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旅の体験談

三重・赤目四十八滝の観光、ハイキングコースと渓谷や名瀑が織りなす景観を紹介

赤目四十八滝の紹介サムネ

三重県と奈良県の境には、「赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)」と呼ばれる数々の瀑布が連なった景勝地があります。

室生赤目青山国定公園の中心にて、約3.3kmに及ぶ道のりが続く大自然が造り上げたアートな景観は見事なり。マイナスイオンをたっぷり浴びながら、ハイキングとしゃれこもう。

パワースポットとしても人気が高く、桜や新緑、紅葉など四季折々の豊かな表情を魅せてくれます。

そのような景観を眺めながらハイキングしていると、まるで森の精霊からパワーを授かったような清々しい気持ちで過ごせるでしょうね。

本記事では、赤目四十八滝のハイキングコースや代表的な「赤目五瀑」を中心に赤目四十八滝の魅力を紹介します。

本記事は、以下に該当する人向けです。

  • 自然鑑賞やハイキングが趣味
  • 三重県の自然鑑賞スポットのおすすめを探している
  • 赤目四十八滝の見どころを知りたい

赤目四十八滝とはどんなところ

赤目四十八滝の遊歩道を歩く
赤目四十八滝の遊歩道を歩く

赤目四十八滝は、三重県名張市を流れる宇陀川支流の滝川沿いに流れる滝の総称です。

ハイキングコースとして遊歩道が整備されており、奥まで歩いて進む道中には、大小様々な23瀑の滝を見ることができる。また、滝の落差自体はそれほど大きくはありませんが、滝壺が比較的大きいのが特徴ですね。

室生赤目青山国定公園の一部に指定されており、渓谷に流れる滝の美しさから色々な百選に選ばれました。

  • 森林浴の森100選(1986年選定)
  • 日本の滝百選(1990年選定)
  • 遊歩百選(2002年選定)
  • 平成の名水百選(2008年選定)
赤目ビジターセンター
赤目ビジターセンター
赤目四十八滝の入口前には商店が連なる
食事処や売店が連なる

赤目四十八滝の周辺には赤目ビジターセンターを始め、食事処や売店が連なっているので、散策前後に立ち寄ってみよう。

ちなみに、滝を表す「四十八滝」とは、日本の滝群に付けられる名称です。一般的には、特定の地域に複数の滝がある場合に用いることが多い。

この言い回しを知らない人からすると、名前から判断して48個の滝があると勘違いするかも知れません。確かに千本鳥居も実際に千本ある訳ではないですね。

赤目四十八滝のハイキングコースと所要時間

赤目四十八滝のハイキングコース
赤目四十八滝のハイキングコース

ハイキングコースは、遊歩道が整備されているので比較的歩きやすいです。そのため、美しい滝を眺めながら森林浴を楽しめます。

赤目水族館からスタートして、基本的に一本道なので道に迷う心配はないだろう。途中から勾配のある山道を歩く長坂山トレッキングコースへ分かれていますが、滝鑑賞がメインであるならば、渓谷沿いのハイキングコースを歩きましょう。

たくさんある滝の中でも不動滝・千手滝・布曳滝・荷担滝・琵琶滝は「赤目五瀑」と呼ばれており、ひと際注目度の高い滝だ。どこまでハイキングするかは、これらの滝をポイントにすると分かりやすいです。

そこで、スタート地点となる赤目水族館から赤目五瀑までの走行距離と所要時間を以下にまとめました。

滝名走行距離所要時間(片道)
不動滝(ふどうだき)約230m約6分
千手滝(せんじゅだき)約800m約20分
布曳滝(ぬのびきだき)約900m約23分
荷担滝(にないだき)約2.6km約70分
琵琶滝(びわだき)約2.9km約80分

