さて、ピラミッドには大きく分けて二種類ある。


ひとつは、エジプトのように石を積み上げて最初から造られたもの。


もうひとつは、元々ある山を削り加工したものである。


古代日本で造られたピラミッドは後者であろう。


東北含め、日本各地には人工ピラミッドが多く存在する。





神武東征以前、日本が大和朝廷に支配権が移る前、『日高見国(ひたかみ)』は存在した。

古代蝦夷の領域であり、日本の始まりとも言われている国。


『大倭日高見国(おおやまとひたかみのくに)』は日本の美称であり、「太陽が高く輝く国」という意味なのだそうな。



『大祓祝詞』では「大和」を指し、後に『日本書紀』では、蝦夷の地、大和から見た東方の辺境の地などと表現される。


後から表現が変わる…つまり、大和朝廷による支配や、東北等に追いやられた為である。


 




岩手県を源流とする東北を代表する大河『北上川』。


北上川の東側、宮城県石巻市に鎮座する『日高見神社』は、古くは北上川の水神を祀っていたという。



『北上川』の語源については、「ヒタカミ」⇒「キタカミ」に訛化したのだという説があるのだそうな。



かつて、邪馬台国と双璧を成したとも称される『アラハバキ王国』。


関東から東北にかけて『アラハバキ』を祀る神社(隠されたりもしているが…)が多く存在する為、この『日高見国』と同一視されてもいるようだ。

 


 

さて、東北のピラミッドと言われる山々はレイラインで結ばれている。



結界。

鬼の封印。



『岩手』の語源には面白い説がある。

盛岡市三ツ割の東顕寺には、注連縄(しめなわ)が張られた三つの大石がある。

岩手山が噴火した時に飛んできたのだそうな。

この石を「三ツ石様」と呼び、この地の民は信仰していた。

ある時、鬼が悪さをし、困った民は「三ツ石様」に悪い鬼をこらしめるようお願いした。

たちまち三ツ石の神様が現れ、鬼を三つの大石に縛りつけた。

鬼は「もう二度と悪さはしません。」と許しを乞うた。

三ツ石の神様は、「二度と悪さをしないという記しを立てなさい」と言った。

鬼は三ツ石にペタンペタンと手形を押して、南昌山の彼方に逃げ去ったのだ。

そうしたことがあってからというもの、この地を「岩に手形」…『岩手』と呼ぶようになったのだそうな。。



ここでまず忘れてはならない疑問。

各地に残る伝承に登場する「鬼」は、果たして本当に悪い者だったのか…ということ。

歴史と同じく、都合よく改ざんされただけの可能性がある。

思い込みを捨てて考えてみよう。


古史古伝のひとつ、『九鬼(くかみ)文書』。

「鬼」を「かみ」と読んでいる。

出雲王朝の正統性を説くこの文書は「偽書」扱いされているが…

鬼とは本来なら『神』であった可能性があるということ。



もうひとつ、『岩手』の語源を。

太古、神が巨岩に手の封印をされた為に岩手の名が付いたという説。

しかもその封印は、人類最後の転換期が来る時まで開かれないという伝承がある。

レイライン上にもある『五葉山』こそ神の5本指を表すというのだ。


岩手は実は…五葉手(イハテ)だった。


さらに、「封印」というキーワード。

つまり、「岩手」は『岩戸』である。



かの童話作家、宮沢賢治氏の造語に『イーハトーブ』という理想郷が登場するが、これは、「岩手」の語源である『イハテ』からとったものだとか。



かつての日高見国『イーハトーブ(イハテ)』。


大和朝廷に支配された後も、「日高」「飛騨」「姫神」「氷上」など、形を変えながら、息を潜めて残っている。


封印。


解いたらどうなるのかなぁ。。



つづく。


ではまた❗


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