【完全メソッド】グリルバーナー雪峰苑(GS-355)をシーズニングしてみた!!

今回、重量がネックだったスノーピークの焚火台BBQセットを卒業して、軽量化と収納性を兼ね備えたグリルバーナー 雪峰苑(GS-355)」を我が家の冬用キャンプギアとして迎え入れたため、使用前にシーズニングをしてみました。シーズニングって、色んな記事が出てますが、やり方がバラバラでどの順序が正しいのか分からなくなるので、そのメモ書きとしてもこのブログで記事にしておきます。

目次

シーズニングとは?

シーズニングとはスキレットや鉄フライパン、ダッチオーブンなど鋳鉄の調理器具を長持ちさせるためにするメンテナンス作業になります。シーズニングは、一番初めに使用する前に、工場などで防錆加工された成分を落とし、オイルなどの脂分を鋳鉄に染み込ませ、鉄臭さをとり肉などが焦げつくのを事前に防ぐ役割があります。また、初めて使用する前だけではなく、使用した後にも毎回、シーズニングを実施することにより、調理器具をより長く使用することができ、また使い込むうえで油が染み込んでいくことで、料理もおいしく焼けるようになります。

たくさんあるシーズニングの方法

調理器具のシーズニングの記事を見ていると、様々な方法や回数などが出てきますが、どれも順番がバラバラだったり、回数などに違いがあったりします。色んな記事を見てみて、一体どれが正しいの?ってなってかなり調べてみたのですが、結果、シーズニングって鉄に油(オイル)を染み込ませ、食材が焦げ付かないようになれば成功のようです。

そこで今回、グリルバーナー 雪峰苑(GS-355)にて、私が試したシーズニングの方法を出来るだけ細かく記載していきます。結果論としてそこそこ綺麗に黒光りしたので、成功だとは思います。

初回シーズニングのために準備するもの

初回シーズニングをするために、まず必要なものを準備します。

クズ野菜はキャベツの芯や、大根の葉っぱ、ニンジンや玉ねぎの皮など、普段捨ててしまうようなもので問題ありません。また水気のある野菜は避けた方がいいようです。

グリドル(鋳鉄

グリルバーナー 雪峰苑(GS-355)は、この分厚く2.7kgもあるグリドル (鋳鉄) が美味しく焼ける秘訣です。

一番初めに使用する前に初回シーズニングする

グリルバーナー 雪峰苑(GS-355)を箱から出したら、まず グリドル (鋳鉄) といわれる鋳鉄部分を取り出し、シーズニングしていきます。

シーズニングはオリーブオイルやサラダ油などを利用するので、室内で行うとかなり臭いがしますので換気が必要です。グリルバーナー 雪峰苑(GS-355)の場合は火元があるため、ベランダやお庭に出て行う事をおすすめします。スキレットや鉄フライパンなどのシーズニングの場合はカセットコンロなどがあれば、外でシーズニング作業ができます。

グリドル(鋳鉄)をお湯につける

グリドル (鋳鉄) を40度ぐらいのぬるま湯に約1~2分ほどしばらく付けます。お湯につけることで、 鋳鉄自体が防錆加工されていた場合などは成分を浮き上がらせて洗浄しやすくします。我が家では生協の発砲スチロールがたまたま置いてあったため、この中にお湯を溜めてしばらく付けました。

お湯に特殊な成分が浮き上がったような形跡はありませんでしたので、お湯につけるという手段がこのグリルバーナー 雪峰苑(GS-355)の グリドル (鋳鉄) に必要だったかは定かではありませんが、気持ち的にはきちんとシーズニングした感じにはなります。(笑)

グリドル(鋳鉄)を洗浄する

お湯につけ終わった グリドル (鋳鉄) を取り出し、中性洗剤で洗浄します。金タワシのような鋳鉄を傷つけるようなものは使わず、柔らかいスポンジなどで、全体をまんべんなく洗浄し、お湯で洗い流します