日頃からウォーキングをされているのであれば、赤目五瀑制覇は難しくないと思いますが、そうでない方は少ししんどいかも知れません。

なので、しんどいと感じたならば道中にある東屋やベンチに座って、適度に休憩を入れながら歩いて下さいね。

ハイキング初心者や時間が取れない人ならば、不動滝・千手滝・布曳滝のいずれまで歩いて折り返すのが無理がないのでおすすめです。

中上級者ならば、荷担滝・琵琶滝まで歩いてみよう。琵琶滝の先には、最後の滝・岩窟滝(がんくつだき)がありますが、ここまでの走行距離は約3.3kmあり、所要時間は徒歩約90分ほどかかります。

初心者は不動滝・千手滝・布曳滝のいずれかまでを目指すのが吉

赤目水族館
赤目水族館

まず初めに訪れるのは、赤目水族館です。この水族館前で受付を済ませると、赤目四十八滝へ入山できますね。受付では、赤目四十八滝のマップが描かれたパンフレットをもらっておきましょう。

赤目水族館には、珍しいサンショウウオがいるぞ。この水族館の中を通り抜けると遊歩道のスタート地点へ合流します。

ここから先にトイレは一ヶ所しかないので、入山する前にトイレを済ませておくのが無難です。

歩きやすい遊歩道
歩きやすい遊歩道

出入り口付近の遊歩道を見てみると、気楽に歩ける雰囲気が漂っているではないですか。実際、布曳滝までは比較的ならだかな道なので、ハイキング初心者でもそれほど苦も無く歩けるだろうな。

行者滝
行者滝
霊蛇滝
霊蛇滝

赤目五瀑の一つ不動滝へ到着するまでには、行者滝・銚子滝・霊蛇滝を見つけました。

赤目四十八滝は、観光しやすいようにそれぞれの滝の近くには、名称標があるので、受付時にもらうマップと照らし合わせると、今自分がどこにいるのかが分かりやすいですね。

橋の上から不動滝を鑑賞
橋の上から不動滝を鑑賞

不動滝の手前の石段を上った先には橋が架けられており、橋の上を渡りながら不動滝を鑑賞できる。雨の日や雨上がりの日は、滑りやすくなるので気を付けよう。

不動滝など赤目五瀑については後でくわしく説明しますが、不動滝を見るだけでも十分な満足感を感じます。ここまでなら往復で約12分しかかからないので、時間がない人におすすめです。

さらに奥へ歩いていくと、乙女滝や大日滝、そして赤目五瀑の千手滝と布曳滝を鑑賞できる。

トイレ
トイレ

特に千手滝へ向かう道中には、貴重なトイレがあるぞ。布曳滝までに至る道中は、コンクリートで敷かれた歩道が多いので、のんびりとハイキングを楽しめます。

布曳滝まで往復することを考えると、所要時間は約46分ほどかかるかな。滝の鑑賞時間を含めると、全体の所要時間はだいたい60~70分ほどみておきたい。

美しい渓谷の風景を堪能しながらハイキングを楽しんで下さいね。

中上級者は荷担滝または琵琶滝まで目指そう

足元に注意して歩こう
足元に注意して歩こう

布曳滝から先の道は、これまでとは違って険しい道が増えてきます。健脚向きのコースといえるでしょう。なので、のんびりハイキングを楽しみたい人は、折り返すのが無難ですよ。

挑戦する場合は、事前準備をしっかりと整えておきたい。出来るだけ補給食や飲み物を持参していると安心できます。

姉妹滝
姉妹滝

布曳滝から赤目五瀑の「荷担滝」へ向かう道中では、竜が壺・七色岩・姉妹滝・柿窪滝・笄滝・雨降滝などたくさんの見どころが点在している。

竜が壺
竜が壺

竜が壺では、滝壺の深さは50mもあるというのだから落ちたら大変だ。

言い伝えによると、滝壺には竜神が棲んでいるそうですよ。

美しい渓谷

川面へ目を向けると、川底まで見通せる美しいエメラルドグリーンが印象的です。私が訪れた日は曇りでしたが十分に綺麗でした。晴れていれば陽光に照らされ、さらに美しさがアップするだろうな。

