にTACとLECが的中率が高くおすすめです。
模試の詳細は以下のブログで。
(2)過去問と模試の解き順を決める
過去問5回(令和元年・平成30年・平成29年・平成28年・平成27年) → 模試9回 → 過去問1回(令和元年) の順番で解きました。
やはり模試より過去問の方が本試験の問題に近いでしょうから、本試験直前は過去問を1~2回やった方が良いと思います。
(ちなみに令和元年の1回目は122点、本試験5日前に解いた2回目は224点でした。少し自信がつきましたね)
なお、問題の解き順については、以下のブログを参考にしてください。
(3)必ず3時間通しで解く
たぶん、これが最も大事なことです。
忙しいと、過去問や模試を10問毎とか科目別などにしてやりたくなりますが、それでは意味がありません。
5キロ走の練習だけして、42.195キロのフルマラソンに挑戦するようなものです。
あくまでも、3時間通しでやることに意味があります。
例えば、土日祝日を有効活用します。
今年であれば、9月25・26日、10月2・3・9・10・16・17・23・24・30・31日、11月3・6・7日と15日間あります。
この15日間は3時間通しで問題を解けるように、もう今から予定を入れておきます。
できれば本試験と同じ時間帯の13時〜16時になるべく本試験と同じ環境(マスクをする、お茶を飲まない等)でやります。
仕事や家庭の事情で13時〜16時が難しい場合は、早朝や深夜の時間帯を使ってでも3時間通しで解くようにします。
テキストや問題集で3時間勉強するよりも、濃密で集中した3時間を過ごせます。
<メソッド3 過去問と模試の答え合わせを丁寧に行う>
これも大事なことです。
自信を持って答えた問題もすべて1肢毎に解答欄の解説を熟読し、丁寧に答え合わせをします。
なぜ、自信を持って答えた問題も丁寧にやるのか?
それは、その時はできても、試験日に正解できるとは限らないからです。
特に私のような記憶力の落ちた中高年は試験日どころか、1週間後、いや翌日にその問題を正解できるかわかりません。
だから、できた問題も丁寧に答え合わせをすることが大切です。
また、必要に応じて、六法や判例集やテキストを参照します。ネットサーフィンならぬ、教材サーフィンですね。
過去問では見たことがない問題、判例、条文が出てきたときは、六法やテキストの余白(ノートを作っている人はノート)に書き込んで情報を一元化しておきます。
私はほとんど六法に書き込んでいましたが、こうしておくと、超直前期の総復習の時に役立ちます。
試験問題は3時間で解きますが、答え合わせは4~5時間かけて、しっかりやることが大事です。
<メソッド4 「出るとこ千本ノック」を全問解く>
試験直前期に過去問以外の知識の再確認や補強をするにはとても良い教材です。
<メソッド5 行政法の過去問を解きまくる>
(1)肢別過去問の行政法部分のみ全問解く
(2)過去問5年分の法令択一の行政法部分だけ解く(超直前期)
<メソッド6 記述式対策は1冊の問題集を完璧にする>
実は私は中途半端に2冊の問題集に手を出して大失敗しました。詳細は以下のブログで。
<メソッド7 横断的な条文学習を行う(超直前期)>
上記の中でとても大事なことは、
<メソッド2 3時間通しで、過去問を6回、模試を9回、全部で15回解く>ことと、
<メソッド3 過去問と模試の答え合わせを丁寧に行う>ことです。
試験直前は問題集を1週間で1冊まわした方が良いという意見も聞きますが、私は模試を1週間で3回やった方が実践的な力がつくような気がします。
模試を1冊3回分やることで、行政書士試験の出題範囲を実践形式でカバーできるのも魅力です。
資格試験の時に時間が足りなくなったり、時間配分を間違ったりすることがありますが、私の場合はそれは試験時間内で解く訓練が足りなかったケースがほとんどです。
逆に言うと、
行政書士試験の場合は、3時間通しで解く感覚さえ身に着ければ、
時間が足りないことも、時間配分を間違えることも少なくなり、合格に近づくことができます。
確実に得点できる問題を落とさないためには、自分にとって難しい問題にあまり時間をかけないことです。
でも、3時間の中で、どの問題が確実に得点できるのか、得点できないのかを判断するのは簡単ではありません。
その判断力を養うためには、やはり3時間通しで何度も解くことしか方法は無いと思います。
習うより慣れろですね。
そして、過去問と模試を15回分やることで、ペース配分がわかるようになり、正確な知識も増えて、問題を解くスピードもどんどん速くなっていきます。
私は本試験では2時間5分で解き終えることができました。(マークシートは除きます)
最初は3時間半かかっていても、15回も解けば、50日後には、きっと2時間半以内に解くことが可能になっていると思います。
この7つの合格メソッドが、受験生のみなさんの何か参考にになれば幸いです。
ところで、前回は国内出張時のB級グルメをご紹介しましたが、
国内どころか、今は、なかなか都内でも外食に行くことをためらってしまいます
いつもラーメンが多いので、
同じ麺類ですが、
今回は美味しいお蕎麦でも食べた気分になっていただくために、
都内のおすすめお蕎麦屋さんをご紹介したいと思います
(蕎麦アレルギーの方はここからは無視してください)
麻布十番の「更科堀井」さん
いかがでしたか
どこも美味しいので、コロナが落ち着いたら、是非、食べに行ってください
それにしても、とうとう、1日のコロナ感染者数が全国で2万名を超えてしまいましたね
危惧していた医療崩壊が現実のものとなってしまいました
この医療崩壊は完全に人災です
国民の命を守ることなど本気で考えていない政治家と官僚による人災です
無能なのか、無責任なのか、それとも選挙や利権や自分のことしか考えていないのか・・・
この国の政治家や官僚には、覚悟や矜持というものはなくなってしまったのですかね