今日はここ数日の中で比較的に暖かい方で過ごしやすい一日でした。今クールのドラマも初回は観たのですが、二回目以降はほとんど観ていません。北海道は晩秋と言うより、間もなく初冬なのですが、この秋はなんか眠く、観たい番組もないこともあって、普段はだいたい日付が変わる頃に、寝ることが多いのですが、ここ一ヶ月くらいは早く寝ています。寝て起きるまで、夜中にトイレで目が覚めることは、あまりなかったのですが、早く寝付くからか早朝に一度、用を足してから二度寝ってここが多かったりします。二度寝するとあまり一日のリズムがいいことがないので、前はそのまま起きてしまうようにしていましたが、もうこちらは朝晩、火の気がないと寒いので、暖房費節約のために、起きる時間まで布団にいて、寝てしまっている毎日です。
自分の人生の中で、一番泣いたなと思える年は母がガンで亡くなった年です。その少し前に離婚した年でもあります。ひとり暮らしになって、それまで寂しいとかあまり感じる私ではなかったのですが、２年くらいは心から笑えなかった。そんな時に、一人の女性と出会って、少しの間でしたが、励まされ支えられ、少しの期間は寂しさはありませんでした。縁がなく、お別れすることになって、もう恋とかはいらないなと思ったりしました。結構、異性に惚れやすい私のなのですが、失恋してから恋は一年ありませんでした。別れの悲しみって、本当に時間しか薬はないって実感したかな。
忘れられない涙は、断酒出来ない時にもありました。その頃は、体も心も酒でぼろぼろ。一日の起きている時間で、酒を切らせない状態でした。もう、それまでに何回か膵炎もして、そんなに何度も経験しなくてもいい経験から、膵炎でどうにもならなくなる前のことは知っていました。食べ物もほとんど受け入れず、仕事にいくフリをして、弁当を持って、隣町の公園の駐車場に車を停めて、仕事が終わる時間まで酒を飲んでいたりしました。膵炎の痛みを紛らわすために、酒を麻酔代わりに。せっかく妻が作ってくれた弁当なのですが、つまみ代わりにしても、受け付けずほとんど吐いたり。泣きながら、飲んでいたことを今でもはっきり覚えています。そうまでして飲んでる自分が情けないこと、家族の愛も感じて申し訳ない気持ち。そんな辛い苦しい体験をしても、私が断酒の道へとなかなか歩めなかった今なら、はっきり言えますが、恐ろしい絶対に勝てない酒です。
鬱も併発したりして、死にたいと考えることもあったりしました。私は運良く命は落としませんでしたが、泣く感情もなくなったことがありました。無感情みたいなって、死ぬことは怖いとかの気持ちも薄れてしまう。だから、自死しなかったことは不思議、でも、後から思えば生かされたんだなとも思えたりしています。
酒を止める断酒するリミットは、人によってぎりぎり末期でも大丈夫なこともあるし、でも、運という言葉で表現は適切ではないけれど、病気になって初期でも死んでしまうことも珍しいことではありません。このアルコール依存症は何度も話していますが、進行性致死性のある病気です。病気にかかったら、飲み続けて、幸せに生涯を終えれるってことはほぼないと思います。自分はまだ、大丈夫って思うかも知れませんが、気がついたときは、もうどうにもならない手遅れになったり、あっけなく人生終わってしまっても全然不思議でない病気だったりします。私は、飲んでいる頭で深刻に考えても、意味はないと思っています。飲んでしまったと悔いる感情より、まず、今から止めようという行動だけが必須だと思います。酒が体に残っている状態で、意志だけで止めれるほど簡単なものでもないです。病院へ頼って、酒から逃げるのが一番近道かな。
断酒をしても、すぐに物事のすべて好転する訳ではありません。自分で断酒頑張っているのに、疑われたりは私はしんどかった気持ちがあったなと思い出します。でもね、断酒三年くらいしてから、信用が積み重なって信頼さえるようになって、ぎぐしゃくしていた家族関係も良好になって、いつの間にか笑いを取り戻しました。何のために生きているんだろうとか、生きていてもいいことなんてないとか、真っ暗なトンネルに長くいましたが、断酒して今、生きているって心から良かったなと感じています。嫌なこと、辛いことも全くない、今でもそれなりにありますが、自分だけしか歩めない人生、周りに活かされながら、また、自分で活かしていく断酒での道は悪くは絶対ないと言えます。
この病気に苦しんでいる人の多くが、「今日は飲まなかった」から「今日も飲まなかった」そして、自分の選択肢に酒を飲むって気持ちがなくなる自分の経験から、そう願って病みません。
一日断酒継続しましょうね(#^^#)