少し疲れていても、深呼吸するだけでパワーをチャージできてしまうほど、自然の気が満ちているように感じます。さすがはパワースポットと呼ばれるだけのことはある。

雨降滝
雨降滝、滝だといわれなければ気付かないかも

こちらの雨降滝の前を通る際には、頭上に向けて滝の雫か落ちてくるかも知れません。特にカメラを持ち歩いていると、意図せず濡れてしまうかも知れないので気を付けて下さいね。

スタート地点から約70分ほど歩くと荷担滝へ到着。大岩をはさみ2手に分かれて流れる様は見事なり。苦労して歩いたかいがありました。

さらに奥へ向けて約10分ほど歩けば琵琶滝へ到着します。荷担滝と琵琶滝の距離は比較的近いので、時間に余裕があれば琵琶滝まで歩いて、ぜひ最後の赤目五瀑を鑑賞してみよう。

雛段滝
雛段滝、荷担滝の次に現れる滝で雛壇のようになっている景観が特徴的

琵琶滝まで往復することを考えると、所要時間は約160分ほどです。ここに至るまでに色々な滝や岩盤、巨石など見どころが多く立ち止まって鑑賞していると、結構な時間がかかるものだ。

そう考えると全体の所要時間は、3.5~4時間ほどみておけば余裕を持って行動ができます。

赤目四十八滝を代表する5つの滝「赤目五瀑」に注目

赤目四十八滝の中でも見どころ抜群の滝が「赤目五瀑」と呼ばれる「不動滝・千手滝・布曳滝・荷担滝・琵琶滝」の5つの滝です。

それぞれの滝の魅力を紹介します。

迫力満点の「不動滝」

不動滝
不動滝

不動滝(ふどうだき)は、赤目四十八滝の中でも水しぶきを肌で感じられるほどの豪快な水量が魅力的です。さらに流れる水の軌跡がとっても綺麗なのも良し。

落差は15m、幅7mもあるため、ここまで辿り着くまでに鑑賞した滝と比べて、ひと際大きく迫力満点ですね。

橋の向こう側に滝が見える景観
橋の向こう側に不動滝が見える景観が良し!

不動明王にちなんで名づけられたそうな。確かに滝をずっと眺めていると、不動明王と同じく人々を救う慈悲深い存在だと思えるのが不思議だ。

明治時代中期までは、この不動滝より奥は深山幽谷の原生林だったそうで、修験者のみしか入れなかったそうですよ。つまり聖地と呼ばれていたのだろうな。

そう考えると、今私たちが赤目四十八滝を鑑賞できるのはとてもありがたいことですね。

美しい景観の「千手滝」

千手滝
千手滝

千手滝(せんじゅだき)は、落差自体は不動滝と同じ15mですが、澄んだ滝壺が広がっています。

特に滝壺に満たされた水の色合いが良い感じなので、印象に残りました。

幅は4mと不動滝の半分ほど。けれど、黒い岩肌や周囲を囲む樹木の中で流れ落ちる白い水の景観はバランスが素晴らしいぞ。落差は小さいですが、滝の前は開けており開放感がたっぷり♪

美しい落水が見れる
美しい落水が見れる

名前の由来は、岩を伝って千手のように落水するところからつけられた説と、千手観音にちなんでつけられたという説の2つがあるという。

どちらの由来でも納得できる景観には違いありませんが、個人的には「千手のように落水する」に一票を投じたい。それだけ落水の景観が美しいですね。

小屋のベンチに座りながら千手滝を鑑賞しよう
千手滝の前にある小屋

滝壺の近くには小屋が整備されており、屋根の下でベンチに座りながら滝を鑑賞するポイントとなっています。これは実に嬉しい配慮ですね。

マイナスイオンを浴びながら心地よく過ごしましょう。

一条の布をかけたように落ちる「布曳滝」

布曳滝
布曳滝

布曳滝(ぬのびきだき)は、一言で表すならば「優美」という言葉が似あう滝です。

高さは赤目五瀑の中でトップとなる30m。その高さから一枚の白い布をなびかせるように流れおちる様子が素晴らしいですね。全国にある布引滝の中でもトップクラスの滝なんだそうな。

