あっさり辞める人の特徴7選【新卒はどうして突然辞めるのか】

あっさり辞めてしまう人っていますよね?なぜ彼らは仕事を続けることなく簡単に辞めてしまうのでしょうか?

この記事では、あっさり辞める人の特徴や心理について理解し、あっさり辞めることのデメリットとメリットについて紹介します。

この記事を読むことで、自分自身の働き方やキャリアについて考えるきっかけとなり、より良い選択をするための情報を得ることができます。

目次

あっさり辞める人の特徴と心理

あっさり辞める人の心理や特徴には、以下のようなものがあります。

①職場が嫌い

あっさり辞める人の一つの特徴は、職場や仕事自体を嫌っていることです。

長時間労働や上司の性格、給料が低いなどの要因で、職場自体が嫌いになっていることが多いです。誰だって、職場に不満があれば、相談もなくあっさり辞めてしまいます。

仕事に対するモチベーションも低く、楽しくないと感じているのです。

②人付き合いが苦手

あっさり辞める人は、人付き合いに苦手意識を持つことがあります。

職場でのコミュニケーションやチームワークに苦手意識を抱き、それが彼らの仕事へのストレスや不満につながることがあります。

人間関係のトラブルやいざこざが続く場合、彼らは辞めることを選ぶ傾向があります。

③プライベートが大切

あっさり辞める人は、自分のプライベートな時間やライフスタイルを重視する傾向があります。

彼らは仕事だけでなく、家族や友人との時間や趣味、自己成長など、より充実した人生を追求したいと考えています。

そのため、仕事とプライベートのバランスが取れない場合、彼らはあっさりと辞めることを選ぶことがあります。

④優秀な人

あっさり辞める人の中には、実は非常に優秀な人材だったりします。

自己評価が高く、自身の能力やスキルに自信を持っています。

そのため、今いる環境が悪いと感じると、満足できる条件や環境を見つけるために新しい職場を探し始めるのです。

⑤性格がいい人

一般的に、あっさり辞める人は良い性格の持ち主であることが多いです。

なぜなら、性格いい人ほど「人を傷つけたくない」と感じるので、退職の話を誰にも相談しないから。

有名な講演家の鴨頭嘉人氏も「嫌なことを上司に伝えるには、ものすごいエネルギーを使う。だから、本当のことを言わずに辞めてしまうのだ」とおっしゃっています。

相談しないので「あっさり辞めてしまった」と見えてしまうのでしょう。

⑥愚痴を言わない

あっさり辞める人の中には、愚痴や不満を口にすることを避ける傾向があります。

家族や恋人の愚痴を言うことがあるはず。これは、相手に関心があるから愚痴を言うんです。つまり、愚痴を言わないってことは「興味がない」と同義なんです。

彼らは会社内での問題があっても、それを解決しようとしません。だって、心の中では「どうせ辞めるし」と思っていて興味がないから。

だから、あっさりと転職していくのです。

⑦他人と比較しない

あっさり辞める人は、他人との比較に囚われず、自分自身の意思や目標に基づいて行動することができます。

彼らは自己評価に依存し、自身の成果や幸福感に重点を置きます。

他人との競争や評価によって自分自身を評価することはせず、自分の理想とする環境やキャリアを追求することを重視します。

なぜ「あっさり辞める人」が出てくるのか?