キッチンペーパーや布巾などで、軽く拭き取ります。

グリドル (鋳鉄) を空焚きして水分を飛ばす(※A)弱火~中火

グリルバーナー 雪峰苑(GS-355)の下にある受け皿に水をため、グリルバーナー 雪峰苑(GS-355)を組立て グリドル (鋳鉄) を一番上にセットします。

グリルバーナー 雪峰苑(GS-355)を使用する際は、空焚きであっても必ず水皿に水を溜めて使用するようにしましょう。

スノーピーク専用のガス缶をセットしてから、器具栓つまみを回してガスを放出し、点火ボタンを押して火をつけます。風などが強く点火しづらい時は、チャッカマンなどで火をつけるようにしましょう。

グリドル (鋳鉄) は器具栓つまみを目一杯回したのが、強火でそこからつまみを絞っていくと弱火になります。今回の水分飛ばしの温めは、弱火から中火ぐらいで行います。また グリドル (鋳鉄) は鉄板が分厚いため、約5分ほど全体が温まるまでかかります。全体が温ってくると グリドル (鋳鉄) に残っていた水分が飛んでいきます。

グリドル (鋳鉄) の表面にオリーブオイルを塗る(※1)

グリドル (鋳鉄) が暖まり水分が完全に飛んだら白い煙が出てきますので、煙が出てきたら、一旦火をとめて グリドル (鋳鉄) 全体にキッチンペーパーなどで、オリーブオイルやサラダ油などを薄くまんべんなく塗っていきます

オリーブオイルは全体に薄く塗るのがポイントですが、 グリドル (鋳鉄) の表面は凸凹しているので、キッチンペーパーなどで凹の部分も入念に隈なく塗っていきます

グリドル (鋳鉄) を空焚きする(※2)中火→弱火

表面にオリーブオイルをまんべんなく塗り終わったら、 グリドル (鋳鉄) を空焚きします。この時、一気に強火で空焚きせず、中火ぐらいでゆっくりと グリドル (鋳鉄) を温めながら、シーズニングを行うことで、オイルがじんわりと鋳鉄に染み込んでいきます。

そして、オリーブオイルから白い煙が出てくるまで、じっくり待ちます

上の写真のように煙が出てきたら弱火にして、白い煙が出なくなるまで待ちます

グリドル (鋳鉄) 自体が温まってない場合、この煙が消えるまで約15分ほどかかりました。

グリドル (鋳鉄) を冷ます(※3)

白い煙が出なくなったら火を止めて、 グリドル (鋳鉄) を自然に冷まします。

この冷ますという行為自体は、何層にも油膜を張る場合に改めてオリーブオイルを塗る必要があるので、その時に火傷しないようにするためなので、キンキンに冷ます必要はありません。

(※1)から(※3)をお好みで繰り返す

油膜を何層にも施したい場合は(※1)から(※3)までを、3回から4回繰り返すことで、何層にも油が染み込み、鋳鉄がどんどん黒光りしていきます。何回繰り返せばいいの?という疑問は、色々調べた結果、分かったのが

お好みでっ!

大丈夫みたいです。結局、日々の使用後のシーズニングのメンテナンスの方が重要であって、初回の利用時に何回塗るかはそこまで重要じゃないようで、使用後に毎回メンテナンスをしていくことで、どんどん、あなた好みの黒光りしていくようです。

この美しい人生を限りない喜びをグリドルに♪

Google画像より引用

クズ野菜を炒める

油膜をお好みで何層か張ったら、最後の仕上げにクズ野菜を炒めます

グリドル (鋳鉄) を温めてから、あらかじめ用意していたクズ野菜を炒め、焦げ付く一歩前ぐらいまで炒めます。これをすることで鉄独特の臭みを取る効果があると言われています。

グリドル (鋳鉄) 自体にまんべんなく、クズ野菜を炒めていきます。

炒めたクズ野菜は捨てます。

白菜の芯があったので使ってみたら、途中水分が出てきたりして、やっぱり水気のある野菜は使わない方がいいと思いました。(笑)

グリドル (鋳鉄) を水洗いする

クズ野菜を炒め終えたら、水洗いをして グリドル (鋳鉄) を洗い流し、(※A)の手順で水分を飛ばします。

一度、シーズニングを終えたら必ず洗剤を使用して洗う事はしてはいけません。洗剤を使ったら、シーズニングにて染み込んだ油が分解されてとれてしまうため、またいちからシーズニングの作業が必要になります。