横から眺めると、意外と傾斜が緩やかになっているため、正面とはまた違った雰囲気が見て取れる。

岩肌の質感が凄い
岩肌の質感が凄い

何よりも磨かれた岩肌と大きな滝壺に優美な白い滝の組み合わせは、他の滝とはまた違った魅力を醸し出しています。

増水時には、普段とは違うパワフルな姿に変貌を遂げそうですね。

渓谷随一の景観を誇る「荷担滝」

荷担滝
荷担滝

荷担滝(にないだき)は、滝の中央に位置する大岩を挟んで、流れが二手に分かれる景観が印象的です。

この二手に分かれてる様子が、荷物を綺麗に振り分けて担っているように見えることが名前の由来なんだとか。

落差は8mと赤目五瀑の中では一番低いため、比較的迫力にかけてしまいますが、奥行きがあり景観全体の趣きが素晴らしいですね。

景観全体のバランスが良い
景観全体のバランスが良い
見る角度によって様々な表情をみせる
見る角度によって様々な表情をみせる

夏は新緑、秋は紅葉が美しく映え、季節ならではの景観を楽しめます。特に紅葉シーズンになると、観光客で混雑しやすくなるという。なので、混雑を避けた人は、朝一に入山するのがおすすめです。

様々な角度から荷担滝を鑑賞していると、穏やかで心和む雰囲気を感じるだろう。個人的には、赤目五瀑の中で一番気に入りました。

楽器の琵琶に似ている「琵琶滝」

琵琶滝
琵琶滝

琵琶滝は、赤目五瀑の中では最奥にあり、奈良県との県境にある滝です。

絶壁に囲まれた岩風呂のような岩壺は蒼色が深く印象的。落差15mのある滝と滝壺を合わせた形状が楽器の琵琶に似ています。

最後に現れる五瀑に相応しい貫禄
最後に現れる五瀑に相応しい貫禄

滝壺からあふれ出る水流や、手前の石畳もいい感じ。まるで琵琶の音色を奏でたような雰囲気を感じるぞ。

勢いよく地面に向けて流れてから、緩やかに段差のある岩の上を流れる様子から「剛柔併せ持つ」という言葉を思い浮かべました。

そのような景観をじっくりと眺めていると、心が落ち着きますね。

巨大な岩壁や奇岩が織りなす赤目渓谷の風景

赤目渓谷の風景
赤目渓谷の風景

赤目四十八滝では、赤目五瀑を始めとする大小様々な滝たちが注目を集めますが、滝を含めた豊かな自然そのものが魅力的ですね。

遊歩道を歩いていると、ふと奇岩が立ち並んでいるのを発見したり、天に向かってそびえる岩壁が現れたりします。

長い年月をかけ、水の流れなどにより浸食されて造り出された自然の美しさというのは感動的ですよ。

それに加え、緑豊かな春、涼しさを感じられる夏、木々が赤色に染まってゆく紅葉など季節ごとに違った魅力を醸し出すのが素晴らしい。

人の手では造り出せない自然の造形美というのは、いつの時代でも多くの人の心を魅了します。

そこで、赤目渓谷の風景をダイジェストで紹介。

迫力ある絶壁
迫力ある岩壁
まるで水墨画のような景色
まるで水墨画に登場するような景色
カメの甲羅のような岩
カメの甲羅のような岩を発見、リアル過ぎませんかね~
雰囲気の良い苔の風景
苔の雰囲気が実に良い

どうですか、魅力的な景色に驚くでしょ。空気が美味しくて、歩いているだけでリフレッシュが図れるというものだ。

七色岩
七色岩(遊歩道の左側にある大きな岩)