厚生労働省の調査によると、新規学卒者(新卒とほぼ同じ意味)のうち、約30%が3年以内に離職しているそうです。

出典:別紙4 新規学卒者就職率と就職後3年以内離職率-厚生労働省-

それでは、なぜこんなにもあっさり辞めてしまうのでしょうか。

理由を以下のとおり、考察してみました。

①現代の働き方の変化

現代の働き方は多様化し、従来のような一つの企業に長期間勤めるというスタイルが減少しています。

若い世代を中心に、転職やキャリアの変更を積極的に行う傾向があるということです。

若者は自己成長や多様な経験を求め、自分自身の幸福感や働き方に合わせた環境を選択することが重要視されています。

②ワークライフバランスの重要性

ワークライフバランスの重要性が広く認識されるようになり、仕事だけでなくプライベートな時間や自己の充実も重視されるようになりました。

苦しい労働条件や過度のストレスに耐えるような昭和の働き方は古くなり、プライベートと両立した「楽しい働き方」が若者の望む企業なのです。

③企業文化や労働条件の改善

近年、企業は社員の満足度や働きやすさに注力する傾向があります。

しかし、それでもなおあっさり辞める人が増えている理由の一つは、企業の取り組みが足りない場合や社員のニーズに合わない場合があるためです。

あっさり辞める人は、自身にとって理想的な職場環境を求め、そこに適合しない場合に辞めることを選びます。

「あっさり辞める人」の影響

「あっさり辞める人」の存在は、職場や企業に以下のような影響を与えることがあります。

①職場への影響

あっさり辞める人の存在は、職場の安定性に影響を与えることがあります。

頻繁な人材の入れ替わりは、チームの連携やプロジェクトの進行に支障をきたす可能性があります。

また、辞める人が多い場合、残った社員の業務負担が増え、ストレスやモチベーションの低下につながることもあります。

②社員の離職率上昇

業務負担やストレスが増加することで、社員の離職率も上昇します。

これに対処するため、企業は社員の意見を収集し、労働条件や職場環境の改善に取り組む必要があります。

社員の声を反映させる制度や福利厚生の充実、キャリア開発のサポートなどを提供することで、離職率を抑える努力を行うことが重要です。

あっさり辞めることのデメリット

あっさり辞めることには、以下のようなデメリットが存在します。

①経済的なリスク

あっさり辞めることは、収入や経済的な安定性に影響を与えます。

次の就職先が見つかるまでの期間において、収入が途絶える可能性がある。

生活費や将来への備えに不安を感じるのは当然です。

②転職市場での競争

あっさり辞める人が多いということは、転職市場の競争も増加するということ。

求職者の数が増えることで、良い職位や条件を得るために競争しなければならなくなります。

また、求職活動自体も時間と労力を要するものであり、求人情報の収集や面接の対応など、努力と根気が必要です。

③ネガティブなイメージを受ける

あっさり辞める人は、一定のネガティブなイメージや評判を持たれる可能性があります。

転職先の社長や周囲の人々から、安定性や忍耐力に欠けるとの印象を持たれるかもしれません。

これにより、将来のキャリアや求人への影響が出る可能性があります。

あっさり辞めることのメリット

一方で、あっさり辞めることには以下のようなメリットも存在します。

①精神的苦痛からの解放

あっさり辞めることにより、不満やストレスのある職場からの解放を得ることができます。

仕事に対するモチベーションや幸福感が低下していた場合、あっさり辞めることで自身の心身の健康を回復させるチャンスを得ることができます。

もっこ

この記事を書く私自身は、上司からのパワハラやサービス残業、有給拒否など。最悪な職場だったので、あっさり辞めて大正解でした。

②自己成長

あっさり辞める人は、新たな環境や挑戦を求めることが多いです。

転職やキャリアの転換を経験することで、新たなスキルや知識を身に付ける機会を得ることができます。

これにより、自己成長やキャリアの幅を広げることが可能となります。

③キャリア転換

あっさり辞めることは、キャリアの転換や新たな道の選択肢を探求するチャンスです。

あっさり辞めることによって、自身の人生やキャリアにおいてより充実感を得るための選択肢を探り、自分自身の理想に近づくことができます。

まとめ

「あっさり辞める人」の特徴や心理には、職場の不満や人間関係の苦手さ、プライベートの重視などがあります。

そして、あっさり辞める背景として、近年の働き方の変化やワークライフバランスの重要性の認識の高まりなどが挙げられます。

この傾向は、職場や企業に影響を与え、経済的リスクや求職活動の難しさといったデメリットも存在しますが、社員の精神的な苦痛からの解放や自己成長、キャリアの転換といったメリットもあります。

重要なのは、個人が自身の幸福と成長を追求するために、適切な選択を行うことであり、企業も社員のニーズに合わせた環境づくりに取り組むことです。

今回は以上。

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