↑のつづき。

さてさて、トヨケ大神(豊受)のお陰で、天神七代目である『イサナギ』『イサナミ』は誕生した。

先代の天神六代目オモタルとカシコネには嫡子が産まれなかった。

では、イサナギとイザナミの親はどなたなのだろうか。


ホツマツタヱにはしっかりと記載がございます。


初代タカミムスビの御子である『アメカガミ』という神様は、ツクシ(筑紫、九州地方)に派遣され、統治をおこなっていた。

当時のツクシには灰が積もっており、開拓は困難だったのだそうな。

この「灰」とは鬼界カルデラの海底噴火によるもの。
※鬼界カルデラの噴火は、なんと約7300年前のことだと言われている。


アメカガミはそんな土地でも奮闘し、成果をあげた。

そんなアメカガミには嫡子がいなかった。

そこで、天神四代目のウビチニが、自らの皇子である『アメヨロズ』をアメカガミの元へ養子に出した。

ツクシの開拓の目処がたったところで、アメヨロズはソアサ(四国地方)に派遣された。

ソアサにも灰は積もっていたが、ツクシでのノウハウが役に立ち、統治は順調に進んでいった。

その後、
アメヨロズには『アワナギ』と『サクナギ』という御子が産まれた。
※四国で産まれたから「アワ(阿波)ナギ」なのでしょうね。
※後にサクナギには「イヨツヒコ」と「アワツヒコ」いう御子が産まれ、この二柱は四国を統治する(二柱は同一神の説も有り)。
「イヨ(伊予)」と「アワ(阿波)」。
四国が『伊予阿波二名』と呼ばれていた理由のひとつでしょうね。



そのうち、アワナギを日本海側のネ州(クニ)に派遣した。

アワナギは、ネ州を整え、シラヤマト(白山麓)からチタル(出雲)までを治めることとなった。


そんなアワナギにもまた、御子が産まれた。

イミナ(本名)は『ワカヒト』、
幼名は『カミロギ』、
ご存じ、後の『イサナギ』のことです。


イサナギは、五代目タカミムスビ『トヨケ大神(豊受)』の娘『イサコ』と結婚することになる。

このイサコこそが『イサナミ』。

なんと、イサナミはトヨケ(豊受)の娘だと記述されている。


そして、イサナギの姉は『シラヤマ姫』。
あの『菊理姫』のことでございます。

父上であるアワナギが、白山の麓を統治しており、そこで産まれたから『シラヤマ姫』だったのですね~。


そして、この後は↓の記事にも繋がってくるのです。

さて、
実は『アワナギ』の御子には
シラヤマ姫とイサナギの他に、
もう1柱の男神がおりました。

イサナギの弟の名は『クラキネ』。

このクラキネの娘こそが、多くの神様を巻き込む大変な騒動を起こしてしまうのだが…


それはまた別のお話。




つづく。


ではまた❗


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