渓流の中には、たくさんの巨岩が転がっており、その中には名前をのついた岩もある。その一つがこちらの「七色岩」です。

岩の上には、マツ・サクラ・ツツジ・モミ・カエデ・アカギ・ウメモドキという7種類の植物が自生しています。

これらの植物が季節ごとに花を咲かせ、七色に姿を変えるそうな。なるほど、だから七色岩という名前がついているのですね。

八畳岩
八畳岩

こちら「八畳岩」です。名前の通り、広さが八畳敷ほどあるみたい。

弘法大師が修行をした際にたくさんの天童がこの上で踊ったそうですよ。そのため、天童舞台石という別名が付けられています。

赤目四十八滝の見どころは、渓谷全体といっても過言ではないでしょう。美しい景色に目を奪われすぎていると、時間が経つのが早く感じますね。

中間地点にある「百畳岩」で一休み

百畳岩
百畳岩

ハイキングコースの中間地点あたりには、百畳岩の総称で呼ばれる場所へ辿り着きます。

スタート地点から約2kmほどの地点にあり、百畳茶屋という休憩所があるのでこの場所で一休みしていこう。

茶屋の前から緩やかな傾斜となっており、一枚岩の大きな岩盤が広がっている。名前の通り、百畳敷ほどあるみたい。広々としているので開放感があるのが良いですね。ベンチに座って休憩をしたり、岩に腰かけて水に触れたりできます。

茶屋では飲料を無人販売しているのが、必要に応じて入手して下さいね。後にも先にも飲料を入手できるのはここしかありません。

表面に「百畳岩」と刻まれている大岩
表面に「百畳岩」と刻まれている大岩
無人の飲料販売
無人の飲料販売(200円/本)

じゃんじゃの水と赤目牛

じゃんじゃの水
じゃんじゃの水

赤目水族館へ向かう道中で見かけるのが、「じゃんじゃの水」と呼ばれる湧き水スポットです。

古来より心を清め幸せを呼ぶといわれているとか。かつて伊賀忍者が修行の際にもこの水を使い、身を清めたそうですよ。

湧き水の注ぎ口が、サンショウウオの形をしているのが面白い。残念ながら、この湧き水は飲料水ではありません。誤って飲まないように気を付けて下さいね。

赤目牛
赤目牛

入山すると、打って変わってサンショウウオではなく、牛の置物を見つけました。それが「赤目牛」です。入山後に不動滝へ向かって歩いていると突然現れます。

役行者が修行中に赤い眼の牛に乗った不動明王と出会った言い伝えがあるという。それが「赤目」の地の由来になっているというのだから、これも縁なのであろうな。

赤い目をしたこの赤目牛像を撫でると、目にいいというご利益を授かるそうですよ。気になる人は、ぜひ優しく撫でて下さいね。

赤目水族館でオオサンショウウオにご対面

オオサンショウウオ
オオサンショウウオ

渓谷の入口となる赤目水族館では、国の特別天然記念物であるオオサンショウウオを始め、9種約50余匹が飼育展示されています。

渓谷保全料にこの水族館の入館料は含まれているので、実質無料で見学できるのは嬉しいですね。

オオサンショウウオ同様、綺麗な川にしか生息しないと言われているアマゴを始め、ヨシノボリやカワムツ、ギンブナなどの渓谷内の魚たちや両生類を見物できるのが面白い。

苔の鑑賞
苔の鑑賞

また、渓谷内に生息するコケ類を展示しており、渓谷の多様な生態系を学べます。

渓谷内で野生のオオサンショウウオと出会える可能性はゼロではありませんが、そもそも夜行性の彼に日中出会うには豪運が必要だろうな。

なので、水族館でじっくりとオオサンショウウオを見物してはいかがですか。

赤目四十八滝をハイキングする際の服装と注意点

赤目四十八滝をハイキングする際には様々な注意事項がある

赤目四十八滝のハイキングコースは遊歩道が整備されていますが、ゴツゴツとした岩場や滑りやすい場所などが多数あります。

なので、動きやすい服装で入山すること。さらにスニーカやトレッキングシューズを履くのがおすすめです。

また、山の気候というのは変動しやすいので、マウンテンジャケットやレインウェアをあらかじめ用意していると安心できる。特に夏場は、虫が寄りやすいため、携帯用の虫よけスプレーを常備して、肌の露出が少ない服装が良いですね。

