↑のつづき。

さて、天孫族はどこからやってきたのか…

神話上では、神々の住む天上世界『高天原(たかまがはら)』からである。

天磐船に乗ってやってきた『ニギハヤヒ』や、
国譲りの際に天鳥船神で地上に降り立った『タケミカヅチ』。

天津神は、空飛ぶ船に乗って地上にやってくる。


それを古代の飛行機やUFOだと言ってしまえばそれまでだが、もう少し深堀したいところである。


例えば、中世のフランスでは、空中王国『マゴニア』の存在が信じられてきた。

『マゴニア』とは、ガリバー旅行記に登場する空中帝国『ラピュータ』のモデルになった空飛ぶ国。


ガリバー旅行記を書いたのはアイルランドの風刺作家『ジョナサン・スウィフト』。



物語には、小人の国や巨人の国、知的な馬の種族が登場し、その第三編では漂流中のガリバーを助けた巨大な空飛ぶ島『ラピュータ』が現れる。
※ちなみに第三編では日本の天皇も登場する。

なんと、『ラピュ―タ』は日本近海にあるのだという。


作者『ジョナサン・スウィフト』なる人物は風刺作家。

「風刺」とは、社会や人物の欠点等を遠回しに批判することである。

つまり、風刺作家であるスウィフトは、全てにおいて架空の物語を創ることはないはずだ。

ガリバー旅行記の裏側には、その時代背景や社会の仕組みに関してのことを遠回しに伝えていたという解説もある。


そう、空中帝国にはその元となった伝承が存在するのだ。


空飛ぶ船、つまり『空中帆船』の目撃例がアイルランドにあった。

1200年頃、アイルランドのクロエラという町の上空に、空飛ぶ帆船が現れたという記述が残っている。



そして、中世ヨーロッパでは、天空に『マゴニア』という国があったと信じられていた。


9世紀のフランス、「リヨン」の大司教「アゴバルド」なる人物が『マゴニア』に関する出来事を記録している。

そこにはこうある。
「数日前、空飛ぶ船から落ちてきた4人の男女をマゴニア人だとして、民衆が迫害していた」と。


大司教「アゴバルド」は実在する人物であり、「ルイ敬虔王」とも呼ばれたローマ皇帝「ルートヴィヒ1世」の側近助言者集団にも選ばれており、怪しい人物ではない(と思う)。


空に浮かぶ島『マゴニア』こそ、『ラピュータ』のモデルであった。

『マゴニア』の語源は、ラテン語形で「magus(魔術師)」、つまり、「魔術師の土地」という意味だという説が有力らしい。

マゴニア人は科学者の集まりであるとも言われている。

また、天空を渡る船乗り達は『テンペスタリイ』と言われ、それはテンペストの語源である。
その意味は「嵐を呼ぶもの」。

嵐、雷雨、、

天鳥船神で、高天原から地上に降り立った『タケミカヅチ』。
『建御雷神』と書き、その神格は「雷神」である。


『マゴニア』こそ『高天原』なのではないだろうか。


『テンペスタリイ』と『マゴニア』。

天ペスタリイと孫ニア。


『天孫族』…




また、古史古伝『竹内文書』では、古代の天皇は『天の浮舟』に乗り、世界を巡行していたという。



古代インド、サンスクリットの叙事詩「ヴェーダ」や、ヒンドゥ叙事詩「ラーマヤーナ」には、『ヴィマナ』という空飛ぶ乗り物に関する記述がある。

『ヴィマナ』とは、サンスクリット語で「計り分ける」という意味になるが、現代のインドでは、「飛行機」という意味にもなるのだそうな。

サンスクリットの叙事詩には、空飛ぶ戦車が登場し、太陽神や他の神々、動物達が乗って空飛ぶ様が描かれている。


太陽神と言えば、日本では『アマテラス』である。

そして、古代メソポタミア「シュメール神話」では太陽神『ウトゥ』。

ウトゥはギルガメシュ叙事詩の『ウトナピシュティム』と同一だという説もある。

『ウトナピシュティム』とは方舟に乗り、大洪水を生き延びた人物。

旧約聖書の『ノアの方舟』の原形である。


サンスクリットの空飛ぶ乗り物に乗る太陽神と同一だとするならば、『方舟』とは、「空飛ぶ乗り物」であったのかもしれない。




今日は7/17。

特別な日である。

3つの重要な祭りが同時に行われる日。

京都の祇園祭り。
イスラエルのシオン祭り。
徳島の剣山本宮祭り。

そして、ノアの方舟がアララト山に漂着した日。

アークとお神輿は同じもの。

祇園祭の牛頭天皇とはスサノオであり、スサの王。

剣山とは、安徳天皇が草薙の剣を山の山頂に奉納したことから「剣山」になったのだそうな。

草薙の剣の持ち主は、スサノオであった。



今日は7/17。

ロマン溢れるこの日に、ロマン溢れる妄想が出来たことを嬉しく思う。


つづく。


ではまた❗


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余談


人類史上初めて遠洋航海を実践し、

太平洋の島々に住んでいたと言われている

『ラピタ人』。


関係ないのかなぁー。。