オリーブオイル(サラダ油)を仕上げに塗る(※4)

水分が飛び、程よく温まった グリドル (鋳鉄) に、最後の仕上げにオリーブオイル(サラダ油)を全体に薄くまんべんなく塗ります

自然に冷ます(※5)

最後は火を入れる事なく、自然に グリドル (鋳鉄) を冷ますと、黒光りしたグリドルが出来上がります

裏面はクズ野菜以外の手順を行う

グリドル (鋳鉄) の裏面にも念のため、シーズニングを行うことで錆などがつかないようにします。手順としては

必要であれば(※A)を行いその後、(※1)~(※5)までを裏面に対して行います。

初回シーズニング後の保存方法

初回シーズニングを終えた鋳鉄のものは新聞紙などで包むと、防錆などの高価があるようなので、 グリドル (鋳鉄) に関しても出来れば新聞紙などに包んで保存することをお勧めします。

これで、一番初めの使用前の初回シーズニングは完了になります。

初回シーズニングの所要時間

何回、お好みで油膜を張るかにもよりますが、私の場合、油膜を二層コーティング(つまり、※1~※3を合計2回)だけして、約1時間ぐらいでシーズニングは終了しました。おそらくスキレットや鉄フライパンだとそこまで時間がかからないと思いますが、グリルバーナー 雪峰苑(GS-355)の グリドル (鋳鉄) は厚みもあって、温まるまでかなりの時間を要します。

特に中火や弱火でじっくりとオイルを染み込ませたら、かなり時間がかかるので、時間に余裕をもってシーズニング作業に入ることをお勧めします。

使用後のシーズニング

購入してすぐ、一番初めに使用する前のシーズニングは、かなり手間がかかりますが、BBQなどでグリルバーナー 雪峰苑(GS-355)を使用後のシーズニングは、ほとんど手間がかかりません。他の調理器具を片付けするより簡単かもしれません。

鋳鉄製の調理器具を長持ちさせ、使っていく度に料理が美味しく焼けるような鉄板に育てるには、この日々の使用後のシーズニングが非常に重要になってきます。

使用後のシーズニングで準備するもの

  • キッチンペーパー
  • オリーブオイル

使用後は グリドル (鋳鉄) を水洗いする

先に述べた通り一度、シーズニングを行うと鉄板自体に油やオイルが染み込んでいるため、冒頭で使用したような中性洗剤など、一切の薬品を使用することは出来ません。そのため、BBQなどでグリルバーナー 雪峰苑(GS-355)を使用した後に水洗いする場合は鉄を傷つけるような金タワシを避け、柔らかいスポンジなどを利用するようにしましょう。

焦げなどがついて取れにくい場合などは、お湯などに付けて汚れが浮き上がってくるまで待ってみたりするのもいいかもしれません。

洗剤を使用しても鋳鉄に何も問題ありませんが、シーズニング作業はいちからになります。

グリドル (鋳鉄) を空焚きして水分を飛ばす

水洗いした グリドル (鋳鉄) は、キッチンペーパーなどで軽く拭いた後に、温めて水分を飛ばします。

グリドル (鋳鉄) にオリーブオイルを塗る

乾いた グリドル (鋳鉄) に、オリーブオイルを薄くまんべんなく塗ります。

自然に冷ます

自然に グリドル (鋳鉄) を冷まします。

グリドル (鋳鉄) を新聞紙などで包み込む

グリドル (鋳鉄) を新聞紙などで包み、保存します。

まとめ

初回シーズニングも大事ですが、この使用後の毎回のシーズニングが、 グリドル (鋳鉄) だけに関わらず鋳鉄の調理器具を長持ちさせるには大事になります。面倒くさがらず、毎回シーズニングをすると調理器具にも愛着が湧いてきます。私もヒロシの鉄板で毎回シーズニングしていますので、この グリドル (鋳鉄) に関しても大事に育てていきたいと思います。

グリルバーナー 雪峰苑(GS-355)のシーズニングの案内でしたが、いかがでしたでしょうか。

他にも色々なキャンプギアを購入していますので、またぼちぼち書いていければと思います。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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