服装以外にも赤目四十八滝へ入山する際には、以下の注意点を守りましょう。

  • 入山規制を確認する
  • 緊急時の連絡先や手段を確認する
  • ゴミは持ち帰る
  • 暗くなる前に下山する

台風の接近や大雨時などの影響により入山が禁止になることがあるので、あらかじめ公式サイトで確認しておこう。

もしハイキング中に怪我や事故などトラブルが発生した際には、管理センター(TEL 0595-63-3004)へ連絡して下さいね。

緊急BOXの設置場所
緊急BOXの設置マップ(SOSマークの場所)

ハイキングコースは、奥へ向かうほど携帯電話が通じない場所が多くなりますが、ご安心して下さい。というのは、コース上には「SOS」と大きく描かれた緊急BOXが至るどころに設置されています。

緊急BOX
緊急BOX
緊急BOXの中
緊急BOXの中

BOXの中には、トランシーバーが用意されているので管理センターへ連絡を入れて下さい。連絡方法は、BOX内に記載されています。

また、食料や飲料、吸い殻などゴミを出したら必ず持ち帰ろう。ゴミを放置しておくと、自然・生態系に影響を与えます。

下山時間に気を付けよう
下山時間に気を付けよう

最後に暗くなる前に下山するように。渓谷内には基本的に照明がありません。真っ暗な中を歩くのは大変危険なので、必ず下山時刻を厳守して下さい。17:00を過ぎると、緊急時でも対応できなくなります。

特に午後から入山する際には、あまり奥まで歩かないのが無難かな。また、出入り口となる赤目水族館は通常17:00に閉まりますので、時間に余裕を持って戻りましょう。

赤目四十八滝の基本情報とアクセス

住所三重県名張市赤目町長坂861-1
電話番号0595-63-3004(赤目四十八滝渓谷保勝会)
営業時間夏季(3月第2金曜日~11/30)8:30~17:00
冬季(12/1~3月第2木曜日)9:00~16:30
定休日1月~3月第2週までの木曜日
入場料
(渓谷保全料)
大人 1,000円
小人(小学生・中学生)500円

【アクセス】

  • 近鉄・赤目口駅から約10分ほどバスに乗って「赤目滝」下車後、徒歩約5分
  • 名阪国道「上野IC」から車で約45分
  • 名阪国道「針IC」から車で約40分

赤目四十八滝の駐車場

赤目渓谷の周辺には、無慮駐車場があります。(普通車 300台)

まとめ

滝の風景

三重県名張市にある「赤目四十八滝」は、関西を代表する名瀑が連なる景勝地です。

マイナスイオンたっぷりの渓谷を歩きながら、大小様々な23瀑の滝を見物できます。川面に映る青々とした木々の様子や巨大な岩壁、削り落ちた大きな転石など大自然が造り上げた景観美を楽しみましょう。

また、赤目四十八滝では魅力的なイベントを開催しています。「滝参りスタンプラリー」や「キャンドルナイト」などイベントと組み合わせれば、また違った面白さを満喫できるだろうな。

ハイキングコースは片道だけで約3.3kmもありますが、道中で休憩を取りながら歩けば、代表的な「赤目五瀑」を制覇するのも難しくはありません。

準備を万全に整えて、赤目四十八滝の観光を楽しんで下さいね。



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年齢:40代。
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私にとって自転車旅が一番の楽しみであり、知らない土地、景色、一期一会の出会いなど様々な体験をしました。当ブログでは、自転車旅などを通じて体験した事や訪れた絶景・観光スポットについて紹介します。また、自転車全般に役立つ情報を発信しています。

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