さて、60年に一度おこなわれる出雲大社の改修工事『大遷宮』。


平成の大遷宮は、2013年におこなわれ、伊勢神宮の遷宮とのダブル遷宮であった。



その十数年前となる2000年に、出雲大社敷地内で巨大な三本柱が発見されたことは有名である。


大社造りは9本の柱。



そのうち最も重要な

「心の御柱(しんのみはしら)」、

本殿の棟を支える

「宇豆柱(うづばしら)」、

そして

「側柱(がわばしら)」の三本が発見された。



その大きさは出雲に伝わる伝承通りであり、その図面通りの位置で出土した。



最初に発見された「宇豆柱(うづばしら)」は直径1.35メートルもの杉木を三本束ねて作られており、そこから推定すると、出雲大社がかつて上古の時代には32丈(97メートル)、中古の時代でも16丈(48メートル)の高さを誇る超巨大神殿であったという伝説が、真実味を帯びてきたということである。


この三本束ねた形状は「三つ巴紋」を連想させる。


この謎も深そうだが、一旦置いておいて。



出雲大社の主祭神『大国主』のことである。


 


一寸法師のモデルとも言われる『スクナビコナ』との『国造り神話』や、アマテラスら天孫に国を譲る『国譲り神話』、さらには『因幡の白兎』など逸話も多く、そして「偽り」も多いのだと思う。


別称も山程あり、『大国主』自体が「大王」など役職名だとされる説も。


別称の中でも特に気になるのは『大物主』。

『大物主』は奈良県桜井市に鎮座する『大神(おおみわ)神社』の主祭神であり、『三輪山』に祀られている。

「三輪」つまり「3つの輪っか」は出雲大社の三本柱との繋がりを感じるが。。


大物主は蛇神とされており、また、水神や雷神などの神格をあわせ持つ。

大神神社の付近にある「箸墓」の伝説では、あの卑弥呼説が囁かれる『倭迹迹日百襲姫(やまとととひももそひめ)』と言う姫が大物主神の妻となる。

※この姫様は第7代孝霊天皇の皇女と言われており、その弟はなんと、吉備津彦つまり「桃太郎」である。



箸墓伝説では、『倭迹迹日百襲姫』は大物主の本当の姿である「蛇」の姿を見てしまったのだそうな。


大神神社の境内には「巳の神杉」があり、大物主の化身である『白蛇』が棲むことから名付けられた御神木である。


つまり大物主は白蛇。


はて、白蛇といえば白竜を思い浮かべてしまう。


「白竜」とは本当の日本の大王『ニギハヤヒ』のことだ。


そして、太陽神でもある『ニギハヤヒ』は

『天照国照彦天火明奇玉神饒速日尊(あまてるくにてるひこあめのほあかりクシタマにぎはやひのみこと)』。



大物主は「丹塗矢伝説」にも登場し、そこでのヒロインは『玉櫛姫(たまくし)』だとも言われている。



ニギハヤヒの名にも「クシタマ」が。



クシタマとタマクシ。。


この共通点は見過ごすことが出来ない。


 

↑や、
 

↑等でも触れたが、

ニギハヤヒはシュメール神話の太陽神『ウトゥ(ウツ)』と同一神であり、日本神話上で「ウズ」「ウヅ」という字が入る神とも同一の可能性があると考える。


そして、

出雲大社の柱の名は…

『宇豆柱(ウヅばしら)』である。



つづく。


ではまた❗


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